厚木市古民家岸邸の続き。
2階の板の間の階段ホールに上ってきた。2階には洋室も1室あり、窓からタイル壁が見える。
う~んわくわくする~~!お楽しみは後に取っておいて、先に和室から見よう。
2階には広々した3間続きの座敷がある。
まず目に入るのは正面側の廊下の窓。桟と欄干の面白い形がずらりと連続したさまに目がぐいぐい惹きつけられる!
1階の客間の廊下のガラス障子と同じように一部にすりガラスをはめてあるが割付のデザインが「お多福窓」と
呼ばれる形である。すりガラスの部分が白いラインになってカットガラスのように見え洋風なイメージを
醸し出している。
転落防止のために取り付けられた和風の欄干の丸い形と重なって面白いシルエットを見せている。
3室全てにつながる廊下は6間もの長さ!
そして右を向くと、一番奥の廊下の赤い市松模様のガラス窓!!うひゃあ~~~!
これを見て声をあげない人はいないのでは!?なんと派手で鮮やか!!
落ち着いて、手前の部屋から順に見て行こう。
この家は全体的に装飾づくしだが、天井も部屋ごとに違った意匠で、それぞれ上質の材が使われている。
階段に近い部屋の天井は押縁が横方向の3本しかない。種類の違う木材の一枚板を段違いに並べ、その厚み分を
切り欠いた材で押さえてある。中央の黒っぽいのは神代杉。この幅、この長さ、タダモノではない。。。
襖は銀箔が貼られ落ち着いた光沢を見せる。引き手も派手ではないが渋い襖に調和している。
階段ホール側の建具は中央に細かい組子が入っている。
真ん中の部屋の欄間もまた素晴らしい。六角形のハニカムデザインと麻の葉を組み合わせた美しいデザイン。
そして一番奥の座敷、設えられた床の間は比較的シンプルに見えるが、床柱の太いこと!!
書院の繊細な意匠の技術にはもう感嘆しかない!
隙間の少ないこんな組子は見たことないなぁ~連続花模様がとってもカワイイ。
欄間の彫刻の立体感も半端ない。
欄間の立体的な彫刻は裏側から見ると翁の後ろ姿がちゃんと彫られている。それだけ板が分厚いわけだ。
そして赤い色ガラスがはまっているのが、廊下の外側に張り出した、奥行き半間、長さ3間の畳敷のスペース。
これはいったい何だ?出窓?小上がり?ショーウィンドウ!?白い部分は結霜ガラスが使われている。
3間の長さにわたって続く赤白の市松はもう圧巻!!こんな度肝を抜くような派手な窓、当主の岸氏はいったい
何を考えて作ったのだろう。人を驚かせて楽しんでいたのだろうか(笑)、いやはやすごい空間だ。
銅板葺きの屋根。
さて、ついに洋室だ。なぜか和室の座敷よりも少し低くなっていて、階段を2~3段下りなければならない。
うわぁ素敵~~!!広さは8畳程度とそれほど広くはないが、腰板や天井のレリーフやドアや窓・・・本当に
こだわったデザインと丁寧な仕上げ、それに当時のままの雰囲気がよく残っていて、最高に素晴らしい~~
中央の照明はオリジナルと見える。周囲の4つの照明はあとで追加したものと見えるが、ガラスの笠の模様が
天井や壁に映りなんとも幻想的な感じ。。。
こちら側の窓と奥の廊下の窓はお揃いで、お多福窓と市松格子を組み合わせたデザイン。
すりガラスと透明ガラスの正方形の市松が上品で洋室にも違和感なくはまっている。
驚くのがこちらのドア、かわいいハート形の窓~~~奥さんか娘さんの部屋だったのかなあ。
展示してあった、建築当初の岸邸の絵図。当時は周囲は畑ばかりで、岸邸の敷地は今よりずいぶん広く、
客用の玄関はまだなかったことが見て取れる。客用玄関はあとから改築で作られたという。派手なガラスなども
あとからの改築で作られたのではないかと想像する。
あぁ隅から隅までスキのない上質な意匠の数々。素晴らしかった!最後にお庭から建物を眺めよう。
ここに着いた頃から降り出した雨はすでに本降りになっていて、雨粒が写り込んでうまく撮れないほどに(汗)。
庭に入る門の軒裏はこんな網代が組まれていた。
二階の赤白市松の窓は、夜に明かりが灯ったらいったいどんなふうに見えるのだろう~~
1階の座敷裏の廊下の青い壁が外からよく見える。床下までデザインされていてすごい。
タイル貼りのあの部分が洋室だ。不思議としっくりおさまっているなぁ。
写真がめちゃくちゃ多くなってしまったが、これでもだいぶ端折ったのだ。こんな素晴らしい建物はまさに
厚木市の宝。残して頂いた岸家と厚木市に感謝だな!
大雨予報でお客が少なくゆっくり見れたのはよかった。アクセスの悪さがネックだけど、天気のいい日に
もう一度見に行きたい。
2階の板の間の階段ホールに上ってきた。2階には洋室も1室あり、窓からタイル壁が見える。
う~んわくわくする~~!お楽しみは後に取っておいて、先に和室から見よう。
2階には広々した3間続きの座敷がある。
まず目に入るのは正面側の廊下の窓。桟と欄干の面白い形がずらりと連続したさまに目がぐいぐい惹きつけられる!
1階の客間の廊下のガラス障子と同じように一部にすりガラスをはめてあるが割付のデザインが「お多福窓」と
呼ばれる形である。すりガラスの部分が白いラインになってカットガラスのように見え洋風なイメージを
醸し出している。
転落防止のために取り付けられた和風の欄干の丸い形と重なって面白いシルエットを見せている。
3室全てにつながる廊下は6間もの長さ!
そして右を向くと、一番奥の廊下の赤い市松模様のガラス窓!!うひゃあ~~~!
これを見て声をあげない人はいないのでは!?なんと派手で鮮やか!!
落ち着いて、手前の部屋から順に見て行こう。
この家は全体的に装飾づくしだが、天井も部屋ごとに違った意匠で、それぞれ上質の材が使われている。
階段に近い部屋の天井は押縁が横方向の3本しかない。種類の違う木材の一枚板を段違いに並べ、その厚み分を
切り欠いた材で押さえてある。中央の黒っぽいのは神代杉。この幅、この長さ、タダモノではない。。。
襖は銀箔が貼られ落ち着いた光沢を見せる。引き手も派手ではないが渋い襖に調和している。
階段ホール側の建具は中央に細かい組子が入っている。
真ん中の部屋の欄間もまた素晴らしい。六角形のハニカムデザインと麻の葉を組み合わせた美しいデザイン。
そして一番奥の座敷、設えられた床の間は比較的シンプルに見えるが、床柱の太いこと!!
書院の繊細な意匠の技術にはもう感嘆しかない!
隙間の少ないこんな組子は見たことないなぁ~連続花模様がとってもカワイイ。
欄間の彫刻の立体感も半端ない。
欄間の立体的な彫刻は裏側から見ると翁の後ろ姿がちゃんと彫られている。それだけ板が分厚いわけだ。
そして赤い色ガラスがはまっているのが、廊下の外側に張り出した、奥行き半間、長さ3間の畳敷のスペース。
これはいったい何だ?出窓?小上がり?ショーウィンドウ!?白い部分は結霜ガラスが使われている。
3間の長さにわたって続く赤白の市松はもう圧巻!!こんな度肝を抜くような派手な窓、当主の岸氏はいったい
何を考えて作ったのだろう。人を驚かせて楽しんでいたのだろうか(笑)、いやはやすごい空間だ。
銅板葺きの屋根。
さて、ついに洋室だ。なぜか和室の座敷よりも少し低くなっていて、階段を2~3段下りなければならない。
うわぁ素敵~~!!広さは8畳程度とそれほど広くはないが、腰板や天井のレリーフやドアや窓・・・本当に
こだわったデザインと丁寧な仕上げ、それに当時のままの雰囲気がよく残っていて、最高に素晴らしい~~
中央の照明はオリジナルと見える。周囲の4つの照明はあとで追加したものと見えるが、ガラスの笠の模様が
天井や壁に映りなんとも幻想的な感じ。。。
こちら側の窓と奥の廊下の窓はお揃いで、お多福窓と市松格子を組み合わせたデザイン。
すりガラスと透明ガラスの正方形の市松が上品で洋室にも違和感なくはまっている。
驚くのがこちらのドア、かわいいハート形の窓~~~奥さんか娘さんの部屋だったのかなあ。
展示してあった、建築当初の岸邸の絵図。当時は周囲は畑ばかりで、岸邸の敷地は今よりずいぶん広く、
客用の玄関はまだなかったことが見て取れる。客用玄関はあとから改築で作られたという。派手なガラスなども
あとからの改築で作られたのではないかと想像する。
あぁ隅から隅までスキのない上質な意匠の数々。素晴らしかった!最後にお庭から建物を眺めよう。
ここに着いた頃から降り出した雨はすでに本降りになっていて、雨粒が写り込んでうまく撮れないほどに(汗)。
庭に入る門の軒裏はこんな網代が組まれていた。
二階の赤白市松の窓は、夜に明かりが灯ったらいったいどんなふうに見えるのだろう~~
1階の座敷裏の廊下の青い壁が外からよく見える。床下までデザインされていてすごい。
タイル貼りのあの部分が洋室だ。不思議としっくりおさまっているなぁ。
写真がめちゃくちゃ多くなってしまったが、これでもだいぶ端折ったのだ。こんな素晴らしい建物はまさに
厚木市の宝。残して頂いた岸家と厚木市に感謝だな!
大雨予報でお客が少なくゆっくり見れたのはよかった。アクセスの悪さがネックだけど、天気のいい日に
もう一度見に行きたい。