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真田邸

2019年9月の長野の続き。

旧金箱家住宅からほど近いところにある、真田邸。ここもまたすごかった!!
上田発祥の真田家が1622(元和8)年に松代に移り、以降250年間松代藩を治めてきた。松代藩は
信濃国で最大の藩として繁栄した。
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大きな冠木門ではなくその脇の入口から入る。屋根の上の鬼瓦には真田家の家紋の六文銭が。
巨大な玄関が、藩の勢力の大きさを示しているようだ。
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この真田邸は、1864(元治元)年に9代藩主真田幸教によって義母貞松院の住まいとして建てられ、
「新御殿」と呼ばれた。のちには真田家の邸宅として使われたが、1966(昭和41)年に松代町に譲渡された。
主屋と門、7棟の土蔵など多くの附属屋、そして建物と一体となった庭園も残された貴重な「御殿建築」は
松代城と共に国の史跡に指定されている。
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部屋が35もあるという真田邸。造作はシンプルだが唐紙が多用されていて、部屋の格式によって
異なる柄が用いられている。
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襖だけでなく壁、床の間や床脇の内側、さらに面白いことに天井にも貼られている。すごく派手!!
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壁に貼られた唐紙は松の柄。松ぼっくりがかわいいな~
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天井には花鳥の柄が。なぜかこの柄、ハワイアンに見えるのだが(笑)。鮮やかな青色と、花がハイビスカスに
見えてしまうせいだな。
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トイレの壁にもいちめん唐紙が。
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きんちゃくの釘隠し。
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建具には唐紙だけでなく、酒井雪谷という藩士が描いたという素晴らしい襖絵の数々も見られる。
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4箇所にある杉戸絵。
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庭には蔵が点在する。
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象山とのろし山を借景に取り入れたというお庭は広々として、心字池、あずまやもある。
真田家の広大な屋敷は迷ってしまうほど広く入り組み、どこに何があったのかもう分からない・・・(苦笑)
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真田邸の向かいにある茅葺きの民家は、真田家の家臣であり藩の目付役などを務めた樋口家の屋敷。
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真田邸の付近の殿町は上級武家屋敷街であり、他にも非公開の古いお屋敷が見られる。
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旧白井家表門は門とお庭だけとちょっと寂しいが、ボランティアの方々がお茶とお漬物を出してもてなしてくれた。
旧文武学校は平成の大修理の真っ最中。かなり広い敷地でいくつも古い建物があるの見えた。
工事が終わって一般公開に期待しよう。

松代は長く繁栄していただけにまちの範囲も広く、見どころはいくらでもありそうだ。
しかし、松代駅があった長野電鉄屋代線が2012(平成24)年に廃止されてしまっているのは残念。。

続く。

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