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タイル旅金門島 民居探訪(8) 碧月軒

2019年9月の台湾金門島の続き。

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前回も訪れた浦邊にやってきた。ここには有名な物件、碧月軒がある。
ほとんどの金門島の洋楼は、日本の「ベランダコロニアル」建築のように正面側にテラスとベランダがあるのだが、
これは珍しくベランダのないタイプの洋楼である。
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風水において家は南面することを基本としているから、正面側にベランダが作られるのは理にかなっている。
ベランダがないとちょっとのっぺりして何だか閉鎖的印象を受ける。
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そんな平らなファサードの2階の上方に横一列にタイルが貼られている。
平らとは言っても、両端と中央に4本の柱形が出っ張り、装飾壁と欄干も凝っている。
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タイルの色柄を効果的に見せるためか同じものを数枚ずつ並べていることが多いが、ここでは違う柄のタイルを
1枚ずつ並べている。カラフルで賑やか。まるでチロリアンテープを縫い付けたみたいだ。
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近くにはこんな洋楼も。人は住んでいないようで木製の建具などはすべて取り払われているため、外からでも
2階の雰囲気などがよく分かるな。
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私が今まで見てきたところでは、こういった洋楼は石かレンガ積み(ちょっと新しいものはRCか)構造が多く、
壁は漆喰やモルタル塗りか磚貼り。床は磚敷き。木部は梁や屋根の下地、建具などわずかで、日本の家の
ように畳や床の間のような造作もないので、一度風雨に朽ちても、手を入れやすいだろう。
形をとどめていさえすれば、とりあえず放置でも、今後活用できるポテンシャルは高いのだ!
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「黄色いレンガ」ならぬ「黄色い磚」が目を惹く、浦邊周宅。
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平たい磚の間の目地として、窯で焼く時に積み重ねたことによる斜め縞のついたレンガや磚が使われることが多いが
ここで使われている模様入りの磚は、拡大して見るとどうも手描きのようだ。
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こちらは周氏家廟。
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ここにもタイルが貼られているが、これはレプリカタイル。
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物語が詰まった、あるお宅の妻の装飾。
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金門島の「風獅爺」。強風を静めたり邪気を払うという願いをこめて集落の入口に立てられている。
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前にも見たお宅をもう一度見に行く。
・・・思い出すだけでも悲しいのだが、前回、ここを写した写真が丸ごとそっくりデータが消失してしまった。
当時買い替えたばかりのカメラが、ちょくちょくエラーを起こし、電源スイッチすら効かなくなるので電池を
抜いて強制終了させては再度電源を入れる・・・ということを繰り返していたのだが、旅の間も何度か同じ症状が出、
ここを見たあとにも強制終了させた覚えがあった。
もしかすると、気づいていないが他にも消えてしまったデータがあるかもしれない。・・・いや、その可能性大だ。
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旅に出る前も帰ってからも、販売店やメーカーのサービスセンターに何度も相談し、修理もしてもらったが
一向になおらず、こんなカメラを使い続けるのは怖すぎるので、販売店に交渉して返品し、別のメーカーの
カメラを買ったのだった。
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・・・で、リベンジ。ベビーピンクとグリーンで統一されたタイルが優しい雰囲気。
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しかし前回と同様日差しが強すぎてコントラストが強すぎて、、、あまりうまく撮れなかったなぁ。。。(汗)
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前回訪問時の記事

続く。

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