2019年9月の台湾金門島の続き。
次に見つけたこちらのタイル民居もまた極上物件だ!
入口脇のタイルは珍しく左右で全く違う色柄が使われている。左側は鮮やかな緑色と若々しい水色のタイル。
一方右側は茶色とグレーでコントラストが弱く、ちょっとボヤッとした感じ。。。しかしどちらも4枚1組で
大きな円形が現れるデザインが共通している。
道路から垂直面の壁はプリントタイルが使われているな。
この緑色の4枚1組のタイルは京都の船岡温泉の天井近くにずらりと並べて貼られているタイルと同じだ。
このタイルもあまり多く見かけないもので、特別感が感じられる。
これはレリーフタイルなのでグラデーションが美しく、単純に色分けするチューブライニングタイルよりも表現が豊かだ。
華やかな大柄、気品のあるダークグリーン。
それに濃色のベタ部分が大きいので色むらなく仕上げるのは技術が要り、レプリカを作るのもそう簡単ではないだろう。
このタイルは他のタイルよりも付加価値がついて値段も高かったのではないかと想像する。
その上のタイルもレリーフタイル。
屋根の棟や軒下など遠目の場所はプリントタイルが使われている。メリハリをつけたタイル使いだな!
こちらはマジョリカタイルはないのだが、壁の磚のパターンがとても美しくて目を惹かれる。
レンガ色ばかりの壁でも目地の模様で変化をつけてあり単調にならない。
入口の両脇のレリーフは石彫と思うが、まわりの薄いオレンジ色の部分は、テラコッタかな??
このお宅はひときわ古そう。腰から下が石積みでその上は素朴な土壁。そして壁から梁が突き出し桁が外に出ている。これが正面側。
この石積みの小屋はシェルターだろうか。
パッケージ化されたような民居。1軒で完璧な美しさをもつ。
三合院の正面に塀を作ったような造りで、門庁のある四合院とも違う。いわば3.5合院だな(笑)
このような小さな家が並ぶさまは塔頭寺院を思わせる。
集落内には祖先を祀る廟が必ずある。
洋楼も金門島特有の民居のスタイルである。
どうしても迷い込みたくなる魅惑の路地。
本当に美しくて魅惑的な集落だが、このような地下通路への入口ドアがまちかどのそこここで見られる。。
中国との戦闘は一応終わり地下通路も役目を終えたのかもしれないが、いつ何時また使わなければならなくなるかもしれない・・・
そんな緊張感を、観光客に開かれて25年経っても全く荒れ果てていないこのドアを見るとき感じるのである。
続く。
次に見つけたこちらのタイル民居もまた極上物件だ!
入口脇のタイルは珍しく左右で全く違う色柄が使われている。左側は鮮やかな緑色と若々しい水色のタイル。
一方右側は茶色とグレーでコントラストが弱く、ちょっとボヤッとした感じ。。。しかしどちらも4枚1組で
大きな円形が現れるデザインが共通している。
道路から垂直面の壁はプリントタイルが使われているな。
この緑色の4枚1組のタイルは京都の船岡温泉の天井近くにずらりと並べて貼られているタイルと同じだ。
このタイルもあまり多く見かけないもので、特別感が感じられる。
これはレリーフタイルなのでグラデーションが美しく、単純に色分けするチューブライニングタイルよりも表現が豊かだ。
華やかな大柄、気品のあるダークグリーン。
それに濃色のベタ部分が大きいので色むらなく仕上げるのは技術が要り、レプリカを作るのもそう簡単ではないだろう。
このタイルは他のタイルよりも付加価値がついて値段も高かったのではないかと想像する。
その上のタイルもレリーフタイル。
屋根の棟や軒下など遠目の場所はプリントタイルが使われている。メリハリをつけたタイル使いだな!
こちらはマジョリカタイルはないのだが、壁の磚のパターンがとても美しくて目を惹かれる。
レンガ色ばかりの壁でも目地の模様で変化をつけてあり単調にならない。
入口の両脇のレリーフは石彫と思うが、まわりの薄いオレンジ色の部分は、テラコッタかな??
このお宅はひときわ古そう。腰から下が石積みでその上は素朴な土壁。そして壁から梁が突き出し桁が外に出ている。これが正面側。
この石積みの小屋はシェルターだろうか。
パッケージ化されたような民居。1軒で完璧な美しさをもつ。
三合院の正面に塀を作ったような造りで、門庁のある四合院とも違う。いわば3.5合院だな(笑)
このような小さな家が並ぶさまは塔頭寺院を思わせる。
集落内には祖先を祀る廟が必ずある。
洋楼も金門島特有の民居のスタイルである。
どうしても迷い込みたくなる魅惑の路地。
本当に美しくて魅惑的な集落だが、このような地下通路への入口ドアがまちかどのそこここで見られる。。
中国との戦闘は一応終わり地下通路も役目を終えたのかもしれないが、いつ何時また使わなければならなくなるかもしれない・・・
そんな緊張感を、観光客に開かれて25年経っても全く荒れ果てていないこのドアを見るとき感じるのである。
続く。