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Channel: まちかど逍遥
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タイル旅金門島 民居探訪(1)

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2019年9月の台湾金門島の続き。



2日目の朝、朝食を食べようと市場あたりをぶらぶら歩く。新鮮な海産物や野菜を道端で売っているのを見ると、
買い物をしたいと思うが、旅人にはなかなか。。。コンドミニアムのようなところに長期滞在していればいいんだけど。。。


小さな食堂で麺を食べて、タイルめぐりに出かけるとするか!


金門島には魅惑的なまちなみの小さな集落がたくさんあるが、同姓の一族が集まって住んでいるようなところが多い。
一族の祖先を祀った廟や寺院などがあり閉鎖的な雰囲気もある。
観光マップに載っているなど観光客に対してウェルカムなところ以外はあえて場所を伏せることにする。


集落の中を歩くと次々とコンパクトだが美しい佇まいの伝統民居が現れ、何枚でも写真を撮ってしまう。


金門島には、前庭が開放された三合院民居はほぼ見かけない。外に対しては小さな窓しかなく、内側の中庭に向かって
開かれたこれらの伝統民居は、外敵からの防御のための要塞そのものである。


伝統民居は基本左右対称でほぼ四角形なのだが、集落の中で各家はあっちこっちバラバラな方を向いて建てられており
路地はまっすぐではなく幅も一定でなく、三角形のスペースができていたりと、変化に富んだ景観がとても面白い。


家々がバラバラな方向を向いて建っていることはとても不思議な気がするのだが、これはどうも風水の考え方によって
それぞれの家が思う理想の方向で家を建てるからそうなるようだ。


この連続アーチの連棟店舗は改修工事中。素敵なお店に生まれ変わればいいなぁ~


條石を長手方向ばかりで積み上げた、オール石積みの建物。


ここにはタイルがありそう・・・と思ったある集落の中に入ると、、、ビンゴ!!冴えてるな!!


全体的にグリーン基調のタイルでまとめられている。一見左右対称なのだが、よく見ると違っているな。
途中で足りなくなったのだろうか?(笑)


同系色のタイルが使われているのであまり気にもならない。




軒下には少し雰囲気の違ったタイルを。


魅惑の路地をさまよう。。。


形は洋楼みたいだけど中華全開のお宅。


しゃちほこのように燕尾の上に載っているのは・・・鹿の頭?面白いなぁ~~


鉄筋コンクリート造と見え、割と現代的な風貌のこちらのお宅。


柱や壁や、見えるところいちめんにカラフルなタイルが貼りまくられている!!(笑)


マジョリカタイルかな!?と思うが、よく見るとモザイクタイルの組み合せで小さなパターンを作ってある。
ベランダの手すりの見付部分にもモザイクタイルがびっしり。ここの家のオーナーさんはかなりのタイル好きと見た(爆)


あぁ、楽しいなぁ!!


続く。

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