2019年9月の台湾金門島の続き。
陳詩吟洋楼の裏側を見ようとしてたまたま覗き込んだ裏路地に、マジョリカタイル発見!!うひょ~~~
幅2間半ほどのレンガ造りのごく小さな町家。入口の両脇の壁と袖壁の内側に、タイルが貼られていた。
レンガとタイル。台湾独特のコンビネーション。
どう見ても空き家ですっかり荒れており、タイルは埃をかぶっていたが、ティッシュで表面の埃を拭き取ると・・・
タイルが貼られた100年前から全く変わらない色、艶!これが焼き物であるタイルの素晴らしさ。
2階の左右の窓の上にも3枚ずつ貼られていた。
初日の散歩で無名のタイル物件を発見できて、幸先がいいな!
金城のまちの網目のような路地を歩く。閩南式民居はどんどん数が減っているが、まだ人が住み美しく保たれているところもある。
手入れの行き届いた民居を発見すると心が躍り、ついつい何枚も写真を撮ってしまう。
レンガと石が混在して積まれた塀。
莒光路の老街の辻に建つ霊済古寺。ここを中心に小さな食べ物屋さんがたくさん集まっていて、朝はとても賑やかな場所だ。
県定古蹟の總兵署へ行ってみたら閉まっていた。まぁ、もう夕方だからな。。路地歩きを続けよう。
模範街は、1923(大正13=民國13)年に作られたバロック風の商店街で、両側合計32軒が連なる。
連続する扁平アーチがリズミカル。車は入ってこないヒューマンスケールの道幅が心地よい。
金門島のガイドには必ず載っている観光スポットだが、もともとは生活のための商店街としてつくられたのであり、
日本の高度成長期と同じ頃、1961(民國50)年頃が最盛期だったらしい。役所も近いため相当賑わったようだ。
その後観光化してきたのだろう、老舗あり、しもたやあり、新しいおしゃれなお店もあり。バランスよく混在している。
そして、その中のお店のひとつ「老街茶舗」のカウンター下に、マジョリカタイル発見!うぉ~~っ!
緑色の雷文のボーダーにぐるりと四方を囲まれた中には、可憐なコマクサのタイル。あぁいいねぇ~~~
新しく貼られたものではなくずっと昔からのもののように見える。
模範街の他の店舗も注意深く見て歩いたが、タイルがあるのはここだけだった。。
手延べの麺専門店。こんな路地裏の小さな店でも、ちゃんと固定のお客がついているのだろうな。
原料を買い、作って、売る。商売の原点。
「将軍第」を見に行く。清朝の末に建てられた建物だけに、タイル以前の伝統的技法、彩絵や木彫や交趾焼、剪黏などで
賑やかに飾られている。日本統治時代に入り、これらに代わるお手軽な装飾としてタイルは大人気を博すのである。
将軍の家と言ってもそれほど華美でなく、普通の民居と大して変わらない。
もともと使われていたという2尺(約60cm)角の巨大な磚が展示されていた。
こちら国定古蹟に指定されている、浯江書院。清朝の1780年に建てられた古い朱子学の学校である。
きれいに改修済みだが、金門観光の定番なので一応見ておく。
あとはまた路地に入り込んでさまよい歩き、古い店を覗き込んだり、美しい民居を惚れ惚れと眺めたり、
道端のオブジェに目を留めたり。
あぁ、ふらふらと歩いているだけで楽しいな!金城(後浦)は金門島ではいちばん大きなまちだけに、雑多で混沌とした
部分もあり、他の小さな集落めぐりとは違った都市的なまち歩きの楽しみがある。
この教会は多分戦後建築だろうがなかなか素敵だな!
9月の金門島は暑いが大阪よりマシ(笑)。いったん宿へ戻り、近所のレンタルバイク屋で電動自行車を借りよう。
24時間単位なので、帰りの飛行機の時間に合わせて借りるのがいい。2回目になるとだいぶ勝手も分かってくる(笑)
続く。
陳詩吟洋楼の裏側を見ようとしてたまたま覗き込んだ裏路地に、マジョリカタイル発見!!うひょ~~~
幅2間半ほどのレンガ造りのごく小さな町家。入口の両脇の壁と袖壁の内側に、タイルが貼られていた。
レンガとタイル。台湾独特のコンビネーション。
どう見ても空き家ですっかり荒れており、タイルは埃をかぶっていたが、ティッシュで表面の埃を拭き取ると・・・
タイルが貼られた100年前から全く変わらない色、艶!これが焼き物であるタイルの素晴らしさ。
2階の左右の窓の上にも3枚ずつ貼られていた。
初日の散歩で無名のタイル物件を発見できて、幸先がいいな!
金城のまちの網目のような路地を歩く。閩南式民居はどんどん数が減っているが、まだ人が住み美しく保たれているところもある。
手入れの行き届いた民居を発見すると心が躍り、ついつい何枚も写真を撮ってしまう。
レンガと石が混在して積まれた塀。
莒光路の老街の辻に建つ霊済古寺。ここを中心に小さな食べ物屋さんがたくさん集まっていて、朝はとても賑やかな場所だ。
県定古蹟の總兵署へ行ってみたら閉まっていた。まぁ、もう夕方だからな。。路地歩きを続けよう。
模範街は、1923(大正13=民國13)年に作られたバロック風の商店街で、両側合計32軒が連なる。
連続する扁平アーチがリズミカル。車は入ってこないヒューマンスケールの道幅が心地よい。
金門島のガイドには必ず載っている観光スポットだが、もともとは生活のための商店街としてつくられたのであり、
日本の高度成長期と同じ頃、1961(民國50)年頃が最盛期だったらしい。役所も近いため相当賑わったようだ。
その後観光化してきたのだろう、老舗あり、しもたやあり、新しいおしゃれなお店もあり。バランスよく混在している。
そして、その中のお店のひとつ「老街茶舗」のカウンター下に、マジョリカタイル発見!うぉ~~っ!
緑色の雷文のボーダーにぐるりと四方を囲まれた中には、可憐なコマクサのタイル。あぁいいねぇ~~~
新しく貼られたものではなくずっと昔からのもののように見える。
模範街の他の店舗も注意深く見て歩いたが、タイルがあるのはここだけだった。。
手延べの麺専門店。こんな路地裏の小さな店でも、ちゃんと固定のお客がついているのだろうな。
原料を買い、作って、売る。商売の原点。
「将軍第」を見に行く。清朝の末に建てられた建物だけに、タイル以前の伝統的技法、彩絵や木彫や交趾焼、剪黏などで
賑やかに飾られている。日本統治時代に入り、これらに代わるお手軽な装飾としてタイルは大人気を博すのである。
将軍の家と言ってもそれほど華美でなく、普通の民居と大して変わらない。
もともと使われていたという2尺(約60cm)角の巨大な磚が展示されていた。
こちら国定古蹟に指定されている、浯江書院。清朝の1780年に建てられた古い朱子学の学校である。
きれいに改修済みだが、金門観光の定番なので一応見ておく。
あとはまた路地に入り込んでさまよい歩き、古い店を覗き込んだり、美しい民居を惚れ惚れと眺めたり、
道端のオブジェに目を留めたり。
あぁ、ふらふらと歩いているだけで楽しいな!金城(後浦)は金門島ではいちばん大きなまちだけに、雑多で混沌とした
部分もあり、他の小さな集落めぐりとは違った都市的なまち歩きの楽しみがある。
この教会は多分戦後建築だろうがなかなか素敵だな!
9月の金門島は暑いが大阪よりマシ(笑)。いったん宿へ戻り、近所のレンタルバイク屋で電動自行車を借りよう。
24時間単位なので、帰りの飛行機の時間に合わせて借りるのがいい。2回目になるとだいぶ勝手も分かってくる(笑)
続く。