2019年の舞子ホテルからの続き。
丘を下って住宅街の中を通り抜け、トンネルを潜り抜けて・・・これはJR山陽本線の線路だな・・・旧木下家住宅へ。
これまで舞子ホテルに何度か来ているし、舞子ビラにも2~3度来ていたのに、こんな建物があるのは知らなかったな(汗)。
今回舞子ホテルと併せて見学する先を探していて知ったのだった。
しかし前を歩いても分からなかったかもしれない。敷地は垣に囲われており建物は全く見えないのだ。
今回も友人たちと行った8月の写真と12月に一人で行ったときの写真をミックスで・・・
真夏はカンカン照りの猛暑日。冬は雨もぱらつく曇りの日だった。写真はやっぱり晴れの日がきれいだな。。。
門を入って石段のアプローチを進んで行くと、まるで山道を登っているような感覚に・・・
玄関にたどり着く前に、前庭への入口がぽっかりとあいている。明るい芝生のお庭に南面した建物全体がよく見える。
舞子公園内に建つこの建物は、神戸で海運業を営んでいた又野良助氏の邸宅として1941(昭和16)年に建てられた。
戦後、明石で製鋼業を営んでいた木下吉左衛門氏の所有となる。阪神淡路大震災でも幸い致命的な破損はなく、
2000(平成12)年に木下家より兵庫県に寄贈、改修工事を経て2009(平成21)年から一般公開された。
舞子ビラの斜行エレベーターを見に行った2007年のときはまだ改修工事中だったのかな。
主屋はむしこ窓を持つつし2階の民家風・・・と言っても、近世の町家などとは全く異なる軽やかな外観。
緩い勾配の屋根、大きなガラス窓。こちらは洋室だな。
そして、もう少し上っていくと数寄屋風の玄関が現れた。
入館料100円を払って(安っ!)、まずは応接室へ。南側の前庭に張り出したシンプルな洋室だ。
8月の真昼間、外はぶっ倒れそうなほどの猛暑だったがクーラーの効いたこの部屋は極楽だった・・・
大きなガラス窓に切り取られた庭の緑が鮮やか。それほど深い軒ではないのに部屋の中に全く太陽光が差し込まないのは
きっちり計算されているのだろう。
笹の葉のようにシュッとした形のドアハンドルは親しみが感じられる。
ストーブ置き場のマントルピースは灰色の大理石製で全く装飾はない。
しかしマントルピースが一体化したキャビネットの木の扉は、よく見るとかわいい花模様が彫られているのだ!
ガイドのおっちゃんが、十字の模様は桐の花だと言っていたように思うが、、、桐の花なんて見たことがない(苦笑)。
こんなんだっけ?しかし図案化された花模様やカリグラフィのようなデザインは新しいなぁ!
こちらのガラス扉にもまた、同じ模様が彫り込まれている。
キャビネットの小さな引き手もまた凝っているな!
大理石の天板の上に飾られていた結晶釉の壷。きれいな色!!結晶がパールのような輝き。
マントルピースの上を見上げると、天井に照明が埋め込まれていた。そのガラスにもカリグラフィのような模様が。
すりガラスなのでほんわりやわらかな光がいいね!模様は消灯しているときの方がよく見えるが・・・
窓にもキャビネットと同じ桐の花の模様の入ったガラスがはめられている。昭和レトロな型板ガラスならよく見るけど
こんなオリジナルデザインのガラスを大きな窓に嵌めているなんて、見たことないなぁ!
このソファもオリジナル。アームレストの部分に十字型の透かしが入っている。
こちらのカウチの背側はこんな竹のような棒が並んでいた。竹に見えるが、どうも竹を模して削った木のようだ。
床は寄せ木細工。
冬の庭なのでちょっと暗いが・・・室内からそのまま庭まで視線が延長し、同レベルで続いているかのように見える。
ここだけ見ると和室にいるような錯覚に陥る。
続く。
丘を下って住宅街の中を通り抜け、トンネルを潜り抜けて・・・これはJR山陽本線の線路だな・・・旧木下家住宅へ。
これまで舞子ホテルに何度か来ているし、舞子ビラにも2~3度来ていたのに、こんな建物があるのは知らなかったな(汗)。
今回舞子ホテルと併せて見学する先を探していて知ったのだった。
しかし前を歩いても分からなかったかもしれない。敷地は垣に囲われており建物は全く見えないのだ。
今回も友人たちと行った8月の写真と12月に一人で行ったときの写真をミックスで・・・
真夏はカンカン照りの猛暑日。冬は雨もぱらつく曇りの日だった。写真はやっぱり晴れの日がきれいだな。。。
門を入って石段のアプローチを進んで行くと、まるで山道を登っているような感覚に・・・
玄関にたどり着く前に、前庭への入口がぽっかりとあいている。明るい芝生のお庭に南面した建物全体がよく見える。
舞子公園内に建つこの建物は、神戸で海運業を営んでいた又野良助氏の邸宅として1941(昭和16)年に建てられた。
戦後、明石で製鋼業を営んでいた木下吉左衛門氏の所有となる。阪神淡路大震災でも幸い致命的な破損はなく、
2000(平成12)年に木下家より兵庫県に寄贈、改修工事を経て2009(平成21)年から一般公開された。
舞子ビラの斜行エレベーターを見に行った2007年のときはまだ改修工事中だったのかな。
主屋はむしこ窓を持つつし2階の民家風・・・と言っても、近世の町家などとは全く異なる軽やかな外観。
緩い勾配の屋根、大きなガラス窓。こちらは洋室だな。
そして、もう少し上っていくと数寄屋風の玄関が現れた。
入館料100円を払って(安っ!)、まずは応接室へ。南側の前庭に張り出したシンプルな洋室だ。
8月の真昼間、外はぶっ倒れそうなほどの猛暑だったがクーラーの効いたこの部屋は極楽だった・・・
大きなガラス窓に切り取られた庭の緑が鮮やか。それほど深い軒ではないのに部屋の中に全く太陽光が差し込まないのは
きっちり計算されているのだろう。
笹の葉のようにシュッとした形のドアハンドルは親しみが感じられる。
ストーブ置き場のマントルピースは灰色の大理石製で全く装飾はない。
しかしマントルピースが一体化したキャビネットの木の扉は、よく見るとかわいい花模様が彫られているのだ!
ガイドのおっちゃんが、十字の模様は桐の花だと言っていたように思うが、、、桐の花なんて見たことがない(苦笑)。
こんなんだっけ?しかし図案化された花模様やカリグラフィのようなデザインは新しいなぁ!
こちらのガラス扉にもまた、同じ模様が彫り込まれている。
キャビネットの小さな引き手もまた凝っているな!
大理石の天板の上に飾られていた結晶釉の壷。きれいな色!!結晶がパールのような輝き。
マントルピースの上を見上げると、天井に照明が埋め込まれていた。そのガラスにもカリグラフィのような模様が。
すりガラスなのでほんわりやわらかな光がいいね!模様は消灯しているときの方がよく見えるが・・・
窓にもキャビネットと同じ桐の花の模様の入ったガラスがはめられている。昭和レトロな型板ガラスならよく見るけど
こんなオリジナルデザインのガラスを大きな窓に嵌めているなんて、見たことないなぁ!
このソファもオリジナル。アームレストの部分に十字型の透かしが入っている。
こちらのカウチの背側はこんな竹のような棒が並んでいた。竹に見えるが、どうも竹を模して削った木のようだ。
床は寄せ木細工。
冬の庭なのでちょっと暗いが・・・室内からそのまま庭まで視線が延長し、同レベルで続いているかのように見える。
ここだけ見ると和室にいるような錯覚に陥る。
続く。