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Channel: まちかど逍遥
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舞子ホテル 洋館1Fと大広間

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2019年の舞子ホテルの続き。



玄関で係の方に迎えて頂きひとまず待合室に通される。ダークカラーが多い中ステンドグラスの黄緑色が鮮やか!
ぐるぐる渦巻きの抽象的デザインはやっぱりセセッションだな。


洋館1階のこんな部屋にいきなり通されたらどうしたって気分は盛り上がるよね!!


昔はここでお茶を頂いたような気がするが、、、食事は奥の大広間でとなる。用意が整うまでしばらく自由見学時間。
私たちが一番乗りなので気兼ねなく写真を撮れた!


天井は格天井。格子の桟は中央にビーズ飾りが挟まっていて豪華さを増している。
宝石のようにカットされたガラスビーズのシャンデリアも素敵だなぁ~
天井の格子に対応するように床も格子のパターンが寄せ木で表現されている。


半円筒形に張り出した部分にはベンチが造りつけられていて、特別感のあるコーナーになっている。


すりガラスの笠が柔らかい光を作り出すブラケット照明。


私の好きなガラス棒シャンデリア。ここのは三角形の断面のガラス棒が使われているな。


この部分の天井は漆喰塗り。プリーツを取ったカーテンボックス飾りが効果的!何か勲章みたいだね(笑)


床の寄せ木も半円形のデザイン。


蛇紋岩と大理石が使われたマントルピースはクールなデザインだが、オブジェのように配されたミニチュア円柱が愛らしい。




すっきりクールなセセッションを中和(?)するかのようなゴテゴテした装飾の椅子(笑)




さて、準備ができましたと声がかかり、奥の大広間へと案内される。


応接室を出たところの廊下は洋から和へ切り替わる緩衝地帯。


中庭を眺めながら長い廊下を奥へ・・・


和風庭園に張り出すような形で建てられたこちらの大広間がランチの場所だ。元は広縁付きの2部屋続き間の座敷だが
建具がすべて取り払われ絨毯が敷かれているが欄間は残されている。
両方の部屋の豪華な折上げ格天井は新しそうだったが、元からのものなのだろうか?


片方の面は鶴の浮き彫り、反対側の面は雲間に遊ぶ鳥のデザイン。写真を拡大して見ると、デフォルメした鳥を
薄く陰刻して緑青色で着色してあるようだ。




書院の欄間は雪の結晶みたいな組子。ちょっと抜けている箇所も多いが・・・


食事の場であまり歩き回るのはちょっと恥ずかしいので写真は控えめ。。。
地場の食材を使ったオリジナルのイタリアンのランチはどの品もとてもおいしかった!


※現在舞子ホテルは改装工事のため休業中です。

続く。

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