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Channel: まちかど逍遥
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善化のまちでタイルに出会う。2

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2019年夏の台南の続き。



徐さんからLINEの返事が来て、「善化にいるんだろう」と。えっ、何で分かるの!?どこかから見られている!?(笑)
やっぱりあのタイルは有名物件だったようだ。
今同僚と台南に来ているから一緒にゴハンを食べよう、と。えー、すごい偶然!今回は事前に連絡してなかったのに。
今からそっちへ行く、とのことで、待ちながらもうしばらくタイル探しを。


空き地の奥に、タイル発見。これは家の裏だな。


きれいな色合いのセレクション。赤い屋根には青や緑が映える。


表通り沿いのビルの間にも三合院があった。




ここにも屋根の上にタイルが。


家と家の隙間からチラッと見えた八角窓を見に、そろそろと路地に入ったら・・・


袋小路になったところに三合院が建っていた。そして、ビンゴ!タイルもあった!
家の前におっちゃんがいたので、写真を撮らせてくださいとお願いして撮る。ステキなお家ですね!


八角窓のある建物は右護龍の先端にくっついていた。どういう用途の部屋だったんだろう。
あぁこういう時中国語が出来たらと思う。

あぁ、まさに、タイルはまちに散りばめられた宝石!まちをうろついて古民居やタイルを発見するのは
まるで宝探しのような楽しみだ。
時代の荒波に揉まれながらもこうしてまちの中にまだかろうじて残っていて、人が暮らしている。
こういう伝統民居にも熱いまなざしを向けたい。

善化に到着した徐さんと合流。今日は台南でメディア対応だったらしく同僚の人も一緒。
私が見つけられていなかったタイルスポットを3ヶ所ほど案内してもらう。ここもシンプルな三合院。


屋根の上の棟にマジョリカタイルが。


こちらは三合院の建物の裏側。後ろに建っていた建物が壊されたので見えるようになったんだな。


タイルは表側だけでなく裏側にもあるのだ。タイルのセレクションはそれぞれ、センスの見せどころ。


そのあとは慶安宮へ。えっ、ここは最初にバスを降りたところじゃないか。ここにもタイルがあったのか!?
壁にはめ込まれたカッコイイ鷹の絵付タイル。


そして・・・あっ、お供え物などを並べている高い卓の天面に、みっしりと古いタイルが貼られている!!


自分一人じゃ見つけられずにそのまま帰っていたなぁ・・・教えてもらえてよかった!やっぱり先達はありがたい~~


卓の側面には「大正癸亥年季冬月穀(?)旦」と彫られていた。「癸亥」は調べてみると1923(大正12)年だ。
まわりの浮き彫りレリーフもすごいな!!


3人で晩ご飯を食べたあと台南まで送ってもらった。いつもありがとう~!
結局善化では自分で7物件発見し、3箇所連れて行ってもらって、合計10箇所のタイル物件を見ることができた。
あぁ楽しい一日だった。


続く。

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