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Channel: まちかど逍遥
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台南郊外のタイルハウス

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2019年夏の台南の続き。



台南郊外の集落には他にもマジョリカタイルの貼られた家を見つけた。この家も素晴らしかった!


屋根の上にはさっき見たのと同じように透かしブロックとの組み合わせでタイルが貼られている。


状態はとてもよく、一列に並べられたボーダータイルも全く欠けていない。


入口の両脇の壁には、鏝絵のような漆喰細工の装飾が施されていた。残念ながら半分以上が剥げ落ちて
しまっているが、、、あらわになった下地が竹を編んだ隙間に土を詰め込んであるのがよく分かる。


その下には、洗い出しの壁に2枚組みの龍のタイルが向かい合わせに貼られていた。
左側には龍のタイルはなし。


開いていた入口から家の中を覗いてみてびっくり!正庁と呼ばれる中央の部屋の壁にも、マジョリカタイルが!!


各柱間に数枚ずつのユニットを、柄違いで貼ってあり楽しい。左右の壁、そして、卓に隠れてしまっているが
正面の壁にも貼られている。


それから床にも!床に貼られているのは珍しいなぁ~~。しかし本業タイルのあった家も、本業タイルと
マジョリカタイルも屋内の床に貼られているらしい(写真で見た)。
ここのタイルも踏まれて擦り切れてハゲハゲになってしまっている(苦笑)

車が停まっているし人がいるはずと思ってここでも呼んでみたが誰も出てこない。

そしてこの家はマジョリカタイルだけじゃないのだ!
左護龍(建物側から見て左が左護龍)が、カラフルなモザイクタイルに包まれていた!!


見て!このかわいい模様を!チェック?花柄?モスグリーンとオレンジ色の取り合わせも、いいセンス~~~


腰の部分にはグラデーションのかかったタイルを風車みたいに並べて。


丸い木の柱もモザイクタイルで飾ってある。このタイルがまたかわいい!!


私が糸くずタイルと呼んでいる、細いくにゃくにゃした線の入った小さな長方形のタイルが2枚ずつ互い違いに。
いろんな色がランダムに混ざっていて楽しい♪


こちらの棟に子供が住んでいたからかわいらしく改修したのだろうか。こんなポップな三合院はなかなかないな!


道端にあった、文字の書かれた石。石敢當みたいなものかな!?


さてそろそろ戻るか。しかし、こちらでは外を歩いている人も家の前に出ている人も全く見かけないのはなぜかな!?

帰りに立ち寄った、旧台湾総督府専売局台南出張所。現在は市定古蹟となっており、文化と生活の連結を目指し
展示やセミナーなどが企画、実施されているとか。




ここは貨物列車がつくプラットフォームだったのだろうか。そんな香りが漂っていた。


台南のまちなかへ戻ってきた。
電動バイクは2個目のバッテリーを使っていたが帰り道でインジケーターが黄色になり、赤色になり、、、(汗)
ヒヤヒヤしたが何とか駅前のバイクレンタル屋さんまでたどり着き、新しいバッテリーに交換してもらってほっとした。。。
ほぼ円形でインパクトある形の旧台南測候所は、日本が統治を始めて最初期の頃、1898(明治31)年の築。


太平境馬雅各紀念教会は歴史の古い長老教会だが、この建物は戦後の1951年築とか。
戦後建築の教会もなかなか素敵なのが多いな!


続く。

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