2019年夏の台南の続き。
旧台南庁長官邸の解説のおっちゃんもお勧めの旧台南県知事官邸へやってきた。徒歩5~6分で到着。
いきなりレンガ造のお城のような建物が現れた!中央部と左右両側が台形に張り出した、ベランダ付の総2階建て。
ドアは開いているようだが、何か工事の人が出入りしているな。ちょっと外回りから見学しよう。
ここは、さっきの台南庁長官邸の2年後の1900(明治33)年に建てられている。官邸と言ってもレンガ造の建物に
生活感はなく、こちらも和館が併設されていたらしい。この和館にもタイルが敷かれていた記録があるそうで興味深い。
またこの建物は日本の皇族が来台した際の宿泊所としても使用された。
裏の方へ回ると、一部下見板張りの部屋があった。
裏の1階のテラスの床がモザイクタイル貼り。ここはちょっと増築っぽいな。
こちらが裏側だが正面と同じように中央部が台形に張り出している。部屋の中を覗くと、店にするのだろうか、
内装工事の真っ最中。左側にガラス張りのエレベーターも増設されこれから活用しようとしているところなのだろう。
柱とアーチ部にレンガを使用し、壁は漆喰かモルタルかの塗り壁としているのが面白いな!
レンガ建築なのに何となくハーフティンバー風な趣きをかもし出している。
設計監理をしているっぽいお姉ちゃんに声をかけ、ちょっと中を見せてもらう。
おぉ、素敵な木造階段が!
ここが下見板張りの部分。1部屋にサンルームがついている。やっぱり木造の方が居心地はよさそうだな。
風通しよく快適そうな2階のベランダ。ささっと見てまわりお礼を言って退去する。おじゃましました~~
現在はすでに、雑貨店とカフェがオープンしているらしい。あのお姉ちゃんのセンスで素敵な空間になっているだろうな!
次回台南に来たらまた行ってみよう。
ところで北門路の道端でふと目を留めたもの。なに?「博愛橋」って・・・何でこんなところに橋が?
うわっ!?この「橋」の下を見下ろしてびっくり!地上にいたつもりなのに、何とその下にも世界があった!?
建物の1階分下に、インターロッキングブロックの敷かれた遊歩道のような通路が伸びている。
ん~、このじめっとした感じ、これは川跡じゃないのか!?
連続した建物の間にぽっかりと空いた空間。いやはや何とも不思議な光景・・・
そこへ行ってみようと次の角を折れると下り坂で、細い路地に入っていくと「下の世界」に到着した。
しかし私有地になっているようで柵がしてあり、橋の真下へは近づくことができなかった。
あとから台湾スリバチ/高低差学会の栖来ひかりさんと会話して、やはりこれは暗渠だと分かった。
「徳慶渓(坑仔底)」という川の跡らしい。
私は昔から廃川跡をいろいろめぐってきたので廃川跡、廃線跡には目ざとい方だが(笑)、台湾でも暗渠めぐりを
している方がおられ、この暗渠を詳細にたどってレポートされている。中国語のサイトだがとても面白い。→こちら
さて、郊外へ向かって電動バイクで走る。
途中で旧台南中学校講堂に立ち寄る。休日なので柵ががっちり閉まっており、道路から眺めるのみ。。。
赤レンガが鮮やか!大屋根に下屋がついた教会の聖堂のような形で、ずらりと並ぶアーチ窓や大屋根の軒まわり、
ドーマーウインドウなど装飾豊かな建物である。
1918(大正7)年築。現在は台南二中の小礼堂となっており、2014(平成26)年にきれいに改修済みで大切に使われている。
内部には現在も奉安所が残っているとか。
ここからさらに少し走ったところで、電動バイクのバッテリーが切れた。ええっ!?早くない?
予備バッテリーに替えて再度出発。
続く。
旧台南庁長官邸の解説のおっちゃんもお勧めの旧台南県知事官邸へやってきた。徒歩5~6分で到着。
いきなりレンガ造のお城のような建物が現れた!中央部と左右両側が台形に張り出した、ベランダ付の総2階建て。
ドアは開いているようだが、何か工事の人が出入りしているな。ちょっと外回りから見学しよう。
ここは、さっきの台南庁長官邸の2年後の1900(明治33)年に建てられている。官邸と言ってもレンガ造の建物に
生活感はなく、こちらも和館が併設されていたらしい。この和館にもタイルが敷かれていた記録があるそうで興味深い。
またこの建物は日本の皇族が来台した際の宿泊所としても使用された。
裏の方へ回ると、一部下見板張りの部屋があった。
裏の1階のテラスの床がモザイクタイル貼り。ここはちょっと増築っぽいな。
こちらが裏側だが正面と同じように中央部が台形に張り出している。部屋の中を覗くと、店にするのだろうか、
内装工事の真っ最中。左側にガラス張りのエレベーターも増設されこれから活用しようとしているところなのだろう。
柱とアーチ部にレンガを使用し、壁は漆喰かモルタルかの塗り壁としているのが面白いな!
レンガ建築なのに何となくハーフティンバー風な趣きをかもし出している。
設計監理をしているっぽいお姉ちゃんに声をかけ、ちょっと中を見せてもらう。
おぉ、素敵な木造階段が!
ここが下見板張りの部分。1部屋にサンルームがついている。やっぱり木造の方が居心地はよさそうだな。
風通しよく快適そうな2階のベランダ。ささっと見てまわりお礼を言って退去する。おじゃましました~~
現在はすでに、雑貨店とカフェがオープンしているらしい。あのお姉ちゃんのセンスで素敵な空間になっているだろうな!
次回台南に来たらまた行ってみよう。
ところで北門路の道端でふと目を留めたもの。なに?「博愛橋」って・・・何でこんなところに橋が?
うわっ!?この「橋」の下を見下ろしてびっくり!地上にいたつもりなのに、何とその下にも世界があった!?
建物の1階分下に、インターロッキングブロックの敷かれた遊歩道のような通路が伸びている。
ん~、このじめっとした感じ、これは川跡じゃないのか!?
連続した建物の間にぽっかりと空いた空間。いやはや何とも不思議な光景・・・
そこへ行ってみようと次の角を折れると下り坂で、細い路地に入っていくと「下の世界」に到着した。
しかし私有地になっているようで柵がしてあり、橋の真下へは近づくことができなかった。
あとから台湾スリバチ/高低差学会の栖来ひかりさんと会話して、やはりこれは暗渠だと分かった。
「徳慶渓(坑仔底)」という川の跡らしい。
私は昔から廃川跡をいろいろめぐってきたので廃川跡、廃線跡には目ざとい方だが(笑)、台湾でも暗渠めぐりを
している方がおられ、この暗渠を詳細にたどってレポートされている。中国語のサイトだがとても面白い。→こちら
さて、郊外へ向かって電動バイクで走る。
途中で旧台南中学校講堂に立ち寄る。休日なので柵ががっちり閉まっており、道路から眺めるのみ。。。
赤レンガが鮮やか!大屋根に下屋がついた教会の聖堂のような形で、ずらりと並ぶアーチ窓や大屋根の軒まわり、
ドーマーウインドウなど装飾豊かな建物である。
1918(大正7)年築。現在は台南二中の小礼堂となっており、2014(平成26)年にきれいに改修済みで大切に使われている。
内部には現在も奉安所が残っているとか。
ここからさらに少し走ったところで、電動バイクのバッテリーが切れた。ええっ!?早くない?
予備バッテリーに替えて再度出発。
続く。