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Channel: まちかど逍遥
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ホーチミン市博物館

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GWのホーチミンの続き。

最後にやって来た、ホーチミン市博物館。こちらはまたフランス統治時代の洋風建築である。
尚、こことは別に「ホーチミン博物館」というのもあってややこしいのだが、こちらはまちの中心部にある。


大きな三角形のペディメントが中央にあり、ずらりと円柱が並ぶこういうタイプの建物は、正直言うと
私はあまり好きでない。デカすぎるしよくわからないから(苦笑)。なのでディテールを中心に・・・


建物側面の搬入口(?)のひさしは、優美なアールヌーボー風の持ち送りでトラスの桁を支えている。


並んだ円柱の柱頭はぐるぐる渦巻きのついたイオニア式っぽいのだが、よく見るとその正面に顔がついている。
その顔がひとつひとつ違っていて、これはもしかして実在の人物のデスマスクから作ったんじゃなかろうか!?
などと考えてしまうが(笑)、あとからあらためて写真を見てみると、何パターンかあるだけのようだ。ホッ


入口脇のアールヌーボーっぽい面格子。


さてエントランスホールに入ると、おぉ!!正面奥には華麗な曲線を描くドラマチック階段が。


ホールのシャンデリアもまた素晴らしいなぁ!


この階段!今にも女優が降りてきそうだ。


床はセメントタイルである。部屋ごとにいろんな柄が見られる。


部屋の外側に廊下が回っていて、そこは明るく開放的なのだが、内側にある展示室は暗く、暑い。。。
ミュージアムはクーラーが効いていないとツライ・・・まぁしかしこの空間全体にクーラーを効かせるのは
困難だろうな。。


博物館の展示内容はベトナムの産業や民俗の資料や街の変遷を示した地図などもあり、じっくり見ると面白そう。
ただし日本語の解説はない。


今のホーチミンのまちの中央に四角形の要塞があったらしいのだが、今の町割にも全く痕跡は残っていない。


展示室の中央の照明。


この博物館の建物について、こんなサイトを見つけた。地下に秘密基地があるらしい。へぇ~~→こちら


これは裏手の方の階段。中央の階段ほどではないがこちらも十分凝っていて美しい。


階段を上がった2階は広いホールになっている。


ここの照明がまた美しい!!照明器具というのもひとつの芸術だな!


このホールからはエントランスの上に張り出しているバルコニーにも出ることができ、柱頭の顔を
間近で見ることができる(笑)


階段は半円形に張り出していてドーム状の天井が。




まるで水が流れるようななめらかな曲線の手すり。


ところでこの階段は結婚写真撮影の定番場所らしい。もう一度階段の見下ろしを撮ろうと思って
最後に戻ってきたのに、カップルとカメラマンが階段を独占していて全く退く気配もなかった(苦笑)。
まぁこれもこの建物の日常のひとコマということで。


あぁ、もう年も変わるというこんなときまで引っ張ってしまったホーチミンの記事。おつきあい頂き
ありがとうございました。
あまりベトナムの歴史や文化を理解しないまま行ったので見かけばかりになってしまったが、
久々に見知らぬ場所へ行った旅で、建物は面白かったし食べ物もおいしかったし、友人との旅は楽しかったな!
酷暑のベトナムの話を冬に書いていると暑さが全く伝わらないが、、、もしこれからホーチミンへ
行く人のために、5月は避けた方がいいと言っておこう(笑)

終わり。

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