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Channel: まちかど逍遥
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2つの甘木駅

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博多近辺でいい駅ないかな。。。
携帯でさくっと調べてみると、JR博多から20分ほど南へ下った基山(きやま)というところから、
甘木鉄道がピロッと伸びていて、その終点の甘木駅がなかなかいい感じ。そして甘木にはもう一つ、
西鉄甘木駅があるらしく、こちらもなかなか良さそう。2つ見れるならトンボ返りでも行く価値があるな。
よし、行ってみよう。




てなわけで、基山駅の端のホームから気動車に乗り込みトコトコと甘木駅を目指す。




ここは甘木鉄道本社もある終着駅。
島状ホームと駅舎は構内踏切でつながり、線路はホームからさらに伸びて車庫に至る。


もう日は落ちてしまったが空に残った光は幻想的な色。あぁ美しい〜


九州各地の駅名や特産品などをモチーフにした小石原焼のタイルが貼られていた。
「一九八五年十一月十日 民陶の里小石原焼」と書かれている。どこかの学校の生徒たちが
体験学習で作ったものだろう。九州の地への愛情が感じられるし、落ち着いた色合いでいいね!


素敵な終着駅だ。



甘木鉄道甘木駅のロータリーから伸びる道を2〜3分歩くと、西鉄甘木駅が見えた。


こちらは道路に寄り添うように駅舎が建ち、線路はぷつりと切られたように終点になっている。
同じく終着駅ではあるが、もと国鉄の甘木鉄道に比べていかにも私鉄らしい。


下見板貼りのかわいい駅舎は小さいが有人駅だ。ここから列車に乗りたい衝動に駆られるが、
携帯の乗換案内で何度検索しても予定の新幹線の時間までに博多へ戻れない。
この甘木線は、博多方面へ行くにはいったん久留米あたりへ出て乗り換えなければならず時間がかかる。

甘木駅は1948(昭和23)年築で、西鉄では最古の駅舎だとか。

今回時間もなくまちなかはうろつけなかったけれど、鉄道が2つも路線を伸ばすくらいだから、
この甘木というまちは何か主要な産業があったか昔からの交通の要衝だったのだろう。
歩いたらきっと面白いものに出会えそう。またの機会に。

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