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Channel: まちかど逍遥
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太陽と月の湯葉タイル

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三津の続き。

この時5月なかば。あちこちで鉢植えの花がまちに彩りを添えていた。美しく咲き誇るニュアンスのあるピンクのバラ。


この町家は何かおもしろいなぁ!むしこ窓のある2階の壁は表づらだけのようだ。内側は中庭かな??
軒蛇腹のモールディングが洋風な感じ。しかしこの壁がなかったとしたらちょっと間の抜けた外観になりそうで、
バランスを取るのにこういワザもありなんだな。


まちなかには看板建築や洋風意匠の建物もちょくちょく見られる。


おや、あれは・・・?
町家をリノベーションしたのか。「カフェ&バル 太陽と月」というカフェらしいが、やっぱりまだ開店していない。


このタイルは!?ハゲハゲでさっきの湯葉タイルとよく似ているじゃないの。これこそ狙って作ったタイルだな!
これは絶対、あの湯葉タイルからインスピレーションを得て作ったものに違いない!!


釉薬のはじき具合やよれ具合は本家にはかなわないが、なかなかよくできているじゃないの(上から目線笑)。
色もいいな。


掃除をしに玄関先へ出てこられていたお姉さんに話しかけたら、開店前だけど裏の離れを見せてもらえることに!
うわぁラッキー!


細い土間を抜けると・・・


中庭を挟んで離れの建物があった。こちらも客席として整備中とのこと。


中はシンプルな構成だが、かわいい壁紙が貼られていたり、センス良く改修中。


いいなぁ、貸切りでパーティとかできそう~~




手洗い場も改修されてモザイクタイルがみっしりと貼られている。豆タイルだけどひとつひとつが窯変がかって
ぷっくりとした味のあるタイルをセレクト。素敵だね!


あぁ、開店前の忙しいところをありがとうございました!今度は是非食事しに来たいな!




ここは「鯛や」という食事処になっている森家。全面銅板張りになっている二階の壁が目を惹く。
森家はよろず問屋を営み、また三津の俳諧文化を牽引した家だったとか。接待に使われた華やかな座敷や
洋間もあるらしい。あぁ入って鯛めしも食べたかったなぁ。。。




あっ、ゆっくりしていたらフェリーの時間が迫ってきている。ヤバイ!!フェリーターミナルは結構遠いのだ。
しかしやはりいちばん賑わっていたのは港付近で、立派な商店建築やおしゃれな洋風意匠の建物はこのあたりに多い。
急いでいるのに次々と気になる建物が見えてくる・・・(汗)


うだつの部分にくるくるっと巻いたおもしろい装飾がある町家。


ここも洋風ファサード。本格的な洋館でなくてもまちなかに散りばめられたこういう洋風意匠がモダンなまちの
印象をつくりだし、繁栄ぶりをしのばせる。


有名な石崎汽船本社ビルも健在。

あぁ、1枚だけ1枚だけ、と写真を撮っていたら、本当に遅れそう!!(汗)
最後は走ってきっぷ売り場へ飛び込んだ。

続く。

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