下津井の続き。
さらにうろつく。吹上漁港のあたりに来ると、谷沿いに集落が伸びている。なまこ壁の蔵などは少なくなり
漁師町っぽい雰囲気となってきた。下津井は今も漁業がさかんで、特にタコが名産だ。
瀬戸大橋がすぐそこ。歩いていると音戸の瀬戸でコンクリート船を見に行った途中の景色とイメージがかぶるな。。。
覗き込む路地はどこも魅力的だ。なぜ路地はこんなに美しいのか。。。
松皮菱のなまこ壁。
古い堤防の名残がバス通りの際に残っていた。ここまでが海岸だったことを示すオブジェ。
観音寺は海に向かって突き出した高い台地の上にある。海岸線が埋め立てられて道路ができる前は、この台地と
祇園神社のある西端の岬に挟まれたエリアに人々の生活が凝縮されていて、外部とは陸路よりも海路でつながっていたのだろう。
名もなき信仰の形。
大きな辻に面して立派な商店建築があった。今はしもたやだろうか?お揃いのようななまこ壁の建物が道を挟んで
向かい合って建っている。こういう建物の内部を見学してみたいなぁ~。すごいものが隠されていそう・・・
そろそろ回船問屋へ戻ろう。
バスの時間までまだ少しあるので今度は西の方へ歩いてみる。
井戸が2つ並んでいるスポット。下津井の共同井戸群は倉敷市の指定史跡になっている。陸の孤島状態で大きな川も
ない集落なので井戸水が頼りだったのに違いない。石組みの井戸枠が歴史を感じさせるが、網と竹のスノコの二重で
厳重に蓋をされているところを見ると今も現役のようだ。
奥の井戸には「亀」と彫られていた。こちらは蓋をしてあるだけで使っていないように見える。
ちなみに手前の方の井戸と合わせて鶴亀になっているそうだが、彫られた「鶴」の文字は見えなかったな。
井戸端からは、民家の敷地奥に建つ美しい蔵が見えた。
奥深い町家の側面のなまこ壁。隣が空き地なのでよく見える。
塀の向こうに建つ立派ななまこ壁の蔵。状態もよさそうでとても美しい!!あぁなまこ壁はほんとに素敵。
日本の誇れる意匠だな!
しかし、、、こんなのも。しっかりした石積み基礎の立派な蔵なのに、全面的に土の肌が露出している。
・・・これはもとからこんな色の蔵だったのか??いや、一部白壁が残っているところもあるから、もとは白い蔵
だったのだろう。なまこ壁の貼り瓦も一部はがれ目地も全部なくなっている。この張り瓦は釘を使わず漆喰の
粘着力だけで固定されていたようだな。
痛々しい・・・これはもしかして去年の豪雨による被害か。。。
下地の土も雨に洗われてえぐれてきている。。。修復のめどは立っているのかな。。。こんな風になってしまったら
傷みの進行は早そうだ(涙)。個人所有の建物だと修復するにも費用が大変だけど補助金とか出ないのだろうか。
目立つ場所だし何とかされればいいなぁ。
ところでむかし下津井回船問屋のレストラン「カンティーナ富美」のランチは和食とイタリアンがあり、どちらも
お手頃な価格なのに地元産の食材がふんだんに使われている。私はイタリアンを食べたがとてもおいしくて感激!
あとで食べた塩バニラ(?)ソフトクリームもおいしかった。さすがにとても人気で昼時はお客でいっぱい!
しかし、ここにすべての機能が詰まっており充実しすぎているために、他の場所に何もないのがちょっと残念。。。
トイレや物産店や食事できる店がもう少し分散してある方がいいかも。実際、トイレが他になくて困った(汗)
そして内部見学できる建物が増えればいいけど・・・まぁ見学できないのは現役の住宅だということだから、
それはむしろ喜ばしいことかもしれないな!?
ちょろちょろ寄り道できるスポットがあれば散策がさらに楽しくなりそうだな!
バス停で待っているとき雨がポツポツ降ってきた。
結局、二日間大雨予報100%だったにもかかわらず、全くと言っていいほど降られず、充実、満足の山陽行だった。
終わり。
さらにうろつく。吹上漁港のあたりに来ると、谷沿いに集落が伸びている。なまこ壁の蔵などは少なくなり
漁師町っぽい雰囲気となってきた。下津井は今も漁業がさかんで、特にタコが名産だ。
瀬戸大橋がすぐそこ。歩いていると音戸の瀬戸でコンクリート船を見に行った途中の景色とイメージがかぶるな。。。
覗き込む路地はどこも魅力的だ。なぜ路地はこんなに美しいのか。。。
松皮菱のなまこ壁。
古い堤防の名残がバス通りの際に残っていた。ここまでが海岸だったことを示すオブジェ。
観音寺は海に向かって突き出した高い台地の上にある。海岸線が埋め立てられて道路ができる前は、この台地と
祇園神社のある西端の岬に挟まれたエリアに人々の生活が凝縮されていて、外部とは陸路よりも海路でつながっていたのだろう。
名もなき信仰の形。
大きな辻に面して立派な商店建築があった。今はしもたやだろうか?お揃いのようななまこ壁の建物が道を挟んで
向かい合って建っている。こういう建物の内部を見学してみたいなぁ~。すごいものが隠されていそう・・・
そろそろ回船問屋へ戻ろう。
バスの時間までまだ少しあるので今度は西の方へ歩いてみる。
井戸が2つ並んでいるスポット。下津井の共同井戸群は倉敷市の指定史跡になっている。陸の孤島状態で大きな川も
ない集落なので井戸水が頼りだったのに違いない。石組みの井戸枠が歴史を感じさせるが、網と竹のスノコの二重で
厳重に蓋をされているところを見ると今も現役のようだ。
奥の井戸には「亀」と彫られていた。こちらは蓋をしてあるだけで使っていないように見える。
ちなみに手前の方の井戸と合わせて鶴亀になっているそうだが、彫られた「鶴」の文字は見えなかったな。
井戸端からは、民家の敷地奥に建つ美しい蔵が見えた。
奥深い町家の側面のなまこ壁。隣が空き地なのでよく見える。
塀の向こうに建つ立派ななまこ壁の蔵。状態もよさそうでとても美しい!!あぁなまこ壁はほんとに素敵。
日本の誇れる意匠だな!
しかし、、、こんなのも。しっかりした石積み基礎の立派な蔵なのに、全面的に土の肌が露出している。
・・・これはもとからこんな色の蔵だったのか??いや、一部白壁が残っているところもあるから、もとは白い蔵
だったのだろう。なまこ壁の貼り瓦も一部はがれ目地も全部なくなっている。この張り瓦は釘を使わず漆喰の
粘着力だけで固定されていたようだな。
痛々しい・・・これはもしかして去年の豪雨による被害か。。。
下地の土も雨に洗われてえぐれてきている。。。修復のめどは立っているのかな。。。こんな風になってしまったら
傷みの進行は早そうだ(涙)。個人所有の建物だと修復するにも費用が大変だけど補助金とか出ないのだろうか。
目立つ場所だし何とかされればいいなぁ。
ところでむかし下津井回船問屋のレストラン「カンティーナ富美」のランチは和食とイタリアンがあり、どちらも
お手頃な価格なのに地元産の食材がふんだんに使われている。私はイタリアンを食べたがとてもおいしくて感激!
あとで食べた塩バニラ(?)ソフトクリームもおいしかった。さすがにとても人気で昼時はお客でいっぱい!
しかし、ここにすべての機能が詰まっており充実しすぎているために、他の場所に何もないのがちょっと残念。。。
トイレや物産店や食事できる店がもう少し分散してある方がいいかも。実際、トイレが他になくて困った(汗)
そして内部見学できる建物が増えればいいけど・・・まぁ見学できないのは現役の住宅だということだから、
それはむしろ喜ばしいことかもしれないな!?
ちょろちょろ寄り道できるスポットがあれば散策がさらに楽しくなりそうだな!
バス停で待っているとき雨がポツポツ降ってきた。
結局、二日間大雨予報100%だったにもかかわらず、全くと言っていいほど降られず、充実、満足の山陽行だった。
終わり。