3月の台中の旅の続き。
台中柳原教会から、林之助記念館へ向かう。道すがらは特に何てこともない普通のまちなみだが、人々の生活空間を飾る
素敵な面格子やモザイクタイルの数々に何度も立ち止まってはレンズを向ける。
台湾の面格子は縦横がクロスする部分を90度ひねって鋲で留めてあるため、部材の幅広面が正面に現れ、しかも
鋲がポイントになって見映えがする。細かい格子だと、90度ひねって、戻して、またひねって、、、とねじねじ続きに
なるのでさらにカワイイ。
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日本の面格子はほとんど鋲を使わず溶接なので、板状の部材の幅広面が正面に現れることがない。しかも板が薄いので
正面から見たときに模様が分かりにくく、あまり見映えがしないのだ。デザインの創造性、豊富さも合わせて、
面格子の素敵さのレベルは断然台湾が上だ。
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かわいいフォントの大江印刷廠。建物も古い。
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通りの一角に大きく枝を伸ばし涼しい木陰をつくっている木は、もともとは鉢植えだったんじゃないだろうか。
道路に張り出した木を障害物として切ってしまわない、台湾の大らかさが好きだなぁ。
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町家バージョンの武徳館。持ち送りにおしゃれ心をプラス。
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地面に敷かれたかわいいモザイクタイルが路地の奥へと誘い込む。
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このはがれ具合も、まるでアートのよう。
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小さな長方形の糸くずタイル。
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このあたりは柳川里と呼ばれる場所で、果物問屋街やおもちゃ、駄菓子問屋街などがあり、商業地として賑わったとか。
山積みのフルーツにふらふらと吸い寄せられ、おやつにドラゴンフルーツを(笑)
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こちらが林之助記念館。林之助は台湾総督府展覧会で連続して大賞を受賞し「台湾膠彩画の父」と称される
有名画家である。州立台中師範学校で教鞭をとった林之助は、柳川沿いのこの宿舎を60年もの間住居兼アトリエとして
使用し、ここで多くの作品を生みだすと共に有能な学生を指導した。典型的な日式木造家屋は歴史建築として登録され、
官民の資金による修復工事を経て、2015年から林之助記念館として一般公開されている。
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アトリエの壁のラックには色とりどりの絵の具の瓶がずらりと!300本以上あるだろうか?
「膠彩画」というのは、膠で顔料を定着させる、いわゆる日本画の技法を使った絵のことらしい。
確かに、作品は日本画っぽいなと思って見ていた。よく知らないのだが、水彩絵の具や油絵の具のように、混ぜたり
重ねたりして色を作らないのだろうか。。。
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ここはどこ?と一瞬分からなくなってしまうほど、完全に日本の家。12歳で日本に留学し長年住んでいたから
違和感なく住むことができたのだろう。
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そしてこちらが林之助が勤めた、もと台中師範学校、現国立台中教育大学である。建築年はちょっと分からないのだが
日本統治時代の建築だということだ。
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石材とレンガタイルを半々ぐらいで組み合わせてあり、装飾は割と控えめ。
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向かいの幼稚園も素敵だったが、さすがに敷地内に入るのはダメと言われ、外からのみ。。。
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こちらは日本統治時代の警察宿舎をリノベーションした台中文学館。1932年完成の平屋建ての木造家屋は
それほど規模は大きくないが、独立した門と庭がつき十分快適そう。
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このような家が数棟建ち並ぶ敷地を丸ごと活用してある。すごいな!!このくらいあれば「街」を感じることができる。
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常設展や特別展、講堂、児童文学館などの用途が各建物に割り当てられ、全部で文学館の機能を果たすようだ。
そして建物の間の道は「文学散歩道」と名づけられ、緑地と併せて素敵なオアシスになっているのだ。
うまく考えられているなぁ!
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建物はほぼ建て替えと言えそうだが、こういう古いレンガ塀などが残されていることで、うまくなじんでいるな!
古い塀や石垣などは景観に重要な役割を果たす。日本でも建物と共に撤去されることが多いが、建物以上に大切に
してほしいものだ。。。
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続く。
台中柳原教会から、林之助記念館へ向かう。道すがらは特に何てこともない普通のまちなみだが、人々の生活空間を飾る
素敵な面格子やモザイクタイルの数々に何度も立ち止まってはレンズを向ける。
台湾の面格子は縦横がクロスする部分を90度ひねって鋲で留めてあるため、部材の幅広面が正面に現れ、しかも
鋲がポイントになって見映えがする。細かい格子だと、90度ひねって、戻して、またひねって、、、とねじねじ続きに
なるのでさらにカワイイ。
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日本の面格子はほとんど鋲を使わず溶接なので、板状の部材の幅広面が正面に現れることがない。しかも板が薄いので
正面から見たときに模様が分かりにくく、あまり見映えがしないのだ。デザインの創造性、豊富さも合わせて、
面格子の素敵さのレベルは断然台湾が上だ。
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かわいいフォントの大江印刷廠。建物も古い。
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通りの一角に大きく枝を伸ばし涼しい木陰をつくっている木は、もともとは鉢植えだったんじゃないだろうか。
道路に張り出した木を障害物として切ってしまわない、台湾の大らかさが好きだなぁ。
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町家バージョンの武徳館。持ち送りにおしゃれ心をプラス。
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小さな長方形の糸くずタイル。
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このあたりは柳川里と呼ばれる場所で、果物問屋街やおもちゃ、駄菓子問屋街などがあり、商業地として賑わったとか。
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こちらが林之助記念館。林之助は台湾総督府展覧会で連続して大賞を受賞し「台湾膠彩画の父」と称される
有名画家である。州立台中師範学校で教鞭をとった林之助は、柳川沿いのこの宿舎を60年もの間住居兼アトリエとして
使用し、ここで多くの作品を生みだすと共に有能な学生を指導した。典型的な日式木造家屋は歴史建築として登録され、
官民の資金による修復工事を経て、2015年から林之助記念館として一般公開されている。
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アトリエの壁のラックには色とりどりの絵の具の瓶がずらりと!300本以上あるだろうか?
「膠彩画」というのは、膠で顔料を定着させる、いわゆる日本画の技法を使った絵のことらしい。
確かに、作品は日本画っぽいなと思って見ていた。よく知らないのだが、水彩絵の具や油絵の具のように、混ぜたり
重ねたりして色を作らないのだろうか。。。
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違和感なく住むことができたのだろう。
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そしてこちらが林之助が勤めた、もと台中師範学校、現国立台中教育大学である。建築年はちょっと分からないのだが
日本統治時代の建築だということだ。
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石材とレンガタイルを半々ぐらいで組み合わせてあり、装飾は割と控えめ。
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向かいの幼稚園も素敵だったが、さすがに敷地内に入るのはダメと言われ、外からのみ。。。
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こちらは日本統治時代の警察宿舎をリノベーションした台中文学館。1932年完成の平屋建ての木造家屋は
それほど規模は大きくないが、独立した門と庭がつき十分快適そう。
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このような家が数棟建ち並ぶ敷地を丸ごと活用してある。すごいな!!このくらいあれば「街」を感じることができる。
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常設展や特別展、講堂、児童文学館などの用途が各建物に割り当てられ、全部で文学館の機能を果たすようだ。
そして建物の間の道は「文学散歩道」と名づけられ、緑地と併せて素敵なオアシスになっているのだ。
うまく考えられているなぁ!
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建物はほぼ建て替えと言えそうだが、こういう古いレンガ塀などが残されていることで、うまくなじんでいるな!
古い塀や石垣などは景観に重要な役割を果たす。日本でも建物と共に撤去されることが多いが、建物以上に大切に
してほしいものだ。。。
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続く。