河津からの続き。
帰りにもう一度伊東に立ち寄ろうと思っていたのだが、湯ヶ野温泉への行き帰りで2~3時間もロスしたので
もう熱海まで直行する。帰りの新幹線の時間までちょこっと夕食を食べるかお茶しようかと考えていたが、
友人の提案で竜宮閣へ立ち寄り湯をしに行くことに。ナイスアイデア!!
ここは4年前に熱海をうろついた時にも惹かれていた古い旅館。もう夕方だったのでダメかもと思ったが、聞いてみるとOKと。
やった!
しかし料金は結構高かった。貸切湯で1人1000円。しかも制限時間30分!?一瞬たじろいでしまったが、
タイル見たさに入ることに(爆)。案内されたお風呂はこれまた地下で、狭い廊下に面してこじんまりした貸切風呂が
2つ並んでいた。
せっかく1人ずつ1000円払うのだから、2つのお風呂を1つずつ使おう(笑)。30分しかないから、
すばやくタイル鑑賞しなければ。
ガラッと浴室の戸を開けたら、、、おおっ、大きなタイル絵が!!しかし・・・・激熱風呂のため一瞬でカメラの
レンズが曇ってしまった。拭いても拭いても曇る。う~~ん。。。スマホの方がまだマシだな。。。
ということでスマホの写真が多くなっているがあしからず。。。
湖畔で水浴する乙女たちをやわらかなタッチで描いている。お風呂屋にあるようなペンキ絵ではなく、タイルに
焼き付けてあるようだ。
片隅に銘が入っていた。「W.Keisho」、って誰だろう。
目を移せば、床もひょうたん型の浴槽もモザイクタイル貼り。そして天井までいちめんに豆タイル貼りだ!
湖のタイル絵の向かい側の壁には、豆タイルで描いたタイル絵が。竜宮城と浦島太郎。お風呂屋によくある
パターン化された風景画よりもずっと細やかな色使い。水中に降り注ぐ光のゆらめきや、岩の凹凸の陰影なども
表現され、とても絵画的だ。キャンバスに絵の具を塗るように、タイルの色を選んで置いていくのだろうか。
そして片隅には、落款のような「竜宮閣」のマークがデカデカと!(笑)
「竜」の文字の中央部や「閣」の門構えの部分など、細かい細工が光る。
そして吐水口は、魚を抱く少年。魚籃観音の変形か・・・?
床はすべらないよう無釉の色土モザイクタイルを使用。
ひとしきり写したら友人とチェンジ。こちらはあまり湯気がこもっておらずきれいに撮れるな。
こちらも扇形の浴槽、壁、天井すべてモザイクタイル貼りである。
そしてこじんまりしたサイズの組絵タイルが2つ。浴槽の近くにあるのは12枚組の鯉の絵。
もう一方は少し大きく24枚組で、駿河湾ごしに眺める冨士山だな。いずれもマーブルタイルの額縁に囲まれている。
それぞれの浴室を10分ずつ撮って、残りの10分でちゃぽんと浸かる。・・・慌しいが(汗)、お湯が熱すぎて
浸かっていられないので、普通に入浴するならまぁ30分もあれば十分といったところか。
帰り出がけにここの女将にちょっと質問すると、この建物の由来について説明して下さった。
曰く、東京で龍宮というカフェをやっていたが、1940(昭和15)年にここへ移ってきた。元はお蕎麦屋さんの
建物であり、玄関入ると海が見えたのを気に入って購入し、改造して旅館にしたそうな。
組子のある窓は、蕎麦屋の受付だったとの話。
この看板は東京でやっていたカフェ時代のもの。お父様の友達の彫刻家が彫ってくれたそう。
「昭和十一年」「贈お田君」などの文字が見える。
下駄箱の構造が珍しく、映画のために大道具さんが見に来ることもあるのだとか。
「貸下駄」とは、何とも時代を感じさせるなぁ。
外へ出たらもう真っ暗。竜宮閣の夜景もいいなぁ~~。隣の三景荘も気になる。。。
駅前商店街の飲食店?土産物屋?の店先。クッションにしか見えないが、左官仕事!
レストランフルヤでお茶したかったが・・・駅前に戻ってきたときにはもう閉まっていた。残念。
あぁしかし、今日は桜祭りのために数時間ロスしてしまったが、その他は順調、いやとても満足。
今回の旅もタイル三昧で、素晴らしい物件をたくさん見て、新たな発見もあったし、タイルの素晴らしさを
伝えることもできたな!充実の旅だった。
おわり。
帰りにもう一度伊東に立ち寄ろうと思っていたのだが、湯ヶ野温泉への行き帰りで2~3時間もロスしたので
もう熱海まで直行する。帰りの新幹線の時間までちょこっと夕食を食べるかお茶しようかと考えていたが、
友人の提案で竜宮閣へ立ち寄り湯をしに行くことに。ナイスアイデア!!
ここは4年前に熱海をうろついた時にも惹かれていた古い旅館。もう夕方だったのでダメかもと思ったが、聞いてみるとOKと。
やった!
しかし料金は結構高かった。貸切湯で1人1000円。しかも制限時間30分!?一瞬たじろいでしまったが、
タイル見たさに入ることに(爆)。案内されたお風呂はこれまた地下で、狭い廊下に面してこじんまりした貸切風呂が
2つ並んでいた。
せっかく1人ずつ1000円払うのだから、2つのお風呂を1つずつ使おう(笑)。30分しかないから、
すばやくタイル鑑賞しなければ。
ガラッと浴室の戸を開けたら、、、おおっ、大きなタイル絵が!!しかし・・・・激熱風呂のため一瞬でカメラの
レンズが曇ってしまった。拭いても拭いても曇る。う~~ん。。。スマホの方がまだマシだな。。。
ということでスマホの写真が多くなっているがあしからず。。。
湖畔で水浴する乙女たちをやわらかなタッチで描いている。お風呂屋にあるようなペンキ絵ではなく、タイルに
焼き付けてあるようだ。
片隅に銘が入っていた。「W.Keisho」、って誰だろう。
目を移せば、床もひょうたん型の浴槽もモザイクタイル貼り。そして天井までいちめんに豆タイル貼りだ!
湖のタイル絵の向かい側の壁には、豆タイルで描いたタイル絵が。竜宮城と浦島太郎。お風呂屋によくある
パターン化された風景画よりもずっと細やかな色使い。水中に降り注ぐ光のゆらめきや、岩の凹凸の陰影なども
表現され、とても絵画的だ。キャンバスに絵の具を塗るように、タイルの色を選んで置いていくのだろうか。
そして片隅には、落款のような「竜宮閣」のマークがデカデカと!(笑)
「竜」の文字の中央部や「閣」の門構えの部分など、細かい細工が光る。
そして吐水口は、魚を抱く少年。魚籃観音の変形か・・・?
床はすべらないよう無釉の色土モザイクタイルを使用。
ひとしきり写したら友人とチェンジ。こちらはあまり湯気がこもっておらずきれいに撮れるな。
こちらも扇形の浴槽、壁、天井すべてモザイクタイル貼りである。
そしてこじんまりしたサイズの組絵タイルが2つ。浴槽の近くにあるのは12枚組の鯉の絵。
もう一方は少し大きく24枚組で、駿河湾ごしに眺める冨士山だな。いずれもマーブルタイルの額縁に囲まれている。
それぞれの浴室を10分ずつ撮って、残りの10分でちゃぽんと浸かる。・・・慌しいが(汗)、お湯が熱すぎて
浸かっていられないので、普通に入浴するならまぁ30分もあれば十分といったところか。
帰り出がけにここの女将にちょっと質問すると、この建物の由来について説明して下さった。
曰く、東京で龍宮というカフェをやっていたが、1940(昭和15)年にここへ移ってきた。元はお蕎麦屋さんの
建物であり、玄関入ると海が見えたのを気に入って購入し、改造して旅館にしたそうな。
組子のある窓は、蕎麦屋の受付だったとの話。
この看板は東京でやっていたカフェ時代のもの。お父様の友達の彫刻家が彫ってくれたそう。
「昭和十一年」「贈お田君」などの文字が見える。
下駄箱の構造が珍しく、映画のために大道具さんが見に来ることもあるのだとか。
「貸下駄」とは、何とも時代を感じさせるなぁ。
外へ出たらもう真っ暗。竜宮閣の夜景もいいなぁ~~。隣の三景荘も気になる。。。
駅前商店街の飲食店?土産物屋?の店先。クッションにしか見えないが、左官仕事!
レストランフルヤでお茶したかったが・・・駅前に戻ってきたときにはもう閉まっていた。残念。
あぁしかし、今日は桜祭りのために数時間ロスしてしまったが、その他は順調、いやとても満足。
今回の旅もタイル三昧で、素晴らしい物件をたくさん見て、新たな発見もあったし、タイルの素晴らしさを
伝えることもできたな!充実の旅だった。
おわり。