台湾の続き。
台中発タイル民居めぐりを終えたあとは台北の宿へ戻り、最終日はどこへいこうかと考えていた(行き当たりばったり!笑)。
夕方4時頃に台北駅を出て空港へ向かえばいいのでほぼ丸一日ある。
しかし、翌日台北は雨らしい。雨は嫌だなぁ・・・ということで、台北を離れ南へ向かうことにした。
昨日に続き、台中へ(爆)
今日の台中はいい天気!!高鉄の台中駅から台鉄に乗り換え、降り立ったのは朝10時過ぎ。よしよし。
そして改札を出てみると・・・おや、何か様子が違うな?あっ、ここも新しい駅舎に変わっているのか!
台鉄高雄駅も少し前に新駅舎が供用開始されており、私が去年の秋訪れたときはそのほんの直前の姿だった。
そうかぁ、続々新駅舎に変わっていっているのだな。。。
そして空中通路から下を見下ろすと、、、うわぁ。。。広い空き地。ここは元は地上ホームやヤードの広がっていた場所だな。
もうすっかり跡形もなく原っぱになっているが、端の方に見える古い倉庫は線路脇に建っていたものだ。
新しい橋上駅舎を作るときはもちろん鉄道を運行しながら建設するので隣接する空地に先に新築しておいて、
完成後に旧の部分を撤去するから広い空き地ができる。いずれここも、駅前広場として整備されるか
何かの建物が建つかのどちらかだろうが、線路が取り払われガラーンとした状態は何とも哀れを誘う。。。(苦笑)
反対側を見に行ってみると、あっ!旧駅舎がちゃんと残されているな、よかったぁ~!
そりゃー、あれを解体してしまうわけはないわな。ほっ
そして・・・おや、あれは・・・旧ホームじゃないの!?
生々しい土の見える路盤と、途中でブツリと切れたホーム上屋が、広々した駅前広場と、真新しい
高架駅のコンクリート橋脚に挟まれるように残っていた。うわぁ~~、胸が締め付けられる~~
エスカレーターを下りて近寄ってみると、まさしくホーム。上屋を支える鋳鉄製の柱が並び、
黄色の線とホーム端の滑り止め付の平板。ここだけ見れば何の疑いもなくホームだ。
何度か見た記憶のある柱の模様も。
しかし、矢印の指す方向を見れば、柵で締め切られたその奥に真っ暗な空間・・・あぁ。
バリケードの隙間から覗いてみると、、、おや、ホーム上屋の鋳鉄柱が根巻き基礎ごと、何本も置いてあるじゃないの。
あれはどう見ても、「とってある」感じだな。もしかして新しく整備する施設の一部に使うために保管してあるのだろうか。
いや、きっとそうだ!
そうだ、ここは台湾。台鉄はこの美しいレンガの駅舎の保存はもちろんのこと、旧ホームの一部も
素敵な何かに変身させてくれるに違いない!!
台中駅では最近、この解体工事中にだと思うが、1905年に建てられた擬洋風木造建築の初代駅舎が
一部現存していることが発見され、台湾の鉄道史上重大な発見として話題になった。
明治、大正、昭和の各時代に作られた建物が並存して今まで使われてきたのだ。素晴らしいな!
向こうに見えるのは、ル・メリディアン台中。展望台は回転するのかな?
1917(大正6)年に建てられた2代目台中駅舎。8頭身美人のような(笑)超美形レンガ建築。
これからも変わらず台中の顔として君臨し続けるだろう。
こっちの方はまだほとんどそのまま手をつけていない感じ。
今は地上の線路をぶった切られた古い駅舎がぽつねんと残っているような感じだが、近いうちに
何の違和感もなく街に溶け込んでいくに違いない。古いものと新しいまちを融合するのが台湾は
とてもうまいから。悪いようにはならない、必ず今よりよくなる、そう期待していよう!
注)これは2018年12月23日時点での風景です。
続く。
台中発タイル民居めぐりを終えたあとは台北の宿へ戻り、最終日はどこへいこうかと考えていた(行き当たりばったり!笑)。
夕方4時頃に台北駅を出て空港へ向かえばいいのでほぼ丸一日ある。
しかし、翌日台北は雨らしい。雨は嫌だなぁ・・・ということで、台北を離れ南へ向かうことにした。
昨日に続き、台中へ(爆)
今日の台中はいい天気!!高鉄の台中駅から台鉄に乗り換え、降り立ったのは朝10時過ぎ。よしよし。
そして改札を出てみると・・・おや、何か様子が違うな?あっ、ここも新しい駅舎に変わっているのか!
台鉄高雄駅も少し前に新駅舎が供用開始されており、私が去年の秋訪れたときはそのほんの直前の姿だった。
そうかぁ、続々新駅舎に変わっていっているのだな。。。
そして空中通路から下を見下ろすと、、、うわぁ。。。広い空き地。ここは元は地上ホームやヤードの広がっていた場所だな。
もうすっかり跡形もなく原っぱになっているが、端の方に見える古い倉庫は線路脇に建っていたものだ。
新しい橋上駅舎を作るときはもちろん鉄道を運行しながら建設するので隣接する空地に先に新築しておいて、
完成後に旧の部分を撤去するから広い空き地ができる。いずれここも、駅前広場として整備されるか
何かの建物が建つかのどちらかだろうが、線路が取り払われガラーンとした状態は何とも哀れを誘う。。。(苦笑)
反対側を見に行ってみると、あっ!旧駅舎がちゃんと残されているな、よかったぁ~!
そりゃー、あれを解体してしまうわけはないわな。ほっ
そして・・・おや、あれは・・・旧ホームじゃないの!?
生々しい土の見える路盤と、途中でブツリと切れたホーム上屋が、広々した駅前広場と、真新しい
高架駅のコンクリート橋脚に挟まれるように残っていた。うわぁ~~、胸が締め付けられる~~
エスカレーターを下りて近寄ってみると、まさしくホーム。上屋を支える鋳鉄製の柱が並び、
黄色の線とホーム端の滑り止め付の平板。ここだけ見れば何の疑いもなくホームだ。
何度か見た記憶のある柱の模様も。
しかし、矢印の指す方向を見れば、柵で締め切られたその奥に真っ暗な空間・・・あぁ。
バリケードの隙間から覗いてみると、、、おや、ホーム上屋の鋳鉄柱が根巻き基礎ごと、何本も置いてあるじゃないの。
あれはどう見ても、「とってある」感じだな。もしかして新しく整備する施設の一部に使うために保管してあるのだろうか。
いや、きっとそうだ!
そうだ、ここは台湾。台鉄はこの美しいレンガの駅舎の保存はもちろんのこと、旧ホームの一部も
素敵な何かに変身させてくれるに違いない!!
台中駅では最近、この解体工事中にだと思うが、1905年に建てられた擬洋風木造建築の初代駅舎が
一部現存していることが発見され、台湾の鉄道史上重大な発見として話題になった。
明治、大正、昭和の各時代に作られた建物が並存して今まで使われてきたのだ。素晴らしいな!
向こうに見えるのは、ル・メリディアン台中。展望台は回転するのかな?
1917(大正6)年に建てられた2代目台中駅舎。8頭身美人のような(笑)超美形レンガ建築。
これからも変わらず台中の顔として君臨し続けるだろう。
こっちの方はまだほとんどそのまま手をつけていない感じ。
今は地上の線路をぶった切られた古い駅舎がぽつねんと残っているような感じだが、近いうちに
何の違和感もなく街に溶け込んでいくに違いない。古いものと新しいまちを融合するのが台湾は
とてもうまいから。悪いようにはならない、必ず今よりよくなる、そう期待していよう!
注)これは2018年12月23日時点での風景です。
続く。