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Channel: まちかど逍遥
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台中のまちをぐるぐる歩く (台湾)

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昨日また台湾から帰って来た。
今回行くまでに前回の台湾の記事を完了させようと思っていたのに間に合わなかった・・・(汗)。
ややこしいけれども、この記事は2018年の年末に行った前回の旅の話です(爆)
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台中の続き。

台中駅ですっかり時間を取ってしまったが、さて今からは建築めぐり。
台中はずっと昔、友人がこちらで結婚した頃だったか、日月潭へ連れて行ってもらった時に(うろ覚え)一度泊まった
ことがあったのだが、当時台中の町に特に惹かれた記憶は全くない。新しい街という印象をずっと持っていた。
しかし調べてみると日本統治時代の建物が結構あるのだ。印刷したマップを手に、まずは公売局第五酒廠へ向かう。

・・・と、その手前に市場が。う~んやっぱり市場には立ち寄らないと気が済まない。
日用品や食品など日常生活に欠かせない、庶民的な市場だった。
それにしても、日よけなのだろうがフサフサしたモールがカラフル!!風通しがよくて適度に太陽光を遮ることが
できる優れもの。インスタ映えもするな(!?)


しかしこれってあのナイロンバッグの色じゃないの(笑)


市場内のお店でワンタンの昼食をとってから市場を出てきたら、教会があった。台中復興路無原罪聖母堂。
古いものではないがなかなか素敵な建物だ。


横には鐘楼だろうかカッコイイ塔が。窓には色ガラスがはまっている。これはちょっと中から見てみたいなぁ~


入口のドアが開いていたのでちょっと入ると、中ではお祈り中?のようだったので、玄関だけ勝手に見せてもらう。
正面側にも色ガラスがはまっているのが外から見えていたが、内側から見るとこの通り。
もちろん戦後、見たところ2~30年前ぐらいの建物に思えるが、原色のとりどりのガラスがとっても楽しいな!

外から見ると聖堂の窓も色ガラスがはまっていた。一心に祈る人々の頭上から鮮やかな光が降り注いでいることだろう。

さてこちら、旧公売局第五酒廠の生き残り!?現在も営業している台中酒廠。これは戦後すぐぐらいの建築だろう。
かなりカッコイイ!イメージは警察とか官公庁の建築と共通する。


そしてその隣には、華山文創園区のようにさまざまな形の建築が建ち並ぶ広大な敷地があった。
元は日本統治時代に創業した大正清酒株式會社臺中工廠だったのが、1922(大正11)年にお酒が専売品となり、
工場は総督府の専売局台中支局台中工場となった。そして戦後、公売局第五酒廠に。


1998年に工場が移転し空き家になった後、リノベーションされて市民の憩いの場、文化創造産業園区となっている。




見たところまだあまり商業的な施設は入っていないようで、公的機関のPR拠点や事務所などとして一部の建物が
使われている。




華山と比べると賑わいは少なくのんびりした公園といった風情だが、建物は鋭意改修工事中。
ここもいろんなタイプの建物があり、これからどんな風に使っていくのか楽しみだ。


煙突はこの施設のシンボルとしてもちろん保存。真下から見上げると迫力があってテンションが上がる~~




タイルの手洗いが(笑)




パイプラインも装飾として残す。




ベンチも廃物利用と見られる。何かの薬剤の容器?


ずらりと並ぶ赤レンガ倉庫は壮観。ここも現在工事中だが、バリケードも柵もない。
今なら広い敷地内をゆっくり散歩しながら、100年近くも前からここにあった工場が、徐々に新しく生まれ変わって
いく様子をリアルタイムで見ることができるのだ。それはとっても貴重な瞬間じゃない!?
台中の人は毎日散歩がてら観察してほしいな!

これからどう進化していくのか楽しみだ。

続く。

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