民居めぐりの続き。
さて午前中から続けてきたタイル民居めぐり、そろそろいい時間になってきたので、こちらが最後の訪問地。苑裡蔡家。
門が閉まっていたが徐さんの顔パスのおかげで(?)内部へ招き入れてもらった。
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蔡家は商売で財をなした。この家は清代末期の1820年頃に建てられたもので、その歴史は
なんと約200年にもなる。へぇ~~!
福州杉や唐山石など中国から運んできた材料が使われているとか。元はもっと広かったが
現在は正庁と両脇の廂房が現存するのみで、他の建物はすでに解体されてしまったのだという。
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四方を建物に囲まれた広い中庭の中ほどにレンガ造の門と低い塀がある。この塀の前後では
別々の家族が住んでいたのだろうか。
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息を飲むほど美しい、正庁の入口の両側の壁に、マジョリカタイルは貼られていた。シンプルで潔い、
二種類の花模様のコンポジション。
南国の花でなく可憐なコマクサの模様をチョイスしているのも控えめな印象。
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テラス部分の軒を支えるのはレンガの円柱。梁には直接模様が描かれている。
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入口の上に掲げられた扁額もまた素晴らしい。剪黏と直接の彩色で鮮やかに飾られている。
剪黏は焼き物のかけらを使うため、タイルと同様年月を経ても色あせない。
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徐さんがここの奥様と会話して生活スペースにまで入らせてもらった。
第二次世界大戦前に日本へ行っていたが戦後戻って今まで住んでいるとのこと。
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コウモリの模様が陰刻された壁のレンガ。落ち着いた色はレンガの上からペイントされている。
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大切に手入れをしながら住まわれているようだった。あぁ、貴重な見学だった。ありがとうございました。
中国語ができたら私もいろいろお話を聞きたかったなあ。
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すり減った入口のレンガが経てきた時を忍ばせる。
外は日が落ちてきて薄暗い。雨はまだ降り続いている。
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新竹まで走り、城隍廟の近くでごはんを食べることに。新竹は前に半日歩いたことがあるが
城隍廟は入ってなかったな。
雨がひどいしどこの路地に入り込んだのかもう全く分からないが、ここはどこかのお寺?奥まで入って行く。
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※ここは城隍廟の西側に付随する新竹法蓮寺。1924(大正13)年に改装完了した。
壁と同じ白無地タイル貼りの祭壇(?)の前面に、中国風のステンシル絵タイルと、端に松葉模様の
ボーダータイルがあしらわれていた。おぉ〜こんなところに〜!最後までタイル物件を見ることができた。
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お寺と市場が直結したようなフードコートでごはん。お腹すいたー
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揚げ春巻きみたいなの、すごく美味しかった!他にも牡蠣オムレツなどいろいろ。
前日の新東南でのディナーとはまた違うB級グルメを堪能して、長いタイル民居めぐりの1日が終わった。
朝から晩まで、スペシャルなタイルツアー、本当にありがとう〜!
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続く。
さて午前中から続けてきたタイル民居めぐり、そろそろいい時間になってきたので、こちらが最後の訪問地。苑裡蔡家。
門が閉まっていたが徐さんの顔パスのおかげで(?)内部へ招き入れてもらった。

蔡家は商売で財をなした。この家は清代末期の1820年頃に建てられたもので、その歴史は
なんと約200年にもなる。へぇ~~!
福州杉や唐山石など中国から運んできた材料が使われているとか。元はもっと広かったが
現在は正庁と両脇の廂房が現存するのみで、他の建物はすでに解体されてしまったのだという。

四方を建物に囲まれた広い中庭の中ほどにレンガ造の門と低い塀がある。この塀の前後では
別々の家族が住んでいたのだろうか。

息を飲むほど美しい、正庁の入口の両側の壁に、マジョリカタイルは貼られていた。シンプルで潔い、
二種類の花模様のコンポジション。
南国の花でなく可憐なコマクサの模様をチョイスしているのも控えめな印象。

テラス部分の軒を支えるのはレンガの円柱。梁には直接模様が描かれている。


入口の上に掲げられた扁額もまた素晴らしい。剪黏と直接の彩色で鮮やかに飾られている。
剪黏は焼き物のかけらを使うため、タイルと同様年月を経ても色あせない。

徐さんがここの奥様と会話して生活スペースにまで入らせてもらった。
第二次世界大戦前に日本へ行っていたが戦後戻って今まで住んでいるとのこと。


コウモリの模様が陰刻された壁のレンガ。落ち着いた色はレンガの上からペイントされている。

大切に手入れをしながら住まわれているようだった。あぁ、貴重な見学だった。ありがとうございました。
中国語ができたら私もいろいろお話を聞きたかったなあ。

すり減った入口のレンガが経てきた時を忍ばせる。
外は日が落ちてきて薄暗い。雨はまだ降り続いている。

新竹まで走り、城隍廟の近くでごはんを食べることに。新竹は前に半日歩いたことがあるが
城隍廟は入ってなかったな。
雨がひどいしどこの路地に入り込んだのかもう全く分からないが、ここはどこかのお寺?奥まで入って行く。

※ここは城隍廟の西側に付随する新竹法蓮寺。1924(大正13)年に改装完了した。
壁と同じ白無地タイル貼りの祭壇(?)の前面に、中国風のステンシル絵タイルと、端に松葉模様の
ボーダータイルがあしらわれていた。おぉ〜こんなところに〜!最後までタイル物件を見ることができた。



お寺と市場が直結したようなフードコートでごはん。お腹すいたー

揚げ春巻きみたいなの、すごく美味しかった!他にも牡蠣オムレツなどいろいろ。
前日の新東南でのディナーとはまた違うB級グルメを堪能して、長いタイル民居めぐりの1日が終わった。
朝から晩まで、スペシャルなタイルツアー、本当にありがとう〜!

続く。