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Channel: まちかど逍遥
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飛騨金山 ~福寿美旅館その2

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福寿美旅館の続き。

見どころはまだまだあった。3階に上ると大広間があるのだが、これがまたすごい!


この舞台、まるで龍宮城じゃない!?


さっきの廊下の橋と同じ朱塗りの欄干、漆塗りの(?)舞台床。


巨大トイレットペーパーに挑む虎(笑)。リアルな虎は釘隠し。


舞台の反対側には床の間があるのだが・・・こちらも一見して普通でない。野趣あふれすぎる床柱はまぁいいとして、
この厚切りベーコンみたいな床板、、、厚みは3~40cmぐらいある(汗)


おまけにこんなところに冨士山が・・・いったいこれらの意匠から何を読み取ればよいのか・・・


特大釘隠しの虎、長押からはみ出しているじゃないの~~~~


床の間の右側の出窓のようなスペースの天井。これは寄せ木?突き板を張り合わせたもの?その上にまた
絵を描くという柄on柄。


うわ~~廊下の天井にはそれがずらりと並んでいる。壁にも絵が描かれていてもう派手派手。


ずっと奥へ行くとトイレがあった。これがまた普通のトイレじゃなく・・・ミラートイレ!


柄なしと柄ありの小さなミラータイルが市松状にみっしりと!!


手洗いシンクは玉石タイルで。石鹸置き台がかわいい~~


こんなキラキラのトイレでは落ち着かなさそう~~。個室の中もいちめんミラータイルだった。。


トイレの前の階段は一見洋風な雰囲気だが擬宝珠が。。


壁の中から本物の木が生えているかのような楕円窓。春になったらつぼみがつくんじゃないか・・・


室内側から見ると格子が主役。家紋の桐のようなデザインの組子。


押入れドアにこんな螺鈿細工が象嵌されている。


ピンク、グリーン・・・玉虫色にきらめく螺鈿。


竹に雀のかわいい模様のすりガラス。濃密過ぎる意匠がてんこ盛りなので、こういう普通なのを見ると和むね・・・(笑)


あぁ、もうおなかいっぱい。すみずみまでゆっくり見学させていただいた女将さんに感謝。
こんな面白い宿、廃業はもったいないな。。。復活はないのかなぁ~~


続く。

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