Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

広電江波車庫

$
0
0
廿日市から市内へ戻り、友人がピックアップしてくれた地図を頼りに近代建築をめぐる予定。
広電江波線で終点まで行き、旧広島地方気象台を見に行こう。

終点の江波で電車を降りたら、、、あっ、車庫だ!いろんな車両が停まっている。


ちょ、ちょっとだけ見ていい?鉄道には特に興味のない友人に一応断っておく(笑)
広電の事務所にも声をかける。ちょっと電車見たいんですけどそこまで入らせてもらっていいですか?


にも書いたが、広電はもと京都市電や大阪市電の古い車両を最新の車両とともにたくさん走らせていて、
次はどんなのが来るかと電停で待っているのも楽しい。


江波車庫には古い車両が多い。そして私が遠目で気になっていたのが、車庫の奥の方に鎮座している、これ。
他のとはなんか趣が違うのだ。顔が細くシュッとしている。


整備をしていたおっちゃんがふらりと近づいてきて、「これはドイツのハノーバーから来たんよ」と
教えてくれた。なんでも、広島市とハノーバー市が姉妹都市だというので贈られたそうだ。
今101というレトロ列車を午前中のみ走らせているが冬は寒いのでこのハノーバー電車が代わりに
登場するらしい。面白いなぁ!


細い顔立ちと三枚スライドドアが斬新。


101は上は作り直したものだが台車は古いのだとか。車輪が少ないのでガタガタ揺れるらしい。


よそから購入した車両は広電カラーに変更せずできるだけオリジナルの色のままずっと塗り直して
いるそうだ。長い車両を路面電車用に切り分けて短い車両の編成に改造したりもしているとか。
最近は低床型の車両が増えてきてだんだん古い車両は現役を退きつつあるが、「京都市電なんかは
まだ当分使うんじゃないかな」とおっちゃんは言っていた。

新旧取り混ぜてほんとにうまく使っているなぁ。古い車両に対する愛情を持っているからだろうな。

いろいろ教えてくれたおっちゃんにお礼を言って出口近くまできたら、停まっていた花電車みたいな
オープンカーに運転士さんが乗っているのに気づいた。
これも古いんですか?声をかけたら、これは大阪から来たと教えてくれた。昭和4年製。床が木だ!
普通の車両の上の部分をスパッと取り去って改造したんだって!へぇ〜
パンタグラフが面白いことになっているなぁ。
これも市内を走るんですか?と聞いたら、カープが勝ったりした時に走るイベント電車だと。
しかし最近カープは弱くて困る、ファンをやめたくなるよ、と(笑)


事務所からもう1人乗務員さんが来て花電車を車庫の外へ走らせ、市内へと去っていった。
今からどこへ行くの〜


いや〜楽しい。友人も結構楽しかったようでホッ。。。
お仕事中にも関わらずとっても親切に対応してくれた広電の職員さんたち。ありがとうございました!
ますます広電が好きになった!

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles