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Channel: まちかど逍遥
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仙台港の貨物線をめぐる(前編)

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太平洋フェリーきその旅の続き。

朝6時ごろに目がさめると、船は大きく揺れている。北へ向かう間に外はずいぶん荒れてきたようだ。
インサイドの部屋なので窓はあるものの海の様子は見えず。気になるが、部屋の外へ出るために着替えるのも面倒。


二度寝したあと8時ごろに海の様子を見にちょっと部屋から出てみよう。
ホールの窓から海が見える。おぉ!すごい波だな!思っていた以上に大きな波。船体が波頭に乗り上げるたびに
白い波しぶきが霧のようにあたりを覆う。そら揺れるわな・・・
しかし以前苫小牧から秋田まで乗ったときほどではない。あの時はもっと大きくうねってすっかり酔ってしまい
日本海に入るまで起き上がれなかった。今回はまだ物も食べられる。
しかしお風呂は揺れが激しいため閉鎖中とのこと。え~~~これはいよいよ部屋でくつろぐしかない(苦笑)。
やはり長距離クルーズなので個室を取っておいて正解。。。
お茶を沸かしおやつを食べながら、ブログの下書きをしたり、本を読んだり、次の旅のプランを考えたり。
昼寝をして日頃の睡眠不足を補ったり。あぁ満喫(笑)

午後になって、仙台港を出航したきたかみとすれ違うというアナウンスがあったので急いでデッキへ出ると
大勢の人がカメラを持って集まっていた。遠くに小さな点のように見えていたきたかみはみるみるうちに大きくなり
横に並んだと思ったら、また遠ざかっていく。
広い海原を孤独に旅している船にとって、すれ違う船は懐かしい友達のように親しみが湧くものだ。
同じ航路の船だからなおさら。お互いの船から相手を眺めながら、小さくなっていく姿を名残惜しむ。


途中仙台港には夕方16時半に到着する。陸地が近づいて電波も入るようになると待ちかねたように
もろもろチェック。あぁすっかりインターネット中毒だなぁ(苦笑)


港が見えると急いでデッキへ。


名古屋港よりもずっとのどかな景色。




この仙台港で約3時間停泊するのだ。出航は前と同じ19:40。
フロントで手続きすれば途中下船もできる。うまい具合に雨も止んでいるので、外へ出よう。


実は前回仙台港からきたかみに乗ったとき、時間があれば仙台港の貨物線を見て歩こうと考えていたのだが、
他でゆっくりしすぎて時間がなくなってしまったのだった。


そしてさっきデッキで着岸を見ていた時、港を走る貨物列車の姿がちらりと見えた。それでぐうたら心を抑えこみ
下船することを決心したのだ(笑)。


埠頭の端でくるりとUの字を描いている貨物線を、一番端から順に見ていこう。
財布とカメラだけの身軽な荷物で歩けるので楽々~~


コンテナ置き場や工場が立地するだだっ広い港湾道路、1ブロックが長い長い。。。あぁ涼しくてよかった~
しかし埠頭の先端へ向かう徒歩の人間に対して、たまに出くわす人が遠目でも不審げな視線を送ってくる(苦笑)
何か事件でも起こったら、「ここを1人で歩いていく怪しい女を見た」と通報されるのだろう(爆)


ふと見ると踏切が。あーここがいちばん端っこだな。ん~いいねぇ。






警報機のランプが立体的でかわいいな。りんごみたいだ。


次の踏切ではレールを載せた貨車が停まっている。おぉ~素敵!


そしてその次の踏切は、うわぁ、サイロが線路の至近に。


続く。

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