Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

昼タイル 大津&京都

$
0
0
長編シリーズがいっぱい控えているのだけど、準備ができていないので、小ネタをいろいろ出してきてごまかす・・・(汗)

こないだ大津から京都市役所へ行くのに京津線の上栄町駅まで送ってもらったが、時刻表を見たらめっちゃ
本数が少ないな!電車は行ったばかりのようで、20分ぐらい待たなければならない。
JR大津まで歩こうかと思ったが、京都からまた地下鉄に乗り換えるのも面倒なのでその辺をうろつきながら待つことに。

近くの民家の窓下にあめ色のふっくらタイルが。この艶を見て!思わずナデナデ~~


タイル貼りの一部をわざわざ切り欠いてポストの投函口が埋め込んでいるのもいいね!細かい仕事。


国道161号沿いの小さな民家の壁に、緑色のぽたぽた焼きタイルを発見。


そして同じ家の玄関まわりを見ると・・・あっ、ここにもタイルが。


うわ~これまたきれいなタイルだな!!


ひとつひとつが整形でなく、まるでフリーハンドで切ったようにぐにゃぐにゃにした形。
大、中、小、特大、いろんな大きさが混じっている。パターンがあるにしてもすごく多いのか、本当にランダムに
カットしているのか、そっくりな形はなかなか見つからない。
それに加え、窯変がかったムラムラの色あいが、小さなピースひとつひとつを全く異なる表情にしている。


茶色と薄い水色が入り混じったこの色合い、惚れ惚れするほど美しい~~~


これはいったい何と呼べばいいのか・・・玉石タイルの傍流のような気もするが。。石貼り風タイル?
いいネーミングが思い浮かばない~~


玄関先でタイルに張り付いているときに住人の方が出てこられたらどう言い訳しよう・・・とか考えながら
接写していたら、20分なんてあっという間。名残惜しいが上栄町駅へ戻り、太秦天神川行きに乗った。


ちょうどお昼時、どこでランチにしようかと考えながら電車に乗っていたが、ひとつ見たい物件を思い出し、
東山駅で降りる。ランチは圧縮することにして、散策がてら京都市役所へ向かって歩こう。

フェイスブックで見た残骸タイル。建物がすでに取り壊され更地になった敷地の奥に、色とりどりのタイルが
貼られた奥の壁一枚のみ、ぽつねんと残されていた。中央の2つのレリーフタイルが珍しいな!ラクダとライオン。
しかしこの壁はどういう意図で残されたのだろうか。。。


壊されてしまった建物の中にも貴重なタイルがあったらしいが、重機で一気にガサッとやられてしまったのか(涙)
心ある人によって取り外されて保管されていることを心から祈るが・・・
ここに残るわずかなタイルも保存するつもりで壊さずにおかれているのだと信じたい。


西へ向かって歩いていくと、何か不思議なものが目に入った。


何これ?犬走りの保護のためだろう、柵をしてあるのだが、この柵が伝統的な竹矢来などでなく、レースのような
透かし模様が入った多分鋳物のパネルで、純和風の建物と何ともミスマッチ。それがまた面白い(笑)


忍性寺というお寺のようだ。柵は建物の西面を全部覆っている。勝手口などドアのあるところは隙間が開かないように
ちゃんと斜めに折り込んであり、お寺の門の前はちゃんと可動式のタイプにしてある。




遠くから見ると意外と違和感ないなぁ(笑)


あっ、きれいな色のタイル!目が釘付けになったまま近寄っていくと、焼き鳥屋さんだな。


白い壁の一部のみに、トルコブルー系統の小口タイルが太い目地を取って貼られている。


元は端から端まで貼られていたのだろうか、それとも、元が開口部だった部分を一部ふさいで壁にしたから
途切れたようになっているのか。


いやぁ~~しかしこのブルーからオリーブの色あいの美しいこと!!こういう分厚い湿式の小口タイルが私は大好き!
下の方は白い小口タイルだが、これも同じく焼き物の味わいあふれるタイル。


この古いタイルが確実にこの建物の不動産価値を引き上げているよな!!


さぁもう市役所も近い。先に仕事を済ませ、今日もランチはパンで・・・

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles