合田邸のことを先に書いたが、今回の多度津行きにあたっては、ついでに周辺の市もめぐろうと考え、前日から
泊まりで行くことにした。JRの新快速を乗り継いでまず坂出へ行くことにした。
18きっぷのシーズンでもないのだけれど、高松行きや丸亀行きのバスを使うよりも若干早く着くので。
思えば四国は愛媛ばかり行ってその他はほとんど行っていなかった。昔高松の方を少し歩いたのと、屋島ケーブル跡や
琴電の駅舎を見に来たぐらいかな。あぁそれから少し前に徳島へ日帰りで行ったな。坂出は初めて。
一応近代建築をチェックしておいたので、坂出駅から歩き出してまず四谷シモン人形館へ向かった。
商店街側の門は閉ざされている。入口は裏らしい。
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地味な玄関を入るとにこやかなおばちゃんが迎えてくれた。
この建物は1936(昭和11)年に鎌田勝太郎が迎賓館として建てたRC造の洋館で、淡翁荘という名がつけられていた。
淡翁、すなわち鎌田勝太郎は実業家であり、政治家でもあった香川の名士。
現在この建物は、鎌田醤油が文化事業の一環として支援を行い、四谷シモンという人形作家の作品を展示する
美術館になっている。→四谷シモンについて
1F応接間の美しいシャンデリアと天井のレリーフ。
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人形はほぼ等身大で、木や布やいろんな素材で作られているがどれも関節が動かせるようになっているのが特徴とか。
冷たい風貌の人形たちは、ガラスケースに入れられているのではなく、部屋のあちこちに佇んでいる。
しかも、普通に立っているだけでなく、時には押入れの中や小部屋の床に倒れていたり、転がっていたりするので恐ろしい(汗)
それらのある種不気味な人形たちの家として、この洋館はぴったりだ(苦笑)。
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いや、私にとっては建物がメイン。細部まで非常に凝っていて、しかも保存状態がいい。調度品もそのまま。
建物の外観はすっかり変わっているので、内部がこんなにきれいに残っているとは思いもしなかった!素晴らしい~
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ドアノブや窓の金物などもいちいちこだわっている。
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2階の広間。天井のくり型がゴージャス!!
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天井まである堂々たるマントルピースは、一部大理石が使われている。その前の床の鎖のようなデザインの
寄せ木細工はとても細かく見事で、木材の濃淡がくっきり現れて美しい。
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美少年の人形が映えるなぁ。。
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奥の部屋がまた素晴らしい!浅いかまぼこ型のドーム天井。
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そしてこちらのマントルピースがいちばんの見どころ!隣の部屋とはまた違って横長の形で上はない。
三彩のグラデーションのレリーフタイルは綿業会館のタイルタペストリーを彷彿とさせるなぁ!
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正方形でなく微妙な比率の長方形なのが不思議。柄は2種類。鷲と、ドラゴンだろうか、羽のある動物がモチーフ。
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この灰色とオレンジの大理石のような石材も温かみがあっていいなぁ。彫刻は手彫り。硬そうなので彫るのも
苦労したことだろう。
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内側にはえび茶色のボーダータイル。
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おばちゃんの許可を得てチェアを少しずらさせてもらった。重たい・・・(汗)
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各部屋に吊られた照明器具はいろんな形のものがあって、すべてオリジナルと見える。素敵だなぁ!
和風なデザインなのに洋室にも違和感なくはまっているのは、円筒形などの幾何学的なフォルムだからか。
応接間のシャンデリアはガラス棒の束がぶら下がっていて、合田邸の楽々荘のものと似ているな。
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1Fに下り、商店街に面した玄関から外へ出てみると、欄間に2種類の家紋が見えた。もっこうとたちばな。
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隣接する和館は、もともと淡翁荘とつながった住宅だったが、老朽化により改築して洋館と分離したらしい。
淡翁荘の現在の入口がちょっと変な感じなのは、もともと住宅とつながっていた部分だからだな。
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和館の方も模様入りのすりガラスなどが見えた。ここは現在、讃岐醤油画資料館になっているらしいが
そろそろまちを歩きたいし、ちょっとパスするか。。
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1階はガランと開いていて見ることができた。
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桟がねじれた変わった格子窓があったが、この部屋は元々何だったのかはよく分からない。
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続く。
泊まりで行くことにした。JRの新快速を乗り継いでまず坂出へ行くことにした。
18きっぷのシーズンでもないのだけれど、高松行きや丸亀行きのバスを使うよりも若干早く着くので。
思えば四国は愛媛ばかり行ってその他はほとんど行っていなかった。昔高松の方を少し歩いたのと、屋島ケーブル跡や
琴電の駅舎を見に来たぐらいかな。あぁそれから少し前に徳島へ日帰りで行ったな。坂出は初めて。
一応近代建築をチェックしておいたので、坂出駅から歩き出してまず四谷シモン人形館へ向かった。
商店街側の門は閉ざされている。入口は裏らしい。
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地味な玄関を入るとにこやかなおばちゃんが迎えてくれた。
この建物は1936(昭和11)年に鎌田勝太郎が迎賓館として建てたRC造の洋館で、淡翁荘という名がつけられていた。
淡翁、すなわち鎌田勝太郎は実業家であり、政治家でもあった香川の名士。
現在この建物は、鎌田醤油が文化事業の一環として支援を行い、四谷シモンという人形作家の作品を展示する
美術館になっている。→四谷シモンについて
1F応接間の美しいシャンデリアと天井のレリーフ。
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人形はほぼ等身大で、木や布やいろんな素材で作られているがどれも関節が動かせるようになっているのが特徴とか。
冷たい風貌の人形たちは、ガラスケースに入れられているのではなく、部屋のあちこちに佇んでいる。
しかも、普通に立っているだけでなく、時には押入れの中や小部屋の床に倒れていたり、転がっていたりするので恐ろしい(汗)
それらのある種不気味な人形たちの家として、この洋館はぴったりだ(苦笑)。
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いや、私にとっては建物がメイン。細部まで非常に凝っていて、しかも保存状態がいい。調度品もそのまま。
建物の外観はすっかり変わっているので、内部がこんなにきれいに残っているとは思いもしなかった!素晴らしい~
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ドアノブや窓の金物などもいちいちこだわっている。
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2階の広間。天井のくり型がゴージャス!!
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天井まである堂々たるマントルピースは、一部大理石が使われている。その前の床の鎖のようなデザインの
寄せ木細工はとても細かく見事で、木材の濃淡がくっきり現れて美しい。
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美少年の人形が映えるなぁ。。
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奥の部屋がまた素晴らしい!浅いかまぼこ型のドーム天井。
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そしてこちらのマントルピースがいちばんの見どころ!隣の部屋とはまた違って横長の形で上はない。
三彩のグラデーションのレリーフタイルは綿業会館のタイルタペストリーを彷彿とさせるなぁ!
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正方形でなく微妙な比率の長方形なのが不思議。柄は2種類。鷲と、ドラゴンだろうか、羽のある動物がモチーフ。
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この灰色とオレンジの大理石のような石材も温かみがあっていいなぁ。彫刻は手彫り。硬そうなので彫るのも
苦労したことだろう。
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内側にはえび茶色のボーダータイル。
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おばちゃんの許可を得てチェアを少しずらさせてもらった。重たい・・・(汗)
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各部屋に吊られた照明器具はいろんな形のものがあって、すべてオリジナルと見える。素敵だなぁ!
和風なデザインなのに洋室にも違和感なくはまっているのは、円筒形などの幾何学的なフォルムだからか。
応接間のシャンデリアはガラス棒の束がぶら下がっていて、合田邸の楽々荘のものと似ているな。
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1Fに下り、商店街に面した玄関から外へ出てみると、欄間に2種類の家紋が見えた。もっこうとたちばな。
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隣接する和館は、もともと淡翁荘とつながった住宅だったが、老朽化により改築して洋館と分離したらしい。
淡翁荘の現在の入口がちょっと変な感じなのは、もともと住宅とつながっていた部分だからだな。
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和館の方も模様入りのすりガラスなどが見えた。ここは現在、讃岐醤油画資料館になっているらしいが
そろそろまちを歩きたいし、ちょっとパスするか。。
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1階はガランと開いていて見ることができた。
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桟がねじれた変わった格子窓があったが、この部屋は元々何だったのかはよく分からない。
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続く。