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Channel: まちかど逍遥
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鶴岡 新茶屋 2階大広間の意匠

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6月の新茶屋の続き。

2階の大広間も1階と同じく130畳ぐらいはあると思われる。
こちらもこだわりの意匠が満載!




書院の繊細な格子はちょっと抜けが目立つが、扇型にかかる雲まで表現されている。その上の欄間は険しい岩山に生える
松の透かし彫り。松のモチーフがいろんなところで使われているが、どんなゆかりがあるのか聞けばよかったな。。


その上には三日月!!こういうのも何かストーリーがあるのだろうなぁ。




違い棚の端(筆返しと言うのか?)には螺鈿のモザイクになっている。


この折鶴の欄間はまた秀逸なデザイン!!ケヤキの一枚板だろうか。




こちらはまた別の欄間。桐に鳳凰と思われる。


釘隠し3種。




引き手。



細部にまでおめでたいモチーフが満載。

こちら端の床の間もすごい。


このワイルドな木使い。日本建築は自由だなぁ~~






お庭に面した広縁の手すりにはかわいい亀のデザインの透かし彫りが。


親子亀がとことことこ・・・ほのぼのするね。


私たちが食事した部屋はこじんまりとしたいいお部屋。もちろん窓からの眺めも素晴らしい。
お庭は470坪もあり、池の周りをぐるりと散策もできる。


深々とした森を作っているお庭の木々は、もらったリーフレットに載っていた昭和29年の写真を見るとまだ
スカスカで、背後には金峯山のふもとまではるかに田園が広がっている。60年経つと風景はこうも変わるものか(笑)






食事は4000円程度からとリーズナブル。この写真は最初のセットであり、ここに茶碗蒸し、天ぷら、ごはんと
お吸い物、デザートまで運ばれてくる。ちょうどいい量で満足!中でも卵焼きはここの名物らしく、砂糖がたっぷり
入った卵焼きは、おかずというよりもデザートのような甘さ。濃厚なプリンのようでさすがにとてもおいしかった!!

お手頃なランチをいただけて、さらにめくるめくタイル、面白い意匠満載の建築を楽しめるのだから、
これは鶴岡まではるばる行く価値あるよ!!心ゆくまで自由に見せていただきありがとうございました~~

新茶屋は終わり。

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