シンガポールの続き。
朝活でカトン地区を歩き回ったあとバスでチャイナタウンへ戻り、プラナカンタイルギャラリー、「Aster By Kyra」へ向かう。
ギャラリーはシアン・ホッケン寺院の中にある福建会館の1階。
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青と水色が爽やかなギャラリーのファサード。
オーナーのVictor Lim氏とはフェイスブックで少し交流していて、今回の訪問に際していろいろ教えて
ほしいとお願いしていたのでお土産も持参して来たのだが、初めて会うのはドキドキ・・・
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そろそろとギャラリーに入ると、笑顔のLimさんが私たちの名前を呼んでくれたので、一気に緊張が解けた。
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プラナカンタイルのエキスパートであるLimさんは、学校を出てから約40年間にわたりプラナカンタイルを
コレクションされている。今ではその数3万枚以上にもなり、一部をこのギャラリーで展示、販売されている。
大学教授などではないが独自にプラナカンタイルを研究し、さまざまなところでレクチャーをしたり研究者に
助言をしたりもされている。解体される建物から救い出した汚れたタイルを美しくレストアする手法も、
試行錯誤を経て確立された。
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ギャラリーには毎日世界中から客が訪れる。タイルを売るだけでなく、イベントやワークショップなどを通じて
プラナカンタイルについての知識を広めたり、プラナカン建築の補修に使えるレプリカタイルを製造したりと
幅広い活動をされている。
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ギャラリー内にはいわゆるマジョリカタイルが所狭しと展示されていて、圧倒されまくり!!
両面にタイルを差し込める棚は本のページをめくるように次々と開いていくことができ、大量のタイルが
効率よく展示されている。
「こうやってタイルを外して見ていいよ!この番号は製造国と状態を表していて価格が分かるようになっているよ。
分からないことがあったら何でも聞いて!!」
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しかしもう、ありすぎていったいどこから見ていいのやら、何を聞いていいのやら・・・ただただ感嘆するばかり。。
日本はもちろん台湾でも見たことのないデザインのタイルがたくさん。
台湾ではほとんどがダントーなど日本製のタイルだったが、やはり長らくイギリスの植民地だったマレー半島では
イギリスやベルギーのタイルがとても多い。アールヌーボーやアールデコの洗練されたデザイン、鮮やかな色合い。
後には日本製のタイルが、輸送距離の短さと、価格的アドバンテージにより、シェアを広げていった。
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インド人向けのデザインのタイル。
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非売品のレアなタイルも見せてもらった。
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レストアのためタイルを焼き直すテストを繰り返し、最適な温度を見つけ出す。
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カビや汚れで黒ずんだタイルを洗浄し、タイル本来の色をよみがえらせるプロセス。
このギャラリーにあるタイルは皆つやつやと輝き、100年近くもの時を経ているとはすぐには信じがたい。
これらの手間をかければ100年前と同じ美しさを取り戻すことができるのだから、タイルという素材は
永遠の美しさを持っていると言えるんじゃない!?すごいポテンシャルだなぁ!
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Limさんが書かれた「Peranakan Tiles SINGAPORE」という本には、まちなかの
美しいタイルの写真が通りごとに載っていて、このあとのタイルめぐりのためにチェック。
タイルはちょっと高くて買えないけど、この本を買いたいと言ったら、「あげるよ!」と。えぇ~~っ!?
いや、買います買います!いいよ、友達だから!ええ~~~っ、ほんとにいいの!?ありがとう~~~
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フェイスブックで目にしていたお墓のタイルを見に行けないだろうかと、訪問前に相談していたのだが、
Bukit Brown墓地というのがその本に載っていて、同名のMRTの駅があったので、そこから
行けるかと聞いたら、「めっっっちゃくちゃ遠いよ!!自分たちで行くって?アホか、死ぬぞ!!」(笑)
Limさんは友達に電話して私たちを案内するように頼んでくれ、あれよあれよという間に翌日のお墓めぐりツアーを
アレンジしてくれた。自分は仕事があるから行けないけど、彼はとてもいい人だから、と。うわ~ありがとう~~~
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翌日Jonathan氏に連れられて楽しいお墓めぐり(笑)をしてきて、夜にLimさんにお礼のメッセージを
入れたら、明日は休みだからギャラリーにおいで、と呼ばれ、そこでみっちり2時間のプライベートレクチャーを。
英語力の乏しい私たちに、バビロンに始まり今に至るタイルの歴史を、ひとつひとつ理解できるまで粘り強く
説明して下さった。
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そして併設のカフェでランチを食べたあと街へ繰り出し、私たちが見落としていたタイルスポットを、雨の中
車でぐるぐる回りながら案内して下さった。何という親切、感謝感激!
おかげで超充実のシンガポール滞在となった。ほんとにありがとうございました!!
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ところでギャラリーのあるシアン・ホッケン寺院、ホッケンとは「福建」で、福建省出身の人々のお寺なのだが、
これまたすごいのだ。
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お寺の塀から、中の建物の壁から、床から・・・あらゆるところにタイルが!!
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マラッカのヒンズー教寺院やモスクではタイルが大量に敷き詰められていたが、中国寺院ではどこでも
テラコッタ色の四角形や六角形の磚ばかりだった。
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こんなリボン柄のタイルも。
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床の色土タイルはミントンかと思われる。ブルーがきれい~~
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これこれ!!こんな中国寺院見たことがないよ!!珍しい~~~
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中国とイギリスの融合とは、さすがプラナカン。面白いなぁ!!
このTelok Ayer通りはチャイナタウンの一角だが、モスクもある。AL-ABRAR MOSQUE。
入口から覗くと部屋の中央から青い光が漏れていた。入っていいか聞いたらいいというのでそろりと入ってみよう。
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うわぁ・・・幻想的。
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ここから先は入ってはいけないので、アーチの開口部から覗き込むと、青色の色ガラスのはまった高窓から
青い光が降り注いでいた。荘厳な雰囲気に立ちすくむ。。。
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ヘリテージセンターの建物も、元はイスラム教の施設だったもの。
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向かいにはモダニズム建築が。
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こちらもモスク。MASJID JAMAE。チャイナタウンにはタミール人イスラム教徒が大勢住んでいたらしい。
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日本みたいな色とりどりのモザイクタイルが!これもある意味珍しいなぁ
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チャイナタウンで食べた雪花氷はアイスクリームのように濃厚ですごい食べ応えがあった。
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続く。
朝活でカトン地区を歩き回ったあとバスでチャイナタウンへ戻り、プラナカンタイルギャラリー、「Aster By Kyra」へ向かう。
ギャラリーはシアン・ホッケン寺院の中にある福建会館の1階。
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青と水色が爽やかなギャラリーのファサード。
オーナーのVictor Lim氏とはフェイスブックで少し交流していて、今回の訪問に際していろいろ教えて
ほしいとお願いしていたのでお土産も持参して来たのだが、初めて会うのはドキドキ・・・
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そろそろとギャラリーに入ると、笑顔のLimさんが私たちの名前を呼んでくれたので、一気に緊張が解けた。
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プラナカンタイルのエキスパートであるLimさんは、学校を出てから約40年間にわたりプラナカンタイルを
コレクションされている。今ではその数3万枚以上にもなり、一部をこのギャラリーで展示、販売されている。
大学教授などではないが独自にプラナカンタイルを研究し、さまざまなところでレクチャーをしたり研究者に
助言をしたりもされている。解体される建物から救い出した汚れたタイルを美しくレストアする手法も、
試行錯誤を経て確立された。
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ギャラリーには毎日世界中から客が訪れる。タイルを売るだけでなく、イベントやワークショップなどを通じて
プラナカンタイルについての知識を広めたり、プラナカン建築の補修に使えるレプリカタイルを製造したりと
幅広い活動をされている。
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ギャラリー内にはいわゆるマジョリカタイルが所狭しと展示されていて、圧倒されまくり!!
両面にタイルを差し込める棚は本のページをめくるように次々と開いていくことができ、大量のタイルが
効率よく展示されている。
「こうやってタイルを外して見ていいよ!この番号は製造国と状態を表していて価格が分かるようになっているよ。
分からないことがあったら何でも聞いて!!」
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しかしもう、ありすぎていったいどこから見ていいのやら、何を聞いていいのやら・・・ただただ感嘆するばかり。。
日本はもちろん台湾でも見たことのないデザインのタイルがたくさん。
台湾ではほとんどがダントーなど日本製のタイルだったが、やはり長らくイギリスの植民地だったマレー半島では
イギリスやベルギーのタイルがとても多い。アールヌーボーやアールデコの洗練されたデザイン、鮮やかな色合い。
後には日本製のタイルが、輸送距離の短さと、価格的アドバンテージにより、シェアを広げていった。
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インド人向けのデザインのタイル。
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非売品のレアなタイルも見せてもらった。
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レストアのためタイルを焼き直すテストを繰り返し、最適な温度を見つけ出す。
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カビや汚れで黒ずんだタイルを洗浄し、タイル本来の色をよみがえらせるプロセス。
このギャラリーにあるタイルは皆つやつやと輝き、100年近くもの時を経ているとはすぐには信じがたい。
これらの手間をかければ100年前と同じ美しさを取り戻すことができるのだから、タイルという素材は
永遠の美しさを持っていると言えるんじゃない!?すごいポテンシャルだなぁ!
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Limさんが書かれた「Peranakan Tiles SINGAPORE」という本には、まちなかの
美しいタイルの写真が通りごとに載っていて、このあとのタイルめぐりのためにチェック。
タイルはちょっと高くて買えないけど、この本を買いたいと言ったら、「あげるよ!」と。えぇ~~っ!?
いや、買います買います!いいよ、友達だから!ええ~~~っ、ほんとにいいの!?ありがとう~~~
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フェイスブックで目にしていたお墓のタイルを見に行けないだろうかと、訪問前に相談していたのだが、
Bukit Brown墓地というのがその本に載っていて、同名のMRTの駅があったので、そこから
行けるかと聞いたら、「めっっっちゃくちゃ遠いよ!!自分たちで行くって?アホか、死ぬぞ!!」(笑)
Limさんは友達に電話して私たちを案内するように頼んでくれ、あれよあれよという間に翌日のお墓めぐりツアーを
アレンジしてくれた。自分は仕事があるから行けないけど、彼はとてもいい人だから、と。うわ~ありがとう~~~
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翌日Jonathan氏に連れられて楽しいお墓めぐり(笑)をしてきて、夜にLimさんにお礼のメッセージを
入れたら、明日は休みだからギャラリーにおいで、と呼ばれ、そこでみっちり2時間のプライベートレクチャーを。
英語力の乏しい私たちに、バビロンに始まり今に至るタイルの歴史を、ひとつひとつ理解できるまで粘り強く
説明して下さった。
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そして併設のカフェでランチを食べたあと街へ繰り出し、私たちが見落としていたタイルスポットを、雨の中
車でぐるぐる回りながら案内して下さった。何という親切、感謝感激!
おかげで超充実のシンガポール滞在となった。ほんとにありがとうございました!!
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ところでギャラリーのあるシアン・ホッケン寺院、ホッケンとは「福建」で、福建省出身の人々のお寺なのだが、
これまたすごいのだ。
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お寺の塀から、中の建物の壁から、床から・・・あらゆるところにタイルが!!
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マラッカのヒンズー教寺院やモスクではタイルが大量に敷き詰められていたが、中国寺院ではどこでも
テラコッタ色の四角形や六角形の磚ばかりだった。
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こんなリボン柄のタイルも。
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床の色土タイルはミントンかと思われる。ブルーがきれい~~
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中国とイギリスの融合とは、さすがプラナカン。面白いなぁ!!
このTelok Ayer通りはチャイナタウンの一角だが、モスクもある。AL-ABRAR MOSQUE。
入口から覗くと部屋の中央から青い光が漏れていた。入っていいか聞いたらいいというのでそろりと入ってみよう。
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うわぁ・・・幻想的。
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ここから先は入ってはいけないので、アーチの開口部から覗き込むと、青色の色ガラスのはまった高窓から
青い光が降り注いでいた。荘厳な雰囲気に立ちすくむ。。。
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ヘリテージセンターの建物も、元はイスラム教の施設だったもの。
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向かいにはモダニズム建築が。
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こちらもモスク。MASJID JAMAE。チャイナタウンにはタミール人イスラム教徒が大勢住んでいたらしい。
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日本みたいな色とりどりのモザイクタイルが!これもある意味珍しいなぁ
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チャイナタウンで食べた雪花氷はアイスクリームのように濃厚ですごい食べ応えがあった。
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続く。