Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

染色会館

$
0
0
西脇の続き。

郷土資料館の方へ向かって歩き、再び杉原川を渡ろうとしたときに、ちらりと目の端に入ったものが・・・ん?何だ?
おぉっ、カッコイイぞ!?


「染色会館」。戦後建築だろうが、この魅力的なエントランス。シュロの木もひと役買っているな!


凝灰岩っぽい石の板の上にかわいいフォントの青い文字、そしてリボンのような形の照明。
う~ん、シビレルねぇ~~!ドア脇のスクリーンも素敵。。


そして建物の1階の大部分はガレージというか、ピロティになっている。そこに面して事務所のドアが並ぶ。
茶色の木部とミントグリーンの取り合わせがいいセンス!


奥にも木造の建物があるようだ。覗いてみるとひときわ古い下見板張りの建物が両側にあった。こちらは
戦前のものかもしれないな。試験室と書かれており今も使われているようだった。
奥のコンクリートブロック造の建物は工場?


入口ドアの上には「兵庫県繊維染色工業共同組合」の文字もあった。
ネット検索してみると、ここでは染料薬品の共同購入、試験研究、測定試薬販売などの共同事業を行っているという。
建物については情報が出てこない。


リング状のかわいい取っ手。多治見にもあったなぁ。


日曜なのでドアは閉ざされカーテンも引かれていたが、中はめくるめく昭和の世界が広がっていそう~
こんな事務所で働いてみたい(笑)


素敵な建物をうまいこと見つけられてよかったなぁ!!



周辺のタイル物件。通り抜け路地も魅力的・・・


タイルとガラスブロックのコラボ。


こちらは壁にめり込んだ丸ポスト(笑)。現役である。


鍛冶屋線の線路のすぐ横に建っていたであろう、5連の堂々たるノコギリ屋根。
隣接して、工場のオーナーの住まいと思われる木造の住宅もあった。


さて、「あいさつ橋」を渡って童子山の方へ・・・


丘の麓に沿った坂道を上ろう。


いろんな角度の階段や坂道が輻輳した、魅力的な傾斜地の風景が見られる。


2連のノコギリ屋根がきれいに残っていた。こんな小規模な工場が街じゅうに散らばっていたんだなぁ。


黄金色の光を背後に受けて透き通る桜の花びら。あぁ、きれいだな!!


日本人でよかったとしみじみ思う。。。


続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles