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Channel: まちかど逍遥
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小林の石橋めぐり 橋満橋と石氷橋

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小林の石橋めぐりの続き。

次は橋満橋を探しに来た。
熊本の石橋は主なものには統一された標識が表通りにでており駐車スペースも整備されていたが、
宮崎県域ではそういうものがなく、たどり着くのがなかなか難しい。えびのでもそうだったな。
その場へ行けば説明板もあるのだが・・・観光資源という認識がまだ薄いのだろうか。
細い道をどんどん入って行って、人がいそうな事務所を見つけて声をかけたら親切に教えてくれた。
どちらから?大阪です。一人で石橋を見に来たの?へぇ~すごいね!いや別にすごくはないんですが(笑)

車が入れないことはないそうだがおっちゃんの助言に従い手前に車を置いて歩いていくことに。
なんかすごい山の中なんだけど、、、あっ!あれか。


説明板によると、この橋は1943(昭和18)年に地元の人々の奉仕により造られ、戦時中の物資不足のため
竹筋コンクリートと石で作られているそうだ。ほほぅ~~


苔むした欄干越しに川面が遙か下に見える。しかも両側は垂直に切り立った崖だ。すごいな!


しかしアーチがよく見えない。どこか見やすいところがあるかな・・・うろうろしてたら、恐ろしいほど
急な階段が!これで下まで降りれるようだ。しかし・・・降りたら上らないといけないのが世の常(笑)。
どうしようか、、、少し躊躇したが、はるばる石橋を見に来て欄干だけ見て帰るのではなぁ。よしっ、降りるか!


手すりをしっかり握りながら、階段を降り、途中で上を見上げると・・・うわぁ!!すごい光景!!


頭上に覆いかぶさるような岩と木々。あぁ~クラクラする・・・(笑)


階段を降り切ると水面はすぐそこ。川沿いに通路が伸び、巨大な岩には耶馬溪の青の洞門を彷彿とさせるにトンネルが。




おぉーっ、遥か上にアーチが見える。両側の巨大な岩の塊の間をひとまたぎするアーチ。
水面からの高さは23m。熊本の年祢橋が24mだったが、橋の長さとの比で言うとこちらの高さが際立つ。


この峡谷は「三之宮峡」という観光名所らしい。川沿いには遊歩道がずっと続いているようだ。
あとで調べてみると、この遊歩道は昭和30年代までトロッコ道だったとか。ははぁ、言われてみれば
確かにそんな雰囲気だな!!

この遊歩道を歩けば屏風岩、千畳岩、淵や瀬など、多彩な峡谷風景が楽しめるらしい。今回はもうあまり時間も
なかったので橋満橋を見上げるだけだったが、時間があればゆっくり歩いてみたかったなぁ!
そして・・・ゼイゼイ言いながら階段を上り、、、あと1ヶ所、石氷橋へ向かおう。

広い道を走っていたらそれは急に現れた。おお~、これか!!
現役の橋の横に並行して架かっている橋は路面に草がぼうぼう生え、フェンスで両側をふさがれていた。


1892(明治25)年に木造で架けられた初代の橋を、1943(昭和18)年に現在の石橋に架け替えたとか。


眼鏡橋中央に石積み橋脚のある2連アーチ。
この橋の水面からの高さが7mというから、さっきの橋満橋がいかに高いか分かるだろうか。

いや~~石橋は楽しい。

さて、最後にコスモス温泉に入ってから帰ろうと考えていたのだが、ちょっと順番を間違えたようで、
来た道を引き返さねばならないことが分かったので、予定変更して白鳥温泉下湯へ。

露天風呂やむし湯もあってなかなかよかった。しかし以前、白鳥温泉上湯に入って感動的によかったので、
そちらと比べてしまうとやや印象が薄いかな。。。

小林から鹿児島空港まで遠回りの高速道路経由で走るのと、霧島山の上へもう一度上って下りるのと、
高速料金は結構高いのに、時間的には言うほど変わらない。ただ山道なので日のあるうちに下りたい、
との思いでガンガン走る。


急いでいても地獄好きなので噴気地帯では止まらずにはおれない(笑)。ゴーゴーいいながら空高く巻き上がる
噴気を眺めてしばしひとり興奮!!地球のパワーはすごいなぁ~~!!


冬至を過ぎ1月ともなるとずいぶん日が長くなったおかげで18時過ぎまで何とか日が残り、無事に山を下りて
くることができた。よかった~~
3日間フルに動き回ってレンタカー代3000円。毎度楽天スーパーセール様様、千円レンタカー様様だな(笑)

終わり。

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