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Channel: まちかど逍遥
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岩元邸と鹿児島の夜歩き

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鹿児島の続き。

島津重富荘を探しているとき、なんかすごいお屋敷を見つけた。うわぁ、これはタダモノではないな!?
門が開いているのだが、防犯カメラがジッとこちらを睨んでいる(苦笑)。「岩元」という表札が。


円弧と直線で構成されたアシンメトリーなモダニズムデザインの建物で、外壁にはタイル、窓には鉄格子がはまり
凝灰岩の腰壁の上にひさしを支える鋳鉄製らしきねじねじ柱が立っている。
大正後期~昭和初期ぐらいの建物だろう。




さっき散髪屋のおっちゃんに聞いてみたところ、この岩元邸は山形屋の社長の家といい、会長が建てた家に
現社長が住んでいるそうだ。もちろん非公開だが、本によるとここには小川三知のステンドグラスがあるらしい。
うわぁ~見てみたいなぁ。


道路側の壁が最近撤去され見通しのいい柵に変わったのだとか。これだけ見えればありがたい方かな。


鹿児島県民教育文化研究所の近くの春日神社の近くにあるピンク色の洋館は、前回は隣接する駐車場から
見えていたのだが、マンションができてしまい全く建物が見えなくなっていた。。。


鹿児島中央駅周辺に比べ静かな鹿児島駅周辺にはレトロなビルも残っている。


六角モチーフのこの素敵なビルも空き家っぽいなぁ。


かわいい面格子。



ところで、実は今回鹿児島に来たのは、鳥の肝刺しが食べたかったからである(爆)。いや、ほんとに。
前回ひとりで地鶏料理屋に入って地鶏の肝刺を頼んだら、それこそ度肝を抜く山盛りで狂喜したのだった(笑)
あれをもう一度・・・ところが行ってみると目当てのお店は「本日予約のみ」と。えぇ~~っ、そんなぁ~~
そのお店に近い宿をわざわざ取ったのに~~予想だにしていなかった事態に途方に暮れる・・・
仕方ない、近場で適当に探すかぁ。。。

天文館あたりの飲み屋街をふらふら歩いているとタイルも目に入る。


ビルの壁一面の大壁画は、一体何を表しているのか・・・山なみ?猿という話も・・・(笑)


きれいなペパーミント色のタイル貼りのビル。ボコボコ並ぶアーチ形の窓もいいね!


粗い質感のタイルに釉薬溜まりができてきれいだなぁ~


こちらは木目調のタイル。リアルでなくポップな感じでおもしろい。


結局迷いに迷って入った店は鳥刺しはやっておらず、かろうじてメニューにあったモモのタタキで妥協(苦笑)。
あまり飲めないので、一人で気後れせずに食べられるお店を探すのはホントに難しい。。。

ちょっと不完全燃焼なので、純喫茶マノンへ行ってみる。
前回入ったブルーライトという喫茶店で系列店だと教えてもらったのだった。
この時間でもやっているだろうか・・・あぁよかった!まだやっている。


折上げ格天井風の意匠にシャンデリア。落ち着いたインテリアは、ビルの地下ということを忘れさせる。
結構お客も入っているな。飲み帰りに来る人もいるようだが、店員さんは気さくで健全な雰囲気。


温かいココアを飲んで豊かな気分に浸る。

お会計の時に、ブルーライトで教えてもらって来たと言うと、ありがとうございます!また来て下さいね!と爽やかに。
鹿児島はいいなぁ~

鹿児島中央駅のすぐ横に昔ながらの土産物や飲み屋が並ぶ一番街商店街があって、異次元感が気に入っていたのだが
ここも再開発に着手するとか、このころ聞いた。あぁ、またよくある商業ビルができるのかなぁ。。。
「不揃いなまちの魅力」を大事にしてほしいなぁ。
再開発の記事

続く

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