台湾の続き。
深坑のまちは二度目の訪問である。前回は在台の友達に連れて行ってもらったので、どこからバスに乗ったか、
台北からどっちの方向にあるのか、あまり分かっていなかった(汗)。その時に見たマジョリカタイルが
今も無事かどうか、またあの時夕方でうまく写真が撮れなかったので、再訪したいと思っていたのだ。
あらためて地図を見るとMRT動物園駅から近いじゃないの。駅前からバスもあるようだが、とりあえず
行きは手っ取り早くタクシーに乗ることにした。10分ぐらいで見覚えのある風景が見えてきた。
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やはり連休中の午後、老街はすごい人混み。
まずは前にも見た永安居へ。ここは中庭を囲む形に建屋が配置された三合院住宅である。
ここは深坑の始祖のひとりである、泉州安渓出身の黄氏一族の邸宅であった。
永安居という名は文字通り安らかに暮らせる家にという願いを込めてつけられている。
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三合院は四合院と違い手前側に棟がない。道路から階段を上ったところに前庭のようなスペースがあり、
レンガ塀の左寄りにある門をくぐると三方を棟に囲まれた中庭になっている。
中央正面は正庁と呼ばれる先祖を祀った祭壇のある最も重要な部屋である。
その入口は左右の壁より一段引き込まれており、深い軒下に隠れるように、「永安居」の扁額と、
しっくい造形(?)で書かれた文字がたくさんある。縁起のいい言葉なのか、それとも家訓だろうか。
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そしてここにマジョリカタイルが使われている。
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そして正庁の壁には一面にマジョリカタイルが貼られているのだ!床から胸の高さまで、約150mm角の
タイルが縦に7枚分。前回見た時と変わらぬ鮮やかな黄色が部屋の中をぱっと明るくしている。
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上はしっくい壁。タイルは手入れがしやすいので実用的な意味もあるのだろう。
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この部屋は立入禁止で、入口から身を乗り出して覗き込むだけなのだが、おそらく手前側の壁にも貼られている。
4枚並べると円が現れる幾何学模様のタイルは、室内の広い面積を貼るのに抜群のセレクトだな!
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中庭に面して細い廊下が護龍へと伸び、その廊下に各部屋の入口が設けられている。
小さな部屋は横の行き来ができず閉鎖的。。。電気のない時代は昼間でも真っ暗だっただろう。
風も通らなさそうで、夏は暑く冬は寒そうだなぁ~~
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各部屋には天蓋つきのベッドやキャビネット、椅子などの調度品、子供用の木馬も展示されていた。
いずれも細かい細工が施され上質なものだとわかる。
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広い台所にはレンガ造りのかまどがあった。大家族の食事を作るのは毎日大仕事だったに違いない。
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かわいい十字型の窓。
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裏手には坪庭のような空間もあって明るく、むしろバックヤードの方が居心地がよさそうだ。
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前回はまだ一部人が住んでいたような・・・?今回は裏庭に出て生活の匂いが生々しい裏手の棟も
見に行くことができた。しかし、この広い建物の中でタイルが貼られていたのは正庁だけだった。
やはりこんな邸宅の中でも特別の部屋だけに貼られるようなものだったのだな。
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ところで永安居の隣にあった住宅、ちょっと古そうだなと思ってフェンスの隙間から覗いてみると、日本瓦の載った
屋根の軒下に、不思議な装飾があった。
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土かしっくいで作ったもので植物をモチーフにしているが、いったい何風?ここはどういう建物なんだろう。
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続く。
深坑のまちは二度目の訪問である。前回は在台の友達に連れて行ってもらったので、どこからバスに乗ったか、
台北からどっちの方向にあるのか、あまり分かっていなかった(汗)。その時に見たマジョリカタイルが
今も無事かどうか、またあの時夕方でうまく写真が撮れなかったので、再訪したいと思っていたのだ。
あらためて地図を見るとMRT動物園駅から近いじゃないの。駅前からバスもあるようだが、とりあえず
行きは手っ取り早くタクシーに乗ることにした。10分ぐらいで見覚えのある風景が見えてきた。
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やはり連休中の午後、老街はすごい人混み。
まずは前にも見た永安居へ。ここは中庭を囲む形に建屋が配置された三合院住宅である。
ここは深坑の始祖のひとりである、泉州安渓出身の黄氏一族の邸宅であった。
永安居という名は文字通り安らかに暮らせる家にという願いを込めてつけられている。
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三合院は四合院と違い手前側に棟がない。道路から階段を上ったところに前庭のようなスペースがあり、
レンガ塀の左寄りにある門をくぐると三方を棟に囲まれた中庭になっている。
中央正面は正庁と呼ばれる先祖を祀った祭壇のある最も重要な部屋である。
その入口は左右の壁より一段引き込まれており、深い軒下に隠れるように、「永安居」の扁額と、
しっくい造形(?)で書かれた文字がたくさんある。縁起のいい言葉なのか、それとも家訓だろうか。
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そしてここにマジョリカタイルが使われている。
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そして正庁の壁には一面にマジョリカタイルが貼られているのだ!床から胸の高さまで、約150mm角の
タイルが縦に7枚分。前回見た時と変わらぬ鮮やかな黄色が部屋の中をぱっと明るくしている。
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上はしっくい壁。タイルは手入れがしやすいので実用的な意味もあるのだろう。
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この部屋は立入禁止で、入口から身を乗り出して覗き込むだけなのだが、おそらく手前側の壁にも貼られている。
4枚並べると円が現れる幾何学模様のタイルは、室内の広い面積を貼るのに抜群のセレクトだな!
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中庭に面して細い廊下が護龍へと伸び、その廊下に各部屋の入口が設けられている。
小さな部屋は横の行き来ができず閉鎖的。。。電気のない時代は昼間でも真っ暗だっただろう。
風も通らなさそうで、夏は暑く冬は寒そうだなぁ~~
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各部屋には天蓋つきのベッドやキャビネット、椅子などの調度品、子供用の木馬も展示されていた。
いずれも細かい細工が施され上質なものだとわかる。
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広い台所にはレンガ造りのかまどがあった。大家族の食事を作るのは毎日大仕事だったに違いない。
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かわいい十字型の窓。
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裏手には坪庭のような空間もあって明るく、むしろバックヤードの方が居心地がよさそうだ。
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前回はまだ一部人が住んでいたような・・・?今回は裏庭に出て生活の匂いが生々しい裏手の棟も
見に行くことができた。しかし、この広い建物の中でタイルが貼られていたのは正庁だけだった。
やはりこんな邸宅の中でも特別の部屋だけに貼られるようなものだったのだな。
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ところで永安居の隣にあった住宅、ちょっと古そうだなと思ってフェンスの隙間から覗いてみると、日本瓦の載った
屋根の軒下に、不思議な装飾があった。
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土かしっくいで作ったもので植物をモチーフにしているが、いったい何風?ここはどういう建物なんだろう。
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続く。