函館の続き。
カフェ三日月を出てまた雨風の中へ繰り出す。もう函館のまちの端まで来たな。。
さてここでリベンジは大正湯。前回は2日連続で来たのだが、夜に行った1日目は定休日、午前中に行った2日目は
開店時間前で入れなかったのだ(泣)。果たして今回は・・・開いている!!よっしゃ~~
一面ピンク色のペンキで塗られた下見板張り洋館は、ともするとちゃちに見え、景観を害しそうだ。しかし
函館のまちはそれを許容する大らかさがある。この街ではこんなド派手な建物も、何の不自然さも感じさせず
さらっと建っている。
写真を撮っていたら常連さんらしきおばちゃんがやって来たので、すごく素敵なんで写真を撮らせてもらってます~、と
言ったら、中で聞いたらいろいろ教えてくれるよ、とニコニコしながら入って行かれた。
今日はタイルもガラス越しでなく見ることができる。タイル一枚が緑色と白の四分割の市松模様。鮮やかな緑は
今ではもう出せないこの時代特有の色だ。「大正湯」の文字が力強くていいな!!
さぁ、ひとしきり外観写真を撮り終わったので、いよいよ入ろう。
ガラッと戸を開けたら、番台と、古そうな男女の仕切り壁が目に入る。
さっきのおばちゃんが番台のおかみさんに話していたようだ。
素敵ですねぇ~、だいぶ古いんですか?創業は大正3年です。へぇ~!建物はそのままなんですか?
仕切り壁と天井はそのままです。浴室の壁はもとは板張りだったんですけどね。
火事にはあわなかったんですね!戦争のときに焼夷弾の火の粉でこの辺も火事になったけど、すぐ上の
蔵のところで止まってね、ここは焼けなかったんですよ。へぇ~、そうなんですか!よかったですね~~
雨に濡れた靴下を脱いでほっとした(苦笑)
雨風の中歩き回って疲れたのでしばし浴槽の中で脱力~~~
お客が何人もいたので内部の写真を撮らせてとは言えなかった。しかし繁盛しているのはうれしいことなのだ。
さぁ、お風呂上りでもう気分は夕涼み。ふらふらと建物を見ながら市電の電停へ向かう。
あっ、入口の妻飾りがカワイイこのサーモンピンク色の建物は何だ?
伴田米穀店と書いてある。よくある総2階建てではなく下屋の一部に2階が載ったタイプ。
ガラスに顔をつけて中を覗くと、確かにお米の袋やら砂糖などが積まれている。
こんな古い建物をそのまんま、きれいに保ちながら普通に使い続けているって・・・すごいなぁ。
古いのかどうか一見判断がつかない場合、入口付近にプレートを探すとよい。「函館市景観形成指定建造物」と
書かれたプレートがあればそこそこ古いことが分かる。この指定はかなりこまめにされているようで、
一見装飾のないシンプルな建物でも元の躯体が古いものはちゃんと指定されている印象だ。
石造の蔵。緑のドアが美しい。
終点の函館どつく電停。道の真ん中でスパッと終わっている市電の線路。
ここから2区間だけ市電に乗ってショートカットし、末広町で下りる。
ペパーミントグリーンの旧相馬合名会社は相変わらず密度の高い建築だ。
ここから基坂の上手を見ると。正面に相馬氏の寄付により建てられた函館市公会堂の雄姿が。
殿堂と呼ぶのがふさわしい、函館のシンボルだ。
市電通り沿いの建築を見ながらぶらぶら。
再び坂を上って、五島軒へ向かおう。
おや、ここは前回レストランになっていたと思うのだが、テナント募集の張り紙が・・・
古い建物を当たり前のように使っている函館のまちでも、結構店の入れ替わりは激しいのかもしれないな。。。
続く。
カフェ三日月を出てまた雨風の中へ繰り出す。もう函館のまちの端まで来たな。。
さてここでリベンジは大正湯。前回は2日連続で来たのだが、夜に行った1日目は定休日、午前中に行った2日目は
開店時間前で入れなかったのだ(泣)。果たして今回は・・・開いている!!よっしゃ~~
一面ピンク色のペンキで塗られた下見板張り洋館は、ともするとちゃちに見え、景観を害しそうだ。しかし
函館のまちはそれを許容する大らかさがある。この街ではこんなド派手な建物も、何の不自然さも感じさせず
さらっと建っている。
写真を撮っていたら常連さんらしきおばちゃんがやって来たので、すごく素敵なんで写真を撮らせてもらってます~、と
言ったら、中で聞いたらいろいろ教えてくれるよ、とニコニコしながら入って行かれた。
今日はタイルもガラス越しでなく見ることができる。タイル一枚が緑色と白の四分割の市松模様。鮮やかな緑は
今ではもう出せないこの時代特有の色だ。「大正湯」の文字が力強くていいな!!
さぁ、ひとしきり外観写真を撮り終わったので、いよいよ入ろう。
ガラッと戸を開けたら、番台と、古そうな男女の仕切り壁が目に入る。
さっきのおばちゃんが番台のおかみさんに話していたようだ。
素敵ですねぇ~、だいぶ古いんですか?創業は大正3年です。へぇ~!建物はそのままなんですか?
仕切り壁と天井はそのままです。浴室の壁はもとは板張りだったんですけどね。
火事にはあわなかったんですね!戦争のときに焼夷弾の火の粉でこの辺も火事になったけど、すぐ上の
蔵のところで止まってね、ここは焼けなかったんですよ。へぇ~、そうなんですか!よかったですね~~
雨に濡れた靴下を脱いでほっとした(苦笑)
雨風の中歩き回って疲れたのでしばし浴槽の中で脱力~~~
お客が何人もいたので内部の写真を撮らせてとは言えなかった。しかし繁盛しているのはうれしいことなのだ。
さぁ、お風呂上りでもう気分は夕涼み。ふらふらと建物を見ながら市電の電停へ向かう。
あっ、入口の妻飾りがカワイイこのサーモンピンク色の建物は何だ?
伴田米穀店と書いてある。よくある総2階建てではなく下屋の一部に2階が載ったタイプ。
ガラスに顔をつけて中を覗くと、確かにお米の袋やら砂糖などが積まれている。
こんな古い建物をそのまんま、きれいに保ちながら普通に使い続けているって・・・すごいなぁ。
古いのかどうか一見判断がつかない場合、入口付近にプレートを探すとよい。「函館市景観形成指定建造物」と
書かれたプレートがあればそこそこ古いことが分かる。この指定はかなりこまめにされているようで、
一見装飾のないシンプルな建物でも元の躯体が古いものはちゃんと指定されている印象だ。
石造の蔵。緑のドアが美しい。
終点の函館どつく電停。道の真ん中でスパッと終わっている市電の線路。
ここから2区間だけ市電に乗ってショートカットし、末広町で下りる。
ペパーミントグリーンの旧相馬合名会社は相変わらず密度の高い建築だ。
ここから基坂の上手を見ると。正面に相馬氏の寄付により建てられた函館市公会堂の雄姿が。
殿堂と呼ぶのがふさわしい、函館のシンボルだ。
市電通り沿いの建築を見ながらぶらぶら。
再び坂を上って、五島軒へ向かおう。
おや、ここは前回レストランになっていたと思うのだが、テナント募集の張り紙が・・・
古い建物を当たり前のように使っている函館のまちでも、結構店の入れ替わりは激しいのかもしれないな。。。
続く。