Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

吉浦駅で途中下車

$
0
0
海沿いを走る呉線は風光明媚な上にちょこちょこ素敵な木造駅舎もある。
行きしな円形校舎とともに目をつけていた駅のひとつ、吉浦駅に、帰りしなちろっと途中下車した。


ホーム上屋がいい感じ!駅構内は広い。キングポストトラスに支えられた大屋根は、今はトイレが収まっているが
もとは貨物扱いのスペースだったと思われる。待合所は2層分の高さまで抜けていて広々!
かつては今よりもずっと乗降客が多かったのだろうと想像される。


自転車で埋まった駅前広場にはソテツの植わった植栽、脇にはタクシーの営業所、正面には吉浦本町商店街の
ネオンアーチ。完璧。(笑)

しかし完全な逆光!

駅は道路からコンクリートの階段8段分、約1.5m高くなっている。今はスロープに隠れてしまっているが、
もとは基礎が石積みだったようだ。また建物の大部分は白い板が張られ木部も白く塗られているが、
端の方は年季の入った板張りの外壁を見せ、当初の姿を彷彿させる。


吉浦本町商店街は平日の昼間というのに営業している店は少なく、栄華はすでに過去のものという感じ。
清酒水龍のネオンが泣いている。。。




駅の裏側へ回ってみると1棟のマンションが寒々しく建っていた。
このすぐ裏はもう海で、マリーナになっているのだろうか、クルーザーが見える。

国鉄のシンボル(笑)立派な斑入りのリュウゼツラン。

少し歩くと中小の工場がいくつか建っている。もう少し呉寄りに比較的大きな工場も車窓から見えていた。
海上保安大学校や海上自衛隊の施設も立地しているようだ。
今も朝夕には工場の従業員が群をなして駅と工場の間を行き来するのだろうか。


帰ってからネットで検索してみると、今ガランと広く空いた場所には貨物ヤードがあり、海上自衛隊まで
専用線が伸びていたらしい。私はやっぱり貨物の香りを嗅ぎつけたのだろうか(笑)


この駅舎は1946(昭和21)年完成というから終戦後すぐに建てられたことになる。


吉浦駅から広島へ戻る電車に乗る直前に、車内で食べようと思って横のスーパーでカップのかき氷を買ったら、
やって来た安芸路ライナーはロングシートで、しかも満員。。。うわぁ〜しまった!(汗)
バッグの中で30分・・・・。広島駅のベンチで恐る恐る開けたら、おお!まだ固形を保っていた!(笑)

電車に乗る前にアイスは買うものじゃないね(爆)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles