北海道の続き。
小林家の見学を終えて、遅いごはんを食べようと蕎麦処「錦水庵」へ行ったら、ちょうど暖簾を下ろす
ところだった。えっ、もう閉店なんですか?すみません、もう品切れになってしまったんですよ。あらら!
多くの雑誌にも取り上げられる名店らしかったが残念。。。
玄関の両脇に台形の出窓が。
ちょっと建物だけ見学させてもらってもいいですか?もう椅子を上げてますけど・・・いいですか?
さすがに飲食店なので中は比較的きれいになっていたが、レトロな雰囲気が素敵だった。
仕方ない、お昼抜きで建物見学といこう。
ここは入口の建物で守衛室のような受付窓口がある小さな建物。巨大な杉玉がぶら下がっていた。
隣には末広がりの控え柱に四方を支えられた安定感抜群の蔵が。現在は酒道具などが展示されている。
さっきの入口の建物からセミオープンの通路が奥まで続き、トロッコのレールも通っている。
扉の向こうは蔵だな。
トロッコのレールは建物の中まで入って行っているようだが、この先は覗けず。。。
トロッコレールのダイヤモンドクロス。マンホールみたいだけど、転車台かな!?
中庭に半分埋まっていたのは、「横置多管型蒸気汽缶」という、ボイラーなのだそうだ。
これは機関車!?と一瞬思ってしまうが、機関車も要はこれを車輪の上に載せているということだな。
1927(昭和2)年の函館船渠(現函館どつく)製で、昭和30年代まで実際に使われていたとか。へぇー!
現在も事業をされている小林酒造事務所の建物も石張りがレトロで素敵。それに続くこちらのレンガ建築は
現役の工場のようだ。
休日だったが従業員さんが歩いていたのでちょっと呼び止めて気になっていたことを聞いてみた。
すみません、これはトロッコのレールですよね、この丸いのは何ですか?あぁそれは転車台です。
手で回すんですか?そうですよ。へぇ~。
ところでこの支柱のレールはトロッコのレールよりもだいぶ太いですね?それは夕張鉄道のレールですよ。
ああっ、そうなんですか!
夕張鉄道は、夕張炭田から産出される石炭の輸送力増強のために、1926(大正15)年に栗山~夕張本町、
1930(昭和5)年に野幌~栗山間で開通。旅客列車も走っていたが、炭田の衰退により経営が悪化し
1971(昭和46)年~1975(昭和50)年の間に順次廃止された。
ここの上屋は廃線に伴い不要となったレールの払い下げを受けてその頃に作られたのだろう。
レストラン「蔵」の方へ行ってみるがやっぱり改装されているようだ。
あまりゆっくりする時間もないし、車の中で食べようと名物栗山コロッケをテイクアウトで買った。
レストランの前もも数棟のレンガの建物が並んでいた。それぞれ形も造りも違っていて、順次継ぎ足しで
造られたことがしのばれる。
最後に「蔵元北の錦記念館」となっている1944(昭和19)年築の旧本社事務所を見学しよう。
ここはお酒の販売もしており、純粋にお酒を買いに来ているお客も結構いて賑わっている。
倉庫や工場など敷地内の他のレンガ建築と違い落ち着いた色で表面が滑らかなレンガが使われており、
本社らしい重厚な石材使いのエントランスや2階の4連アーチ窓が目を引く。側面には小さな丸窓もあるな。
横へ回ってみると、おや、壁の色が途中で変わっているぞ!?カステラみたいだ!
裏は全面普通の赤レンガで、表から見るのと印象が全然違うな。
人目に付かない裏側が赤レンガになっているのは、やっぱり焼き締めレンガの方が高いからだろうか。
壁の一部に濃い色のボーダーが入れられていた。
続く。
小林家の見学を終えて、遅いごはんを食べようと蕎麦処「錦水庵」へ行ったら、ちょうど暖簾を下ろす
ところだった。えっ、もう閉店なんですか?すみません、もう品切れになってしまったんですよ。あらら!
多くの雑誌にも取り上げられる名店らしかったが残念。。。
玄関の両脇に台形の出窓が。
ちょっと建物だけ見学させてもらってもいいですか?もう椅子を上げてますけど・・・いいですか?
さすがに飲食店なので中は比較的きれいになっていたが、レトロな雰囲気が素敵だった。
仕方ない、お昼抜きで建物見学といこう。
ここは入口の建物で守衛室のような受付窓口がある小さな建物。巨大な杉玉がぶら下がっていた。
隣には末広がりの控え柱に四方を支えられた安定感抜群の蔵が。現在は酒道具などが展示されている。
さっきの入口の建物からセミオープンの通路が奥まで続き、トロッコのレールも通っている。
扉の向こうは蔵だな。
トロッコのレールは建物の中まで入って行っているようだが、この先は覗けず。。。
トロッコレールのダイヤモンドクロス。マンホールみたいだけど、転車台かな!?
中庭に半分埋まっていたのは、「横置多管型蒸気汽缶」という、ボイラーなのだそうだ。
これは機関車!?と一瞬思ってしまうが、機関車も要はこれを車輪の上に載せているということだな。
1927(昭和2)年の函館船渠(現函館どつく)製で、昭和30年代まで実際に使われていたとか。へぇー!
現在も事業をされている小林酒造事務所の建物も石張りがレトロで素敵。それに続くこちらのレンガ建築は
現役の工場のようだ。
休日だったが従業員さんが歩いていたのでちょっと呼び止めて気になっていたことを聞いてみた。
すみません、これはトロッコのレールですよね、この丸いのは何ですか?あぁそれは転車台です。
手で回すんですか?そうですよ。へぇ~。
ところでこの支柱のレールはトロッコのレールよりもだいぶ太いですね?それは夕張鉄道のレールですよ。
ああっ、そうなんですか!
夕張鉄道は、夕張炭田から産出される石炭の輸送力増強のために、1926(大正15)年に栗山~夕張本町、
1930(昭和5)年に野幌~栗山間で開通。旅客列車も走っていたが、炭田の衰退により経営が悪化し
1971(昭和46)年~1975(昭和50)年の間に順次廃止された。
ここの上屋は廃線に伴い不要となったレールの払い下げを受けてその頃に作られたのだろう。
レストラン「蔵」の方へ行ってみるがやっぱり改装されているようだ。
あまりゆっくりする時間もないし、車の中で食べようと名物栗山コロッケをテイクアウトで買った。
レストランの前もも数棟のレンガの建物が並んでいた。それぞれ形も造りも違っていて、順次継ぎ足しで
造られたことがしのばれる。
最後に「蔵元北の錦記念館」となっている1944(昭和19)年築の旧本社事務所を見学しよう。
ここはお酒の販売もしており、純粋にお酒を買いに来ているお客も結構いて賑わっている。
倉庫や工場など敷地内の他のレンガ建築と違い落ち着いた色で表面が滑らかなレンガが使われており、
本社らしい重厚な石材使いのエントランスや2階の4連アーチ窓が目を引く。側面には小さな丸窓もあるな。
横へ回ってみると、おや、壁の色が途中で変わっているぞ!?カステラみたいだ!
裏は全面普通の赤レンガで、表から見るのと印象が全然違うな。
人目に付かない裏側が赤レンガになっているのは、やっぱり焼き締めレンガの方が高いからだろうか。
壁の一部に濃い色のボーダーが入れられていた。
続く。