またちょっと古い旅のことを。。。これは去年の秋に熊本へ行ってきた時のこと。
ANAのパックで伊丹から熊本へひとっ飛び。今回も空港からレンタカーで、向かうは通潤橋だ!
通潤橋も昔からずっと行きたいなぁと思っていた。熊本にはこれまで結構来ているが、通潤橋は空港から
宮崎寄りの方向にあり、まちとは逆方向なのでこれまでなかなか「ついで」では行けなかった。
それで今回は最初にそこを目指すことにしたのだ。
震災でまだあちこちの道路が寸断されており、路面にできた段差は応急措置だが走れるだけありがたい。
深い山の中の道かと思っていたが、高原のような緩やかな丘の道が多く、ドライブは快適!
ゆっくり1時間ほど走って、国道445号に出てきたあたり、前回も活躍した石橋マップによると
いくつか石橋があるらしい。メインに行く前に小手調べといこう。案内表示があるかな。。。
あっ、あった。「立野橋」の名が書かれた小さな緑色の表示板。しかし一見したところ石橋は見当たらない。
車を停めて小川の方へあぜ道を降りて行こう。川のほとりにも同じ緑色の表示板が立てられているが、、、
???どこのこと???
キョロキョロ見回し、川を覗き込み、用水路も覗き込み、、、橋はいったいどこにある??
見つからないのであきらめて戻ろうかと思いかけて、最後に田んぼのほうへ降りてみたら、、、
これだ!!確かに石橋だ。しかしどちらかいうと用水路のトンネルっぽい。いや、この上には細い
水路が通っているのだ。そうすると水路橋か。水路を立体交差させるための石橋なのである。
しかし立派な壁石積みや、袖石垣まで見事なものである。逆光が半端ないが・・・(汗)
この橋の上には「日向往還道標」と彫られた石標があった。水路だけでなく人が行き来していた道だったのか。
いやはや、この隠れ石橋、素敵なロケーションとユニークな構造じゃないの。ん~面白い!
石橋めぐり、どんどん行こう!!
前回天草の旅の時にTさんが観光協会から取り寄せておいてくれた石橋マップはかなり小さな石橋まで
載っていて、この近くに石橋あるかな~、と調べるのにとても重宝するのだが、詳しい場所まではさすがに
載っていない。だいたいのアタリをつけて、あとは現地でキョロキョロ探すしかない。
これが宝探しのようでとっても楽しいのだ(笑)。
次の金内橋は比較的楽に見つかった。国道から集落へと渡るこの橋は車も通れる大きな橋だった。
下の川は河底の岩盤が露出していてなかなかワイルドな風情だ。
橋のたもとに整備された駐車場に車を停めて近寄ってみよう。親柱や欄干はモルタル塗りだ。
橋の長さは31m。さすがにこの大径間を支えるために石積みアーチの縁のみコンクリートで補強してある。
おや、川の横に水路が作られていてアーチが親子になっているぞ。川の上流側で取水して別のところへ
水を送っているようだ。
この小アーチの方は補強もされておらず石積みがそのままでなかなかいい感じ!
よく見えるところがないかな。集落の道を歩いて川にアクセスできるところを探す。
これはなた豆だな。どうやって食べるのかな。。。
水路の横に下りられるところを見つけて橋にアプローチ。
輪石も橋の裏側も石だけで目地も補強もなく、アーチ構造によって支えられていることがよく分かる。
秋晴れの日に橋の下で石積みを愛でる、ゆかいなハイキング(笑)
国道に出て見ると二つのアーチがきれいに見えた。あぁいいなぁ!!人々の生活をこんな美しいアーチが
長年支えているのだ。
里の道を走りもう一つ、鹿生野(かしょの)橋にやってきた。
これは確かにアーチ橋なのだが、橋の側面がコンクリートで固められてしまっている。
橋の形とシンクロした欄干の扁平アーチの連続モチーフはリズミカルで小気味よい。
これら3つの橋はいずれも江戸時代の嘉永年間に作られた石橋。160年以上も昔に作られた橋が
今も現役で、しかも当時は車の通行など想像だにしていなかったにも関わらず、それに耐え
びくともしないなんて、アーチという構造、そしてそれを施工した石工の技術の高さには驚くばかりである。
マップによるとこの付近には滑川橋と夕尺橋というのもあるらしいのだが見当たらず、少し引き返して
みたけど見つからなかった。今検索して見たらかなり小さな橋のようで、見つけられなかったのも
仕方ないな。。。
続く。
ANAのパックで伊丹から熊本へひとっ飛び。今回も空港からレンタカーで、向かうは通潤橋だ!
通潤橋も昔からずっと行きたいなぁと思っていた。熊本にはこれまで結構来ているが、通潤橋は空港から
宮崎寄りの方向にあり、まちとは逆方向なのでこれまでなかなか「ついで」では行けなかった。
それで今回は最初にそこを目指すことにしたのだ。
震災でまだあちこちの道路が寸断されており、路面にできた段差は応急措置だが走れるだけありがたい。
深い山の中の道かと思っていたが、高原のような緩やかな丘の道が多く、ドライブは快適!
ゆっくり1時間ほど走って、国道445号に出てきたあたり、前回も活躍した石橋マップによると
いくつか石橋があるらしい。メインに行く前に小手調べといこう。案内表示があるかな。。。
あっ、あった。「立野橋」の名が書かれた小さな緑色の表示板。しかし一見したところ石橋は見当たらない。
車を停めて小川の方へあぜ道を降りて行こう。川のほとりにも同じ緑色の表示板が立てられているが、、、
???どこのこと???
キョロキョロ見回し、川を覗き込み、用水路も覗き込み、、、橋はいったいどこにある??
見つからないのであきらめて戻ろうかと思いかけて、最後に田んぼのほうへ降りてみたら、、、
これだ!!確かに石橋だ。しかしどちらかいうと用水路のトンネルっぽい。いや、この上には細い
水路が通っているのだ。そうすると水路橋か。水路を立体交差させるための石橋なのである。
しかし立派な壁石積みや、袖石垣まで見事なものである。逆光が半端ないが・・・(汗)
この橋の上には「日向往還道標」と彫られた石標があった。水路だけでなく人が行き来していた道だったのか。
いやはや、この隠れ石橋、素敵なロケーションとユニークな構造じゃないの。ん~面白い!
石橋めぐり、どんどん行こう!!
前回天草の旅の時にTさんが観光協会から取り寄せておいてくれた石橋マップはかなり小さな石橋まで
載っていて、この近くに石橋あるかな~、と調べるのにとても重宝するのだが、詳しい場所まではさすがに
載っていない。だいたいのアタリをつけて、あとは現地でキョロキョロ探すしかない。
これが宝探しのようでとっても楽しいのだ(笑)。
次の金内橋は比較的楽に見つかった。国道から集落へと渡るこの橋は車も通れる大きな橋だった。
下の川は河底の岩盤が露出していてなかなかワイルドな風情だ。
橋のたもとに整備された駐車場に車を停めて近寄ってみよう。親柱や欄干はモルタル塗りだ。
橋の長さは31m。さすがにこの大径間を支えるために石積みアーチの縁のみコンクリートで補強してある。
おや、川の横に水路が作られていてアーチが親子になっているぞ。川の上流側で取水して別のところへ
水を送っているようだ。
この小アーチの方は補強もされておらず石積みがそのままでなかなかいい感じ!
よく見えるところがないかな。集落の道を歩いて川にアクセスできるところを探す。
これはなた豆だな。どうやって食べるのかな。。。
水路の横に下りられるところを見つけて橋にアプローチ。
輪石も橋の裏側も石だけで目地も補強もなく、アーチ構造によって支えられていることがよく分かる。
秋晴れの日に橋の下で石積みを愛でる、ゆかいなハイキング(笑)
国道に出て見ると二つのアーチがきれいに見えた。あぁいいなぁ!!人々の生活をこんな美しいアーチが
長年支えているのだ。
里の道を走りもう一つ、鹿生野(かしょの)橋にやってきた。
これは確かにアーチ橋なのだが、橋の側面がコンクリートで固められてしまっている。
橋の形とシンクロした欄干の扁平アーチの連続モチーフはリズミカルで小気味よい。
これら3つの橋はいずれも江戸時代の嘉永年間に作られた石橋。160年以上も昔に作られた橋が
今も現役で、しかも当時は車の通行など想像だにしていなかったにも関わらず、それに耐え
びくともしないなんて、アーチという構造、そしてそれを施工した石工の技術の高さには驚くばかりである。
マップによるとこの付近には滑川橋と夕尺橋というのもあるらしいのだが見当たらず、少し引き返して
みたけど見つからなかった。今検索して見たらかなり小さな橋のようで、見つけられなかったのも
仕方ないな。。。
続く。