鹿児島の続き。
夜の間にかなり降って朝もまだ弱まる気配がない。こんなに降るなんて聞いてないよ!
今日は足を伸ばして山の中までドライブするつもりなのに、窓の外を見たらすっかり気持ちが萎えてしまい、
もうここでゆっくりしてそのまま川内へ戻ろうか・・・という思いが席巻してくる。
いやいや、せっかくここまで来たのだから今行っとかないと、今度いつ来れるかわからない。。。
快方に向かう気配のない天気に諦めをつけて、思い切って出発することに。
しび荘を出てまず向かうは、鶴の飛来地で有名な出水にほど近い湯川内温泉。そこはもう熊本県域である。
土砂降りの中を走るのは私ひとり。細い山道に他の車はほぼ見当たらない。心細いこと心細いこと・・・(汗)
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ようやく到着した山中の一軒宿、湯川内温泉かじか荘。うわぁ~~、雰囲気あるなぁ!
サスペンスが始まりそう(笑)。
ここに泊まることも考えたのだが、時間の都合で今回はしび荘にしたのだった。
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車が何台も停まっているところを見ると結構宿泊者がいるようだ。受付で立ち寄り入浴したい旨伝えると
気さくなおばちゃんが、こちらは初めてですか?と慣れたようす。2ヶ所の浴場があるという。
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ここが湯治客の宿泊棟だな。アパートのような雰囲気で長期滞在が多そうだ。
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その奥にあるトタン張り、アルミサッシの簡易な感じの建物が浴場。まぁこんなもんか。。。
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あまり期待もせずに暖簾をくぐった。脱衣所も割と近年やりかえたのだろう、古めかしさはなく
清潔で快適。
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浴室に入ってみると、天然石積みの壁と床が味わい深いなぁ!この石は建て替える前からのものだろうな。
・・・ん?何だこの浴槽は。浴槽の底の石がやたらくっきり見える。まるでお湯が入っていないみたいだ。
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水面が静かなせいか?ここではザバザバお湯が注いだりボコボコと湧き出したりしておらず、
底の石の間から時折プクプクと小さな空気の粒が上がってくるだけ。まさに足もと湧出でじわじわと
湧き出しているのだ。流れもなければ水紋すら立たない。
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鏡のように凪いだ水面に、屈折によって拡大された底の石が浮かび上がっている。
お湯の透明度も極めて高いのだろう。何だか神秘的・・・
この静けさを荒らすのが憚られ、そっと身を沈め、身動きひとつせずじっと浸かっている。
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ここも紫尾温泉と同じくPH9.4のアルカリ性。湯温が低いのでお湯と一体になる感覚。。。、
もうひとつの浴場は敷地のいちばん上手にある。すぐ後ろはもう山で、谷沿いに建つ簡易な小屋は
ちょっと危なそうな気も(汗)
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おぉ、こちらは鉄平石張りの壁が素敵だな!!梁を見ると建物はやはり比較的新しそう。
そして・・・ここでもまた、水面がまるでモニターのように、水底の石を映し出している。
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青みがかっているためにかろうじて水の存在が分かるが、角度によっては空っぽと見紛うくらい。
体温とほぼ同じ湯温なので肌感覚もまた、お湯の存在を忘れてしまいそうになる。。。ふぅ~~~
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敷地内には池と、プールと思しき構造物の名残があった。
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雨天も相まって、何だかちょっと恐ろしいほど神々しい温泉であった。
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まだまだ雨は止みそうもない。
続く。
夜の間にかなり降って朝もまだ弱まる気配がない。こんなに降るなんて聞いてないよ!
今日は足を伸ばして山の中までドライブするつもりなのに、窓の外を見たらすっかり気持ちが萎えてしまい、
もうここでゆっくりしてそのまま川内へ戻ろうか・・・という思いが席巻してくる。
いやいや、せっかくここまで来たのだから今行っとかないと、今度いつ来れるかわからない。。。
快方に向かう気配のない天気に諦めをつけて、思い切って出発することに。
しび荘を出てまず向かうは、鶴の飛来地で有名な出水にほど近い湯川内温泉。そこはもう熊本県域である。
土砂降りの中を走るのは私ひとり。細い山道に他の車はほぼ見当たらない。心細いこと心細いこと・・・(汗)

ようやく到着した山中の一軒宿、湯川内温泉かじか荘。うわぁ~~、雰囲気あるなぁ!
サスペンスが始まりそう(笑)。
ここに泊まることも考えたのだが、時間の都合で今回はしび荘にしたのだった。

車が何台も停まっているところを見ると結構宿泊者がいるようだ。受付で立ち寄り入浴したい旨伝えると
気さくなおばちゃんが、こちらは初めてですか?と慣れたようす。2ヶ所の浴場があるという。


ここが湯治客の宿泊棟だな。アパートのような雰囲気で長期滞在が多そうだ。

その奥にあるトタン張り、アルミサッシの簡易な感じの建物が浴場。まぁこんなもんか。。。

あまり期待もせずに暖簾をくぐった。脱衣所も割と近年やりかえたのだろう、古めかしさはなく
清潔で快適。


浴室に入ってみると、天然石積みの壁と床が味わい深いなぁ!この石は建て替える前からのものだろうな。
・・・ん?何だこの浴槽は。浴槽の底の石がやたらくっきり見える。まるでお湯が入っていないみたいだ。

水面が静かなせいか?ここではザバザバお湯が注いだりボコボコと湧き出したりしておらず、
底の石の間から時折プクプクと小さな空気の粒が上がってくるだけ。まさに足もと湧出でじわじわと
湧き出しているのだ。流れもなければ水紋すら立たない。

鏡のように凪いだ水面に、屈折によって拡大された底の石が浮かび上がっている。
お湯の透明度も極めて高いのだろう。何だか神秘的・・・
この静けさを荒らすのが憚られ、そっと身を沈め、身動きひとつせずじっと浸かっている。

ここも紫尾温泉と同じくPH9.4のアルカリ性。湯温が低いのでお湯と一体になる感覚。。。、
もうひとつの浴場は敷地のいちばん上手にある。すぐ後ろはもう山で、谷沿いに建つ簡易な小屋は
ちょっと危なそうな気も(汗)


おぉ、こちらは鉄平石張りの壁が素敵だな!!梁を見ると建物はやはり比較的新しそう。
そして・・・ここでもまた、水面がまるでモニターのように、水底の石を映し出している。

青みがかっているためにかろうじて水の存在が分かるが、角度によっては空っぽと見紛うくらい。
体温とほぼ同じ湯温なので肌感覚もまた、お湯の存在を忘れてしまいそうになる。。。ふぅ~~~

敷地内には池と、プールと思しき構造物の名残があった。

雨天も相まって、何だかちょっと恐ろしいほど神々しい温泉であった。


まだまだ雨は止みそうもない。
続く。