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Channel: まちかど逍遥
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名古屋ビルめぐり 企業ビルいろいろ

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名古屋の続き。

マップをたどって、中小企業ビルが並ぶ長者町あたりをうろうろ。


アパレル関係のビルのきれいな水色の小口タイル!!混ざり具合もいいなぁ~




こちらは商店街で見かけたグリーン系の小口タイル。


連続水平窓の中小ビルは70年代だろう。


こちらも水色系の小口タイルがびっしりと。鮮やかな色はこの時代の新製品だったに違いない。


こんな波板のアーケードの残るところもあり、レトロな雰囲気がそのまま今に残っている。


「長者町繊維街」の看板が延々と並ぶ。押しが強すぎる(笑)


放物アーチの連続するこのビルはさすがに戦前だろうな。
窓が割れ壁には落書き、テントは破れ・・・・痛々しい。一部の店はやっているようだが。。




このあたりは薬品メーカーが集まっているエリアのようだ。ノーシンビルディング。1階の窓の面格子が
クールだな!!


地下室のトップライトの丸いガラスブロックがぽこぽこしていてカワイイ~


愛知県産業貿易館のビルの駐車場の入口にあった満空表示板は、ネオン管でできている!
ネオン管ってもうほとんど見かけないが、曲げの制約があるため文字をデフォルメして表さねばならず、
しかも一筆書きにする必要がある。「満車」と「空」を切り替えるために、文字を前後に重ねてある。。。
その下の「駐車場」の文字ももう芸術の域じゃない!?ネオン職人のプライドが感じられるようだ。
今ならLEDなので表示器も薄いが、このアナログさが愛おしい(笑)

外堀通りに面した愛知県産業貿易館も、全面タイル使いのカッコイイビルだったが、建て替えのためか
すでに閉鎖されていた。今頃もう解体されているのだろうか?

名古屋城の外堀にかかる本町橋。


外堀にはかつて電車が走っていた。瀬戸電気鉄道、のちの名鉄瀬戸線は、瀬戸焼の産地からの貨物輸送の
ために、実業家らの出資によって開通。名古屋都心部への乗り入れにあたって名古屋城の外堀が利用された。
この狭い堀の中でも複線で、大津町、本町、堀川、という駅もあったらしい。堀川駅では荷物を船に積み替え
水運と連携を実現した。


本町橋の下はこんな狭いアーチのトンネルになっているため、複線の線路はいったん収束しなければならず
上下線のレールが入れ子になったガントレットという特殊な構造をとっていた。
当時の写真を載せている詳しいサイトがあった。→こちら

この外濠線は1976(昭和51)年に廃止されているので、もちろん私は電車がここを走って
いるのを見たことがなく、知りもしなかったのだが、もう十数年前に名古屋にほぼ初めて来たとき、
この外濠に電車の気配を感じたのを覚えている。

続く。

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