冨士屋ホテルに安く泊まれるプランを見つけたので、箱根へ行ってきた。天草の旅でもご一緒したTさんと。
ここのところ九州が多かったので久々の東への旅だ。
東へ行くとなると悩むのが交通機関。西へ向かう場合はフェリーでもLCCでもいろいろ安い手段があるのだが
東向きとなると高速バスを除けばほぼ新幹線しか選択肢がない。それが東行きを敬遠するゆえんでもある。。。
限られた時間と予算で何とか安くて面白いルートが組めないかと頭をひねってみたが、現実的には新幹線しか
ないという結論に至り(苦)・・・悔しいが往復新幹線で行くことにした。
静岡でこだまに乗り換え、小田原まで。途中富士吉田あたりで見事に晴れ渡った富士山を見ることができた。
箱根の山へ上る前に、東海道の宿場町だった小田原のまちを歩こう。
実はもうずいぶん前だが少しだけ小田原を歩いたことがある。その時は人に連れられて歩いたので
どこを歩いたのか全く覚えていない(汗)。そして駅前で入った居酒屋で、ガラガラなのに相席にされ、
結局食べ終わり店を出るまで、他のお客は誰も来なかったという、気分の悪い思い出があり(苦笑)
小田原にあまり良いイメージを持っていなかった(爆)。
事前に少しチェックしておいた近代建築を巡って歩く。まずはカトリック小田原教会。
分かりにくい路地裏にあったが、尖塔を目印にアクセス。
おお・・・!抜けるような青空を背景に、まるで絵のように、美しい教会が建っていた。
尖塔アーチの窓がいくつも並び、尖塔屋根とともに天を指しているかのようだ。
奥に見えるのは司祭館。
側面に入口があり、聖堂は入って右側だった。塔のある部分は祭壇ではなかったのか。
中に入ってびっくり。こんなドーム型に板の張られた天井は見たことがないかも!?
梁も小屋組みもなく、照明器具もぶら下がっておらず、広々として開放的な空間だ。
色ガラスが使われた窓から差し込む光で十分に明るい。机や椅子などはシンプル。
とても心落ち着く祈りの場だった。
こちらは岡本眼科医院。まちなかにこんなかわいい洋館が、とってもいい状態で、しかも現役の医院として
残っているなんて!こまめに手入れをされて大事に使われているのだろう。うれしいことだなぁ。
正三角形に近い玄関上の妻壁にはライオンの顔が。
隣が駐車場なので横からもよく見える。
表の1階建てが医院で奥の2階建ては住居だろう。全く同じ構成の屋根でライオンもいる。
ちなみに側面の妻壁にあるのはライオンの顔ではなく楕円形のメダイヨン。
そして小田原城大手門の近くにあるだるま料理店。この堂々たる唐破風の外観が敷居の高い料亭かと
思わせるが、ふらりと立ち寄りでお手ごろな定食や丼などを食べられる、とても身近な食事処なのである。
店は1893(明治26)年に創業。建物は関東大震災後に二代目がブリの大漁で得た潤沢な資金を
もとに再建したものだが、良質な材料が使われている。
昼食は別の店で食べるつもりでいたのだが、急遽こちらに変更。まちを一通り歩いたあとに戻ってみると
すごい行列が!!少し待って入ったが、待った甲斐があった!とてもおいしくてボリュームもあって
お手ごろ価格で、これだけのお客が詰め掛けるのも納得。
タイル敷きの土間に並べられたテーブル席は、大食堂といった趣だが、天井は折上げ格天井、
こんな三階菱の凝った意匠の建具や杉の薄板を網代に編んだ壁の腰張りなど、十分雰囲気がある。
一部には船底天井の座敷席もあり、床の間もちゃんとついている。
裏の入口は階上席の予約のお客さん用。
ガラス戸に顔を寄せて覗いてみると、階段があり靴脱ぎはモザイクタイルがみっしりと。
法事の会食と思しき人々が入って行かれた。
続く。
ここのところ九州が多かったので久々の東への旅だ。
東へ行くとなると悩むのが交通機関。西へ向かう場合はフェリーでもLCCでもいろいろ安い手段があるのだが
東向きとなると高速バスを除けばほぼ新幹線しか選択肢がない。それが東行きを敬遠するゆえんでもある。。。
限られた時間と予算で何とか安くて面白いルートが組めないかと頭をひねってみたが、現実的には新幹線しか
ないという結論に至り(苦)・・・悔しいが往復新幹線で行くことにした。
静岡でこだまに乗り換え、小田原まで。途中富士吉田あたりで見事に晴れ渡った富士山を見ることができた。
箱根の山へ上る前に、東海道の宿場町だった小田原のまちを歩こう。
実はもうずいぶん前だが少しだけ小田原を歩いたことがある。その時は人に連れられて歩いたので
どこを歩いたのか全く覚えていない(汗)。そして駅前で入った居酒屋で、ガラガラなのに相席にされ、
結局食べ終わり店を出るまで、他のお客は誰も来なかったという、気分の悪い思い出があり(苦笑)
小田原にあまり良いイメージを持っていなかった(爆)。
事前に少しチェックしておいた近代建築を巡って歩く。まずはカトリック小田原教会。
分かりにくい路地裏にあったが、尖塔を目印にアクセス。
おお・・・!抜けるような青空を背景に、まるで絵のように、美しい教会が建っていた。
尖塔アーチの窓がいくつも並び、尖塔屋根とともに天を指しているかのようだ。
奥に見えるのは司祭館。
側面に入口があり、聖堂は入って右側だった。塔のある部分は祭壇ではなかったのか。
中に入ってびっくり。こんなドーム型に板の張られた天井は見たことがないかも!?
梁も小屋組みもなく、照明器具もぶら下がっておらず、広々として開放的な空間だ。
色ガラスが使われた窓から差し込む光で十分に明るい。机や椅子などはシンプル。
とても心落ち着く祈りの場だった。
こちらは岡本眼科医院。まちなかにこんなかわいい洋館が、とってもいい状態で、しかも現役の医院として
残っているなんて!こまめに手入れをされて大事に使われているのだろう。うれしいことだなぁ。
正三角形に近い玄関上の妻壁にはライオンの顔が。
隣が駐車場なので横からもよく見える。
表の1階建てが医院で奥の2階建ては住居だろう。全く同じ構成の屋根でライオンもいる。
ちなみに側面の妻壁にあるのはライオンの顔ではなく楕円形のメダイヨン。
そして小田原城大手門の近くにあるだるま料理店。この堂々たる唐破風の外観が敷居の高い料亭かと
思わせるが、ふらりと立ち寄りでお手ごろな定食や丼などを食べられる、とても身近な食事処なのである。
店は1893(明治26)年に創業。建物は関東大震災後に二代目がブリの大漁で得た潤沢な資金を
もとに再建したものだが、良質な材料が使われている。
昼食は別の店で食べるつもりでいたのだが、急遽こちらに変更。まちを一通り歩いたあとに戻ってみると
すごい行列が!!少し待って入ったが、待った甲斐があった!とてもおいしくてボリュームもあって
お手ごろ価格で、これだけのお客が詰め掛けるのも納得。
タイル敷きの土間に並べられたテーブル席は、大食堂といった趣だが、天井は折上げ格天井、
こんな三階菱の凝った意匠の建具や杉の薄板を網代に編んだ壁の腰張りなど、十分雰囲気がある。
一部には船底天井の座敷席もあり、床の間もちゃんとついている。
裏の入口は階上席の予約のお客さん用。
ガラス戸に顔を寄せて覗いてみると、階段があり靴脱ぎはモザイクタイルがみっしりと。
法事の会食と思しき人々が入って行かれた。
続く。