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Channel: まちかど逍遥
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花蓮の夜歩き(台湾)

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台湾続き。

普快列車で到着した台東。今回、ここでは乗り継ぎのみ。
それにしても、駅のホームの造りもさっきまでのローカル駅とあまり変わらない。
一緒に乗ってきた団体さんは、ここで自強号に乗り替えて高雄へ戻る日帰りツアーのようだ。

花蓮までの座席指定を取りにいったん改札を出る。待合室にはまぁまぁ人がいたものの、駅前風景はこんな感じ。
今の台東駅はもともと市街地にあった旧駅を廃して1982年に郊外に設置されたもの。
すでに30年経つと言うのにこの寂しさと言ったら。もし台東が目的地だったなら恐ろしく不安になりそうだ。


ここから花蓮までは自強号でも2時間40分かかる。売店で駅弁とお茶を買っておこう。
さすがに自強号はお客がいっぱいで、席もぎりぎり取れた感じ。よかったぁ〜


隣の席にも人がいるのでうろつきもできず、おとなしく遅い昼食を食べる。

あっ、駅弁売りのおねえちゃんがいる。ここで買えばよかったな!


雨は降り続いている。山は白く霞み、もはや少しの晴れ間もなくなった。
まぁ、窓の開かない自強号の旅だから、雨の風景もまたよし。・・・・しかし冷房が寒い。。。


夕方5時半、花蓮到着。朝8時に高雄を出てからほぼ丸一日乗り鉄だった。
さすがに花蓮駅はにぎやか!少し前に着いた太魯閣(タロコ)号も停まっていて写真を撮る人も多数。
あぁ、ターミナルはこれでなくっちゃ!


花蓮駅も台東と同じくもとは市街地にあった。1979年に作られた現在の花蓮駅前は台東に比べれば
賑やかだが、いまだ旧駅周辺の方がまちの中心であることは否めない。
花蓮には2連泊する予定。旧駅付近に宿をとり、日暮れから夕食探しを兼ねて散策しよう。

宿から市場が近い。今は閉まっているが朝は賑やかなんだろうな。おや、この市場は川の上にあるぞ。
水上ビルみたいだ。


ここが旧花蓮駅跡だな。広大だっただろう構内の敷地は意外にも、いまだガランとした空地が多い。
建物の残るエリアは「東線鉄道遺跡−旧工務段、警務段文化園区」としてちゃんと整備されていた。


旧駅に至る線路は繁華街の中を貫いており、廃線跡の敷地はすでに商店などが建っていたり
遊歩道になっている。


おしゃれな店が並ぶ遊歩道には、本物のレールが埋め込まれ、蒸気機関車のミニチュアや鉄道をモチーフ
としたオブジェなどがそこここに配されている。踏切跡も現役時代を彷彿とさせる。


町はずれに防空壕が残され説明板が設置されていた。防空壕というのは日本時代特有のものらしい。へぇ〜

花蓮の夜は長い。結構遅くまでお店が開いているし明るいので、まちの中心部だけなら夕方からでも
かなりつぶさに見て回ることができる。歩き疲れたら夜市で雪花氷を食べて・・・と。

そろそろ宿に戻ろうと思ったら、なんだこれ!?社宅?きれいになっているようだが。。。


板塀に囲まれているのでどこかよく見えるところはないかとぐるりと回り込んだら、、、うわっ!
こんなのがあった!花蓮旧酒廠らしい。

明日明るいときに見に来なければ!

続く。

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