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Channel: まちかど逍遥
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佐賀~長崎の旅 雲仙のタイル

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長崎の続き。

今日の宿は再びの雲仙観光ホテル。前回に行った時は長崎空港から公共のバスを乗り継いで行ったのだが、
山の上まで3時間近くかかってしまった。
雲仙観光ホテルでは1日1本空港から送迎バスを走らせており、宿泊者は無料で乗ることができる。
しかも諫早駅以外経由地はなく直行するので所要時間も短く、往復を考えればこれはかなり価値がある。
今度行くときは絶対これを使おうと思っていた。そのために松浦鉄道の途中下車も佐世保での散策も
あきらめて早々と諫早に駆けつけたのだ(苦笑)。


大改修工事中の諫早駅西口でピックアップしてくれた送迎マイクロバスは、運転手さんが車窓案内までしてくれる
ホスピタリティーの高さ。あれが内村航平の実家のスポーツクラブです、とか(笑)


風景のいいスポットではあれが橘湾、あれが普賢岳、あれは景観資産になっている棚田、とか、
長崎県はジャガイモの生産が北海道に次いで2位です、という豆知識まで。とても勉強になるね~


前回はとっぷりと日が暮れてからの道のりで、風景を楽しむのはおろか、いったいどこを走っているのか
全く分からないまま気がついたらホテルに到着していたが、今回は諫早駅から1時間あまりの
移動時間中、居眠りすることもなく楽しく快適にホテルまで行くことができた。


やっぱり素敵な雲仙観光ホテル。二度目なので館内散策は省略して、荷物を置いたら明るいうちに行動しよう。




まず向かったのは地獄。デートの待ち合わせ場所に行くようにウキウキしながら(笑)散策路を行く。


うぉ~!やっぱりいいねぇ!私は地獄大好きなんである(笑)。
噴火口のように山肌から直接高温の温泉が沸いていて、岩場からもうもうと渦巻く湯けむりは
地球の息吹そのものだ!!湯けむりに巻かれると巨大な地球のパワーを全身で吸収できるような気がする。


地獄の後は、極楽へ。またまた出ました、九州八十八湯めぐりの湯。
有明ホテルは「ありあけ」ではなく「ゆうめい」ホテルと読む。創業明治37年、雲仙温泉の老舗ホテルだ。


六角形のエントランスホールのフロントで立ち寄り湯の受付を済ませ、エレベーターで階下へ。
敷地に傾斜があるためフロントは2階にあたるらしい。




浴室を覗くと、おおーっ!壁に大きなタイル絵が!これは有田焼だな。


うわぁ~、これは見事だ。透明感のある素地に上品な色合いで絵付けされたタイルには、
出島の風景だろうか、オランダ人と日本人が入り混じり商売をしている様子がいきいきと
描かれている。
帽子をかぶりマントに身を包んだオランダ人の親子連れ、洋犬を連れた夫人の服装は華やか。
地元の女性たちは驚きながら迎えているのだろうか。当時の風俗が生き生きと描かれた大作。


いつのものなんだろう。もちろん開業当時のものではないだろうが、ここ最近のものではない。


フロントで聞いてみたが、改修もされているし途中で経営が変わったとかで、わかる人はいないようだ。


ちなみに温泉もさすがに極上!他にお客がおらず貸切状態の浴室でタイル絵をじっくり鑑賞しながら
ゆったり酸性のお湯に浸かる・・・ん~極楽。


続く

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