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Channel: まちかど逍遥
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佐賀~長崎の旅 松浦鉄道に乗ってきた(1)

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武雄温泉からの続き。

列車の出発時間の10分前と気づいて慌ててチェックアウト。ホテルが駅近なので助かる(苦笑)

有田まで早岐行きの普通列車に乗る。途中の駅はいずれも木部を黒のペンキで塗ってあるのでシュッとした
イメージになっているが、古い木造駅舎だ。前回来たときは上有田駅だけ見たが、上有田のまちで沈没してしまい、
この区間を通ったのは夜8時頃。真っ暗で何も見えなかった(苦笑)。
これは永尾駅。色が変なのは列車の窓ガラスのせい。UVガラスなのか遮熱ガラスなのかわからないが
新しい車両にはよく使われていて、車窓風景が変色するのが困る。窓も開けられないし。。。


これは三間坂駅。古い駅舎が大事に使い続けられていてうれしいな!


有田駅に到着。ホームを移動して松浦鉄道に乗り換えよう。今回はこの松浦鉄道に乗るのが目的の一つだ。


有田駅には広い貨物ヤードがあり、貨物用ホームと上家も残っている。国鉄コンテナの褪せた黄緑色。
現在はオフレールステーションになっているということだが、かつてはこの貨物駅から列車で全国へ
有田焼製品を発送していたのだろう。


レールの間に生えた草が風になびいている。あぁ~いいなぁ。。


ポツンと停まっている松浦鉄道の一両だけの列車に乗り込み、運転士さんから一日券を買って、さぁ出発。
松浦鉄道は国鉄松浦線を引き継いだ第三セクター鉄道。しかし元をたどれば民間の鉄道として
作られた区間が多い。有田~伊万里間は伊万里鉄道として1898(明治31)年に開業した。

田畑の中を少し走っては停まり、少し走っては停まり、なかなか進まない。
これはもうバスみたいなものだ(笑)。3セクになってから駅が増設されたのだろう。


それでも風景は爽やか、時々木造駅舎があるし退屈はしない。伊万里までの20分余りはあっという間だった。





伊万里も有田同様世界に名の知れた焼き物の町。しかし駅前は再開発したのか、新しい駅ビルの周りは
広々としたロータリーになっていて、寂しい寂しい。。。駅前はもっと雑多な感じであってほしいなぁ〜

乗り継ぎの時間が少しあったので、伊万里の町をかけ足で回ってみた。


商店の柱に焼き物のカケラがみっしりと。これはなかなか素敵なモザイクだ。


伊万里のメイン商店街を歩いてみたが、古い建物はいくつかあったが、特に面白いものは見つからず。




朝早いのでお店もまだ開いていないのだろうが、名前の知名度の割にまちはちょっと寂しい印象。。。
それとももっと他に観光の中心スポットがあったのだろうか。


「石敢當」「石敢当」というのは沖縄でT字路の正面によくある魔よけの石碑だが、佐賀にもあったのか。
しかし石敢「塔」というバージョンは初めて見た。。


うわっ、このベンチかわいい~!こういう手作りっぽいかわいさについつい惹かれてしまう昭和の人間(笑)


伊万里駅のホームの舗装は伊万里焼のカケラがいっぱい入っていた。単なる廃物利用なのかもしれないが
こんなところに個性が。


続く。

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