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台中港の貨物線と木造駅舎(台湾)

台湾続き。

台北機廠の敷地を回りこんでさらに歩いていくと公園になっていた。おや、古い建物が。
台北機廠の一部がもうすでに活用されているのかな!?
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うわっ、なんかすごい規模だぞ。なんだこれは?
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「松山文創園区」。元たばこ工場らしい。
木造の小ぶりな建物の横に作業場のような切妻型の建物、煙突のある大きな倉庫、そして
学校か役所かと思わせるような、延々と壁が続く巨大な建物。広い中庭には噴水がある。
これらの建物群を、丸ごと保存活用しようとしているのか!?何というスケール・・・
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中央の四角い建物の短辺で50mぐらいあるだろうか。使い切れないほどの広さだ。
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敷地内を歩いていくとさらに5棟の倉庫。そして裏手には事務所棟らしき建物が。これがとても素敵だ。
日本でも見かけるモダニズムが入った頃のデザイン。
ボーダータイルを水平にめぐらし、直線的でありながらもクラフト感のある、私の好きなタイプの建物。
ファサード中央の窓を見て!紀伊中ノ島駅を彷彿させる(こちらのほうが規模が大きいが)ラチス格子!
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う〜ん、素敵!

台北機廠を見ていたはずなのにいつの間に松山文創園区に入っていたのか?という謎はさておき、
あぁ台湾の「本気」を見せつけられた気がする。


翌日、高鉄(新幹線)で台中まで行き台鉄に乗り換え、台中港駅へ向かう。この駅は「港」という名を
持ちながら海からはずいぶん内陸にある。ここからまた海へ向けて貨物線が伸びているのだ。
ホームに降り立ち、貨物列車のいる駅風景をしばらく楽しんだあと、跨線橋を渡って改札口に向かうと、
いかにも場違いな客に職員さんは不思議そうな顔。高雄への移動を兼ねているのでスーツケース連れ
なのだ。。。何とか荷物を預かってもらうことに成功、身軽になって歩き出す。

貨物列車の時刻は一応本でチェックしていて、平日なので動いていると思うが、ほんとにその通りに
来るのかどうかはわからない。
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この貨物線では腕木式信号機が現役で使われている。

田んぼのあぜ道を通って線路ぎわに来た。あぁここで貨物列車が見れたら迫力あるなぁ〜!
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写真を撮っていると民家からおっちゃんが出てきて何か話しかけてきたが、私は中国語も台湾語も
(英語も・・・)全くできないので、貨物列車の運行状況を聞くこともできないのがなんとももどかしい。
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そろそろのはずなので踏切の音に耳を澄ましながらあぜ道で待つが、予定時刻を過ぎても踏み切りは
うんともすんとも言わない。今日は運休かなぁ、遅れてるのかなぁ。。。
次の移動の時間もあるのでじりじりと駅へ戻りながら、それでも頭の中ではアングルを考えながら。。。

一瞬、ほかのものに気を取られていたとき、、、ああーっ!!貨物列車がぁ〜〜!しまったぁ〜〜っ!
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いちばん間の悪いときに遭遇してしまった(涙)。橋の上とかなら良かったのにぃ〜

まぁ走ってるのを見れたからよしとするか。。。駅へ急ぎ、構内に停まった貨物列車を見よう。
ホキやワムのような貨車の後ろにジープとか救急車を積んだ編成が。軍用なんだろうか。
最後尾には客車?人運搬用の車両も。おもしろいなぁ。
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台中港駅、とても気に入った!


次に追分駅で下車。ここは海線と山線を直通できるデルタ線があり、追分という名前が相応しい。
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台鉄では現在、高架化、橋上駅化、バリアフリー化など、駅や線路の改修工事が急ピッチで進め
られていて、鉄道風景もどんどん変貌していってるのだが、この追分駅では構内踏切が健在だ!
うれしいなぁ〜
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各駅には「許願池」というのが必ずと言っていいほどある。改札口とは別に池へのアクセス路を設けて
あるところを見ると、列車に乗らなくてもこの池にお参りするためだけに駅に来る人もいるようだ。
女の子が熱心にお祈りしていた。文字から想像すると、許しを請う、懺悔する場所なのだろうか。
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日本の駅でも時々池を見かけるが(たいがい水が涸れているが)、あれも許願池なのだろうか。

こちらも木造駅舎の残る林鳳営駅。
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「空襲時期旅客疏散標示図」って、、、いつのだろう。まさか今も・・・?
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ほんとはあといくつか途中下車するつもりだったのだが、疲れてきたのでもう高雄へ直行する。

続く。

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