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Channel: まちかど逍遥
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大垣の郊外をめぐる その2

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大垣の続き。

墨俣からずーっとまっすぐ西へ走って養老鉄道の西大垣駅へ向かう。そのほんの直前、、、
あっ、あれは何だ??ストーップ!


うわぁ、この弾丸を束ねたような、アスパラガスのような形の親柱は・・・斬新だなぁ!
橋のたもとには黒い板壁の蔵がありなかなかいい感じ。この親柱の外側にもう一組の普通っぽい親柱がある。


「大垣市景観遺産」に登録されているらしくプレートがついていた。親柱の通常橋名が書かれている箇所は
欠き取ったようになっていて読めないが、プレートには「本町橋」とある。
大垣市のサイトによるとこの川は牛屋川と言い、本町橋は1935(昭和10)年頃に架けられたとか。

この親柱は本当に砲弾を組み合わせた形をデザインしたものという。いかにも戦前戦中のデザイン。。。

さてこちら、西大垣駅舎は、以前と変わらず木造のしっとり落ち着いた佇まいを見せていた。
あぁよかった。木製ラッチも健在である。


この古き良き日本の木造駅舎が、大垣駅のほんの隣にしっかり残っている。うれしいね!


養老鉄道のあずき色の丸っこい車両も変わっていない。ラッピングやら萌えキャラによる集客花盛りだが
世間に媚びない姿勢を貫いてほしいなぁ~


ここからまた北へ。レンガ造のイビデン西大垣変電所が遠巻きに見えてきた。


ぐるっと回り込んだら、おお、こんな近くから見えるのか。1921(大正10)年の建物だが
イビデンのエネルギー関係をコントロールする集中センターとして使われているという。


JR線を越えてさらに北へ。三甲テキスタイルの工場内にある建物二つ。立入には守衛室に声を
かけるよう書いてあるが誰もいない。仕方ないので門の付近からささっと見学。


事務所と見える白い洋館は入口ひさしの持ち送りがゴージャス!曲線的なひさしは唐破風をイメージ!?


こちらは倉庫だな。レンガ造だが、隅の部分の柱は末広がりでいかにもどっしりしている。
事務所も倉庫も1914(大正3)年頃の建物とか。


小腹が空いたのでもう少し北へ走り、「CAFEこやぎのおうち」へ。田んぼの中に唐突に現れた
このカフェは、奈良の布穀薗(ふこくえん)と同じくお屋敷の長屋門を利用してあり、建物は元庄屋だそうだ。


窓辺の席でおしゃれなケーキを。おいしい~~


お庭越しに見えた母屋は布穀薗ほど立派なものではないが、入口の戸はちょっとかわいいデザイン。
お店の方に声をかけたら、その方が今も住まわれているとか。犬がこちらを覗いていた。カワイイ!


さあこれで大垣駅を中心にぐるりと四方をめぐったことになる。
大垣へ戻って車を返し、最後の〆は都湯へ!!お土産を探すというmayumamaさんとしばし別行動。


中は期待通りの空間。木の扉のロッカー、丸い籐かご・・・うれしくなるね!!


戸が開いたら外から丸見えになりそうな、このゆるーい仕切り感。開放的でいいね~(笑)
トイレを借りたら、外だった(2つ上の写真の右端)。う~む、レトロ~


笠原で見てきた玉石タイルも足もとにみっしりと。脱衣所の中に池(?)があるのには驚いた。
浴室の壁には見事なタイルモザイクが。

いや~、この旅の終わりにふさわしいお風呂屋だったな!

終わり。

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