大牟田続き。
旧三井港倶楽部から少し走ると三池港。昨年末雲仙からの帰りに、本当はここへ入りたかったのだ。
さて、炭鉱全盛期には内陸部の炭鉱からの積み出しの大拠点であった三池港。
もともとは大牟田川の河口から小型船でチマチマ石炭の運搬を行っていたがあまりに効率が悪いため
遠浅の海をせき止め掘削し、三池港の築港が行われたのである。
「ハチドリ」型をした三池港の、尾っぽの付け根部分に、三池港閘門がある。
閘門と言えば、毛馬や尼崎や道頓堀の閘門など、船で通過したことがある。
これまで閘門は川と海など高低差のある水面で船を行き来させるためのものだと思っていたが、
この閘門は、大型船舶を着岸させるため、というか満潮の時に入った大型船が干潮になったときに
座礁しないように、水門を閉めて水深を保つためのものなんだとか。造船所のドライドックと逆だな。
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通常一般公開しておらず、もちろんこの日は入れなかった。。。柵の外からは、しゃれた妻飾りをもつ
木造の機械室(?)と、巻上げ機だろうか、ずらりと並んだ歯車しか見えなかった。
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遠目で見てもどこが水門なのか・・・今は開放した状態で側壁にへばりついているようだ。
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黄色いクレーンが写っているのは、クレーン船大金剛丸である。1905(明治38)年に中古で
購入されたイギリス製。何と今も現役で働いているのだとか!!
これが島原からのフェリーが到着する港である。
昨年末の時点ではは確か「島鉄高速船」だったが、今検索してみると島原鉄道は事業廃止し、
やまさ海運というところが「三池島原ライン」として運行を引き継いだらしい。
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「めざせ世界遺産!!」の看板。このたび世界遺産登録勧告を受けた「明治日本の産業革命遺産」に三池港も含まれる。
港に面したところにはかつては建物が建ち並んでいたようで、レンガ塀が続いていた。
倒れ止めの控え壁が美しい。。。
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旧長崎税関三池税関支署。三池港開港と同時に開庁、外国船舶の通関手続を行っていた建物。
毎週日曜日が公開日らしく、うまい具合に見学することができた。
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きれいに改修され内部は展示スペースになっていた。
三池港の全盛期の写真や、築港時の資料などがたくさん展示され、どれも大変興味深い!
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港の岸壁は今は茫々たる空き地であるが、かつては貨物線の線路が束のように敷かれ、鉄道で運び込んだ
石炭を直接船に積み込むための設備が設けられていた。
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設計者の團琢磨と黒田恒馬の名を取って「ダンクロ・ローダー」と呼ばれた巨大な装置は、平成16年までは
現存していたらしいが解体されてしまった。。。
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これがあの三池港閘門の全容。巨大な扉が水面下に隠れているのだな。
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旧長崎税関三池税関支署の横に一部残され保存されている、貨物線の線路。
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道路の間に残っている築堤もかつての貨物線の軌道跡なのだろうか。。。
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世界遺産への登録がほぼ確実となって、三池港も今後ますます脚光を浴びることだろう。
続く。
旧三井港倶楽部から少し走ると三池港。昨年末雲仙からの帰りに、本当はここへ入りたかったのだ。
さて、炭鉱全盛期には内陸部の炭鉱からの積み出しの大拠点であった三池港。
もともとは大牟田川の河口から小型船でチマチマ石炭の運搬を行っていたがあまりに効率が悪いため
遠浅の海をせき止め掘削し、三池港の築港が行われたのである。
「ハチドリ」型をした三池港の、尾っぽの付け根部分に、三池港閘門がある。
閘門と言えば、毛馬や尼崎や道頓堀の閘門など、船で通過したことがある。
これまで閘門は川と海など高低差のある水面で船を行き来させるためのものだと思っていたが、
この閘門は、大型船舶を着岸させるため、というか満潮の時に入った大型船が干潮になったときに
座礁しないように、水門を閉めて水深を保つためのものなんだとか。造船所のドライドックと逆だな。
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通常一般公開しておらず、もちろんこの日は入れなかった。。。柵の外からは、しゃれた妻飾りをもつ
木造の機械室(?)と、巻上げ機だろうか、ずらりと並んだ歯車しか見えなかった。
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遠目で見てもどこが水門なのか・・・今は開放した状態で側壁にへばりついているようだ。
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黄色いクレーンが写っているのは、クレーン船大金剛丸である。1905(明治38)年に中古で
購入されたイギリス製。何と今も現役で働いているのだとか!!
これが島原からのフェリーが到着する港である。
昨年末の時点ではは確か「島鉄高速船」だったが、今検索してみると島原鉄道は事業廃止し、
やまさ海運というところが「三池島原ライン」として運行を引き継いだらしい。
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「めざせ世界遺産!!」の看板。このたび世界遺産登録勧告を受けた「明治日本の産業革命遺産」に三池港も含まれる。
港に面したところにはかつては建物が建ち並んでいたようで、レンガ塀が続いていた。
倒れ止めの控え壁が美しい。。。
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旧長崎税関三池税関支署。三池港開港と同時に開庁、外国船舶の通関手続を行っていた建物。
毎週日曜日が公開日らしく、うまい具合に見学することができた。
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きれいに改修され内部は展示スペースになっていた。
三池港の全盛期の写真や、築港時の資料などがたくさん展示され、どれも大変興味深い!
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港の岸壁は今は茫々たる空き地であるが、かつては貨物線の線路が束のように敷かれ、鉄道で運び込んだ
石炭を直接船に積み込むための設備が設けられていた。
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設計者の團琢磨と黒田恒馬の名を取って「ダンクロ・ローダー」と呼ばれた巨大な装置は、平成16年までは
現存していたらしいが解体されてしまった。。。
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これがあの三池港閘門の全容。巨大な扉が水面下に隠れているのだな。
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旧長崎税関三池税関支署の横に一部残され保存されている、貨物線の線路。
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道路の間に残っている築堤もかつての貨物線の軌道跡なのだろうか。。。
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世界遺産への登録がほぼ確実となって、三池港も今後ますます脚光を浴びることだろう。
続く。