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Channel: まちかど逍遥
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トワイライトエクスプレス

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今日は現場へ行く予定が会議で遅れ、11時半頃に会社を出て大阪駅へ向かったのだが、ちょうど
今日で最後となるトワイライトエクスプレスの出発時間じゃないの!
ということで、10番ホームへ行ってみた。(・・・確信犯?いやいや)


すでに入線している濃緑色の客車を大勢の人が取り囲んでいて、ホームを歩くのもなかなか思う方向に行けない。


老朽化したといえどもやはり風格があるな。
窓から客車内を見ると、プラチナチケットを手にした幸運な人々が旅の始まりを今か今かと待っている。
うらやましいなぁ。。。


大阪駅のホームで見る「札幌」の文字。一歩踏み込んだらそのまま北海道まで行けるんだ、というときめき。
LCCで2980円とかで気軽に行ける今じゃ、そんな憧れはあまり感じなくなってるんだろうな。。。


何年も前から一回乗ってみたいと思って、観光列車でも移動の足として使えないかと計画したこともあったが、
時間と費用の狭間で二の足を踏んでるうちに、廃止が決まり、JRが最後の書き入れ時と煽ったおかげで
もう全く手が届かなくなってしまった。。。こういうパターン、何度もあったな。




大きな音で汽笛一声のあと、ゆるりゆるりと動き出した車体。動き始めると早い。

古めかしく見えるトワイライトエクスプレスだが、実はそれほど古くなく、1989(平成元)年に運転開始
したというから、今年で26年目ということになる。
走った期間が比較的短いからか、観光列車だからか、それともにわかファンが多いからだろうか、
急行銀河の時などと比べると盛り上がりは少なく、出発もすんなり、あっさり 行ってしまった感じ。

あぁ、夜行列車の時代は終わった。憧れの対象となるような列車はもう大阪駅では見られなくなる。
というか、JRの各社を跨いで運行される列車は新幹線以外なくなって行く。寂しいなぁ。
2年後に「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」という豪華寝台列車が運行されるらしいが、
九州のななつ星と同様、現役世代の小市民など相手にしない、裕福なリタイア層向けの観光列車だろうから
興味が湧かない。あぁ、鉄道はどんどん身近でなくなっていく。

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