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Channel: まちかど逍遥
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喫茶バイパスと珈琲館玉一

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今日は久々にヒットな純喫茶を見つけた。
仕事で福島方面へ行ったときに聖天通商店街を歩くとレトロな純喫茶が目に付く。
今週末にでもお茶を飲みに来ようか。

「売れても占い」のコピーがユニークな聖天通商店街、活性化事例として結構昔から
注目されていた記憶があるが、昔ながらの素朴なお店もたくさんあるんだな。

一仕事終えるとちょうどお昼どき。そうだ、ランチしに入ろう。
聖天通商店街のいちばん西端の一見地味なビル、この1Fが喫茶店とは、来る時には
うかつにも気づかなかった。


喫茶バイパス。名前にも惹かれる。
一面ガラス窓だが外の光が反射して内部がよく見えない。。。しかし照明の感じはかなりレトロ。
よし、ここに入ろう。


ほぉ~~っ。
ガラス扉を押し開けた途端、カウンター上の「COFFEE」の文字が目に飛び込んで来た!
そこは洋食屋のような、食堂のような、、、広島駅前にあった純喫茶パールや神戸元町のEVIANを思い出した。

地元のおっちゃんたちが一人で来て新聞を読んでいる。お客は皆マスターと顔なじみみたいだ。



フルーツの乗ったサラダとゆで卵がセットになったエビピラフは、なんと、驚愕の450円!
お茶一杯の金額じゃないか~。しかも冷凍や業務用のチューブ入りではなさそうで、普通においしかった。

そんな激安なので長時間粘るのははばかられる。お茶を頼めばよいのだが、せっかくなので
もう1軒ハシゴしよう(笑)。

お勘定の時にママさんに聞いたら、1970年からやっているという。今年で44年。
まだまだこの雰囲気を保ち続けてほしいなぁ!

こちらも角地を占める珈琲館玉一。観葉植物の間からあめ色の空間が垣間見える。
二階はグループ席のようで結構な大バコ。


この置き看板が秀逸!
網目のように見える茶色の部分、なんか不思議なデザインと思ったら、文字になっているのだ。
読めるだろうか。


しばらく凝視して、左右に「珈琲」の文字、中央上に「喫茶」中央に玉一のマークと
下の行に「総本店」の文字が読み取れた。
看板の上の方は、「COFFEE」「TAMAICHI」「TEAROOM」と三行で。
素敵だなぁ!

中は割と新しくなっているが、雰囲気は抜群。


古いアンティークなレジスターが置いてある。マスター曰く、当時100万円(!?)したもので、
50台限定品なのだとか。ボタンが壊れてもう開かないが中にはお金が入ったままだそうだ。
さっきのバイパスにも同じレジがあったような気がする。

お店はもう80年やっているということだ。すごいな!

他にも間口の小さな隠れ家のような喫茶店がポツポツ。また探索に来よう。

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