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Channel: まちかど逍遥
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下山の鉄橋

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西舞鶴へは、前回は小浜線まわりで行き福知山線で帰ったのだが、大阪からだと乗り換え回数は多くても
京都経由で山陰線で行く方が時間的には早いらしい。
実は山陰線は亀岡から先綾部までの区間をこれまで乗った覚えがないので、ちょうどいい。
というわけで、八木、園部、日吉・・・初めての車窓風景を楽しむ。
ガタンガタン・・・おぉっと、鉄橋だ。すごく高い!

うわっ、これは!?
今渡っている橋の横に、古いレンガ積みの高い高い橋脚が立っている。その横にもう一本、ツタに
覆い尽くされた橋脚が。。。その向こうに集落が見える。思わず余部鉄橋と重なった。
列車は鉄橋を渡りきり、ほどなく下山駅に停車。下りよう!・・・しかし、そのあと西舞鶴へたどり着けるかな??
一瞬躊躇したが、行き違いのため○分まで停車します、とのアナウンスで次の列車を検索する余裕が生まれ、
3時半には西舞鶴にたどり着けることが分かったので、めでたく下車することに!


この地に縁もゆかりもない人間は生涯下車することなんてないだろうと思える駅で、ふらっと降りて
歩いていることが、これもまた縁だと感じる。


下山駅の駅前はいくつかの店舗が並んでいるものの大方は閉められひと気は感じられない。
理容院、美容院がなぜか4軒も並んでいるが、そのうち現役なのは1軒だけのようで、そこも
事前連絡が必要らしい。




駅は高いところにあり、坂道を下っていく途中で集落と水田が眼下に広がった。元は藁葺き屋根だったと
思われる急勾配屋根の民家もいくつか見える、静かな山里。


そして・・・来た!うわぁ、高い!!「高屋川橋りょう」と書かれている。下を流れるのが高屋川だろうが、
川を渡るというより、余部鉄橋と同様山から山へ渡る橋だ。
河原にいるおっちゃんと比べると高さが分かるだろうか。


レンガの橋脚もそびえている。おお〜〜っ、すごい光景。


橋脚は一部コンクリートや石を使ってあることが多いが、これはみごとに全部レンガ。
今の橋に架け替えられる前のもので、あと数本の橋脚があったはず。
いったいいつ作られ、いつから放置されているのだろう。検索してみたがわからない。


途中一度列車が通ったが、まわりの山に響き渡るほどのすごい音!!
これなら集落中の人が列車の到着を知るだろう(笑)。


青々した田んぼや民家とからめて撮ろうと思うのだが前に電柱や電線があるので苦労する。。。
あっちこっち、うろうろして写真を撮っていたら時間はあっという間に過ぎてしまった。


ガタンガタン・・・大きな響きをたてて福知山行きの列車がやってきた。
下山駅を出発して少し行った時、ガタンガタン・・・あっ、また鉄橋だ。そして、古いレンガの橋脚も!!
まるで鏡に写したように、下山駅を挟んで前後に同じような鉄橋と、古い橋脚があったのだ。
しかもこちらは橋脚は3本ぐらい見えた。あぁ、半分の時間はこちらを見に来ればよかったか。
いや・・・ちょっと遠いかな??機会があればこちらも訪れたい。


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