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Channel: まちかど逍遥
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六華苑を駆け足で。

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1月末に行った四日市の旅からもう4ヶ月経ってしまったが・・・ようやく最終回(汗)

阿下喜のまちを歩いたあと、三岐鉄道北勢線に乗る。


あっ。以前来たときシートにくるまれ改修予定と思われた車両が、これだな!
見事によみがえった。よかったね〜


途中で1〜2ヶ所途中下車してもいいなと思っていたが、三岐線と違って古い駅舎はなく、
歩き疲れていたこともあり結局西桑名まで乗り通してしまった。




桑名に着いたらまだ明るくもう少し時間があるので、六華苑を見に行くことにしよう。
バスの時刻を聞いてみるとだいぶ待たねばならず、それなら歩いて行く方が早い、と歩き出す。
このあたりか、と目星をつけて曲がってみると、水路際にレンガの小屋があった。


そして立派な門、塀、レンガの蔵・・・・


形は土蔵だがレンガ造。



しかし開いていない。それに洋館が見当たらない。

こちらへ歩いてきた人に尋ねてみた。「六華苑の入口ってどこでしょうか?」
「ん〜と、向こうの・・・・今からそっちの方へ行くので一緒に行きますか?」「えっほんとですか?」
上品な感じの男性はそこに停めてあった外車で川沿いにある六華苑の入口まで連れて行ってくれた。
こういう時、曲がりなりにも(笑)女二人でよかった。
「あ、もう閉まっていますね。どうされます?」「ちょっと外から見て適当に帰ります。ありがとうございました!」
なんて親切なんだろう。

六華苑の入場は4時までらしい。もう5時前。
門はすでに閉ざされていたが、揖斐川の土手道から塀越しに絵に描いたような洋館が見えた。うわぁ・・・

六華苑は二代目諸戸清六邸として1913(大正2)年に竣工。洋館、和館、日本庭園等からなる。
さっき見た蔵もその一部であろうか。洋館はジョサイア・コンドル設計の重要文化財。
諸戸家は「日本一の山林王」と呼ばれた一族であり、今も多くのグループ企業があるようで、
この近辺でも「諸戸○○」の看板をいくつか見かけた。

どこかもっとよく見えるところはないのかなぁ・・・と横の方へ回ってきたら、搬入口っぽい鉄柵の
扉があり、側面だが全景が見れた。あぁ、もう少し早ければなぁ。。。

柵越しに写真を撮っていたら中いた人がこっちを向いたので、ダメモトで聞いてみた。
「すみませーん、ちょっとだけ写真を撮らせてもらえないでしょうか。」
すると・・・扉の中へ入れてくれた!!ありがとう〜〜


おお〜〜っ、すごい!2階建ての建物から突き出す塔屋の高いこと。4階分もあるのだ。
この塔屋は揖斐川の流れを眺めるために作られたのだとか。

もう閉めて帰るところだろうから、邪魔にならないようにぱぱっと数枚写真を撮っただけで、
お礼を言って門を出る。いや〜、桑名の人はなんて親切なんだろう。
心が温かいまま桑名駅に戻り、yumeさんはJRで、私は近鉄で、それぞれ帰途についた。

六華苑公式サイトを見ると、六華苑は300円の入園料で見学することができる。
洋館も南側の芝生広場から見ればサンルームもあり玄関側とはだいぶ違った表情。
和館やお庭もゆっくり見たいし、是非再び訪れたいな!

充実した二日間の旅だった。yumeさん、ありがとう〜〜

冬の四日市へ。
閉まった!末広橋
三岐鉄道 平津駅で途中下車
三岐鉄道 保々駅の周りをうろつく
三岐鉄道 丹生川駅
三岐鉄道 東藤原で貨物三昧!
三岐鉄道 伊勢治田から阿下喜
六華苑を駆け足で






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