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Channel: まちかど逍遥
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宇野の三井造船 再び

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今年の夏に宇野の三井造船の進水式を見に行って気に入り、10月には尾道造船でも見てきた。
そして今回の三井造船の進水式は土曜日、しかも珍しいことに午後だという。
うまい具合に18きっぷのシーズン中とくればこれはもう行くしかない!

前回は相生〜岡山間で新幹線を使い、岡山からバスに乗ったが、今回は午後なので宇野まで
JRで18きっぷをフルに使用。大阪9時出発でも余裕〜
1時間近く前に現地に着いて、前回の教訓を生かし(笑)進水前の全景を見に行こう。


かつて船関係の仕事をしていたという近所のおっちゃんの話によると、昔の進水はもっと派手に
バッシャーンとやっていたのだが、その衝撃による津波で被害を受けてきた付近の沿岸住民から
苦情が出て、今ではあらかじめ半分水に浸かった状態から進水するのだという。

船台の下手に水門があり、それを閉めて水を抜いた状態で船を作り、進水前に水門を開けて
水を入れるのだとか。ははぁ、なるほど。ドック式と滑走式の折衷といったところか。
すでに半分浸かっているのをちょっと不思議に思っていたのだった。

おっちゃんの家の前だと、進水の状況を船の側面から眺められる。そっちのアングルもいいなぁ、
とかなり悩んだのだが・・・やっぱり近くで見る迫力を選択。20分前になったのでそろそろ行こう。


この日は晴天!66000tの巨体が青空に映える〜
おっちゃん曰く今はこのクラスがここで造られる最大級なのだとか。


うおぉぉ〜、デカイなぁ!
真横から全体を見るのもいいが、やっぱり船を真上に見上げるこの圧倒感には、代えがたい。




いよいよ、進水式が始まる・・・
船の腹の下にもぐりこんでストッパーを取り除いてゆく作業員さん。押しつぶされないかと
見ているこちらが恐ろしいが、本人たちはもう手慣れたもの。粛々と仕事を進めてゆく。


そして・・・


くす玉から撒かれた紙吹雪がキラキラと頭上を舞い、紙テープがゆっくりたなびき・・・
まるでビデオのスローモーションを見ているようで、一瞬夢の中にいる錯覚に陥ってしまう。。。


するすると海へ降りていった「CLIPPER EXCELSIOR」号。
確かに津波は起きなかったな。


沖で90度回転し全貌が明らかになった。意外と小回りが利くようだ。

ギャラリーは200人ぐらいだっただろうか、行きやすい時間帯だから少し多かったのかもしれない。
ちらほら聞こえてくる会話からは、結構あちこちの進水式を渡り歩いている人がいるようだ。
やはり一度見るとくせになるんだな。私もまた行こう。


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