Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

岩沼をうろつく (仙台の旅)

$
0
0
最近更新が滞っている。
気にはなっているのだが、どうも書きたいというネタに出会わないのである。。。
季節的になのか、仕事の忙しさからくるのか、アンテナが鈍りすべてが面倒になってしまうことが
時々ある。前のネタを書こうと思ってもそんな時はなかなか文章も書けないのだ。。。
まぁそんな精神状態の中、仙台に行ったときの最後の記事をなんとか無理やりアップする(苦笑)。

仙台からの帰り空港へ向かう前に、少し通り過ぎて岩沼というところに寄り道。
なぜここへ行ったかと言うと、ここから日本製紙岩沼工場への引込線が分岐しており、もちろん
貨物列車の出入りする時刻は分からないのだが、うまくいけば見れるかも、まぁ見れなくても
岩沼駅では貨物の匂いを味わえるだろう、と考えたのだ。それと、近代建築も少しあるようなので。

奥州街道の重要な宿場町であったらしく、道を歩いているととても立派な門構えの民家が並ぶ。
こんな石造りの蔵なども。




日本基督教団岩沼教会
尖頭アーチが印象的な石造風の建物。とんがり屋根は鐘楼だろうか。


幼稚園が併設されているので柵の外からしか見れなかったのと、手前に別の建物があって
主屋の妻側が隠れてしまっているのはちょっと残念。


この岩沼の町の中心部に竹駒神社(竹駒稲荷)がある。


縁起などは全然知らないし敷地もそれほど広くないが、この門の豪華さを見れば、この地方で
かなり重要な神社だろうなということは想像がつく。
帰ってからネットで調べてみると、東北地方では前日に行った塩竈神社と並ぶ有名どころらしい。
また日本三大稲荷の一つなのだとか。


その竹駒神社の一角にあるのが、この竹駒神社馬事博物館である。


竹駒神社周辺ではかつて馬市が開かれ馬の集散地であったことから、馬に関する資料を集めた
博物館として1938(昭和13)年に建てられた。「竹駒」の名はもともと「武隈」だったらしいが
馬市が先か竹駒の名が先か、興味深いところである。


全体的には瓦屋根の載った和風のフォルムだが、上下窓やタイル貼りなど洋館風で、RC造だろう。
垂木や懸魚もコンクリートで作られている。


屋根の上の鴟尾(しび)がおもしろい。これはどう見ても馬じゃないか!!
この建物の設計者は検索してもどうもよくわからないが、こういうところにセンスを感じる。


時間が許せば日本製紙の工場の方まで行ってみようかと思っていたが、建築をふたつ見るだけで
もう全然時間がなくなった。ちょっとだけ近寄ってみようかと一瞬思ったが、きっぱり諦めて正解。
竹駒神社から駅まで結構遠くて10分歩いてもまだ着かず、途中で焦って走ったぐらい。
電車に乗り遅れたら飛行機に遅れるところだった。。。


広々とした岩沼駅構内。停まっているコンテナ貨車と空のコキしか見れなかったけど、貨物駅の
匂いは感じられたので、まぁよかった。


ということでピーチのセールチケットでの仙台旅は終わり。往復飛行機と宿代あわせて約1万円と
思ったらかなり楽しめた旅だったな!ピーチのおかげで東北も近くなった気がする。また来よう!!



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles